漢字で権萃と書いて「ごんずい」と読みますが、知らないと読めませんね(ミツバウツギ科ミツバウツギ属)。落葉広葉樹の小高木で雑木林などの縁などでよく見かけます。
春に咲く花はほとんど目を引きませんが秋になると赤い果実を着け、この果実が熟すと果皮が裂けて中から黒い種子が顔を覗かせ「ここに権萃あり」と知らせてくれます。
不思議な名前ですが、由来は魚の権瑞(ごんずい。樹木の権萃とはズイの文字が異なる)同様「役に立たないことから付けられた」ほか数説あるようで、判然とはいたしません。
念のために魚の権瑞を調べてみたところ「毒針のせいで嫌われるが、毒針さえ取り除けば白身の非常に美味な魚肉であり、味噌汁や煮物、天ぷらや蒲焼などで食される」(Wikipedia)と書かれておりましたので、こちらは役に立たない魚と云うことではないようです。
ちなみに、植物のウツギ科のウツギは空木と書き、幹が中空であることからの命名ですので、植物の権萃は用材として役に立たないのはほぼ間違いなないものと思われます。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月16日に撮影した写真を6点掲載しております。厳しい残暑が続く中ですが、稲刈りが始まった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
blog「恩田の森Now」
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/33828ee570a377d81ffa579b09dbbdad
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
#権萃 #ごんずい(植物) #ミツバウツギ科ミツバウツギ属 #落葉広葉樹 #小高木 #秋の果実が美しい #赤い果皮に黒い種