唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
初冬の森と空
森の上の方しかお見せできないのには訳があるのですが、それについてはまた別の機会に。今日は、初冬だと云うのにこの森の大部分が青々としていることいついてちょっとだけ考えてみたいのです。専門知識など聞きかじった耳かき一つ分程もない郷秋<Gauche>の見立てですので当たっているかどうかまったく心許ないのではありますが・・・
この山も50年前まではクヌギとコナラを中心とした立派な薪炭林であったのだと思いますが、石油とガスとが薪と炭に取って変わって以来手入れをされなくなった雑木林は竹に侵食されやがて竹山への変わっていったのです。だから冬になっても山は青々としている訳ですね。わずかに残った数本のクヌギだかコナラの木の葉だけが黄葉しておりますが、一年中茂る竹の葉に陽の光を遮られたクヌギとコナラは遠からず姿を消す運命であるように思えます。
その竹林も、かつては笊などの竹細工の材料を取るための大切なものだったはずですが、今では竹細工をする職人も少なくなり、竹林の手入れもされずに放置されたままとなっております。里山は雑木林にせよ竹林にせよ、人間の手が入ってこそ有用な山となるのですが、今ではその手入れの技を持っている人も少なくなってしまったようです。
横浜市などは独自の「緑税」を徴収し、里地・里山の保護に乗り出してはおりますが荒れ、失われるスピードに保護が追いついていないように思えてなりません。ほんのわずかな税率の「緑税」。個人的には2倍にしてでも健全な里地・里山を残すことができるのならばそれも良いのではないかと思うのですが・・・
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#里地里山 #荒れる雑木林 #竹が雑木林へ侵入 #里山の保護 #自然保護に対する行政の役割
skillとsensitivity
skillは技能、sensitivityは感受性。技能は習得した技術のことであり、あくまでも後天的なもの。対する感受性の多くは先天的なもの。後天的なものは本人の努力次第でどれほどでも獲得が可能だが、感受性は先に書いた通り先天的な要素が大きいから本人の努力によって大きく伸びるものではない。でも、まったく伸びないと云うものでもなく、本人の努力によって、持って生まれたものを研ぎ澄ますことはできる(はずだ)。
物事の表現においてはskillとsensitivityとを併せ持っていれば申し分なのだが、どちらがより重要かと云えば、それは間違いなくsensitivityである。skill をsensitivityでカバーすることはできるが、sensitivityをskillでカバーすることはできない。一見カバーできたように見えてもそれは優れた感受性を持つ人の目や耳を誤魔化すことはできない。それは安物のメッキでしかないのだ。
唯一の救いは、持って生まれた感受性にもそれなりに磨きをかけることができることだ。持っていないことを嘆いても仕方がない。せめて持っているものにできる限りの磨きをかけたいものである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、既に咲き始めている菜の花。横浜は暖かいのだ。
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#skill #技能 #sensitivity #感受性 #スキル #感受性 #感性
光る、枯れススキ
「おれは河原の枯れすすき 同じお前も枯れすすき どうせ二人はこの世では 花の咲かない枯れすすき……」(船頭小唄)と唄われ大正末期には大ヒット、同名の映画まで作られたと云う「枯れススキ」である。
一世紀も前の歌ですが、調べてみてみると野口雨情作詞、中山晋平作曲とのこと。それを知ると途端に格調高い名曲のように思えてくるから不思議です。もっとも郷秋<Gauche>が聴いて知っているのは1957年の映画「雨情物語」の主題歌として森繁久彌が歌ったものの方ですね、多分。ちなみに1974年に大ヒット、150万枚を売り上げ1975年オリコン年間ヒットチャート1位を記録した「昭和枯れすゝき」(さくらと一郎)とはまったくの別物です。
いや、こんなことを書きたかった訳じゃないのです。美しい「尾花」の時期を過ぎてもこうして近寄って撮ってみると「枯れススキも美しいじゃないか」と思って皆さんにもご覧いただきたかったのです。って、この写真を見た途端にくしゃみが出たのは郷秋<Gauche>だけではないですね、きっと。でもね、ススキの花粉が飛ぶのは8月から10月にかけてのことで今の時期に花粉は飛んでいないのです。それでもこの姿を見ると、やっぱりくしゃみが出ますよね。
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#イネ科ススキ属 #芒 #薄 #昭和枯れすゝき #船頭小唄 #森繁久彌 #野口雨情作詞 #中山晋平作曲
ホンダエンジン、F1最後のレースで勝利
2021年Formula One第22戦、最終戦でホンダのPU(エンジン)RA621Hを搭載したレッドブル・ホンダRB16Bを駆るマックス・フェルスタッペンが、最終周でルイス・ハミルトンをオーバーテイクするというドラマティックなレースを制してトップチェッカー。ホンダエンジンF1最後のレースを勝利で締めくくる。ドライバーのマックス・フェルスタッペンは初のF1シリーズチャンピョンとなったが、ホンダエンジン搭載マシンでのドライバーズ・チャンピョンは、かのアイルトン・セナ以来30年振り。本田宗一郎もアイルトン・セナも天国で観戦し、そして感涙に咽せたことだろう。おめでとうホンダ!そしてマックス・フェルスタッペン!
画像はwebCG https://www.webcg.net/articles/-/45584 からの転載です。レースの詳細は上記webCGでご確認ください。
と云う訳で今日の一枚は、優勝したマックス・フェルスタッペンでもレッドブル・ホンダRB16Bでもなく、このレースでF1ドライバーとしての20年の歴史を閉じるキミ・ライッコネン(出走回数歴代1位の349戦)がドライブするアルファロメオ・レーシングC41。
blog「恩田の森Now」に、昨日撮影した写真を5点掲載いたしております。初冬、絶好の散歩日和となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/6a48dffbebfe04f65033b41509610c6a
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#マックス・フェルスタッペン #レッドブル・ホンダ #RB16B # RA621H #ホンダF1撤退 #アイルトン・セナ #アルファロメオ・レーシングC41 #キミ・ライッコネン
年の瀬
年の瀬と云うには一週間ほど早い気もしますが、年末の一週間などあっという間に過ぎてしまいます。英語で云えば”end of the year”。単にその年の終わりということになるのだと思いますが、日本語の「師走」、さらに年末押し迫っての「年の瀬」には”end of the year”にはない、日本語ならでは微妙なニュアンスが含まれているように思えます。
我が家の玄関先のオレンジもすっかり色づきました。一つもいで食べてみようかしらん。まだ酸っぱいかなぁ・・・
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#十二月 #年末 #極月 #年の瀬
ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番 Op.96
ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番 Op.96。つまり「アメリカ」です。プロの演奏家の演奏を聴くのは二年ぶりでした。音楽は生で聴くに限ります。ほんと、良かったです。リクエストしていたプッチーニの「菊」も聴くことができましたし(^^) ありがとうございました。
比較的近い、地元とも云っても良い町田でのコンサートでしたが、コロナ以降一年振りに電車に乗って出かけました。町田は二年振りでしたが、車中と云い町田の商店街と云い、その賑わい人出にはびっくりしました、と云えばこの二年間郷秋<Gauche>がどんな隠遁生活を送っているのかお分かりいただけるでしょうか。
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#コンサート #生演奏 #ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番Op.96 #ドヴォルザーク #弦楽四重奏曲アメリカ #コロナ禍下のコンサート
ブーゲンビリア
昨日は、北国では春の花、暖地では冬の花である水仙をご覧いただきましたが、今日は熱帯の花、ブーゲンビリア。原産地は中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林ですが、日本でも冬季のみ温室や室内に避難させてあげれば美しい花を咲かせてくれます。
我が家でも5月頃から10月末まではバルコニーに出しっぱなしですが、さすがに冬の間は室内に入れております。二、三年前に大きな鉢に植え替えたらどんどん大きくなって私の背丈を越える程なり、今年も美しい花を盛大に咲かせてくれております。
美しい「花」と書きましたが、花弁のように見えるマゼンタは実は苞葉、その中の蕊のように見えるのが蕾で、地味な白い花を咲かせます。
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#オシロイバナ科ブーゲンビリア族
師走の水仙
私は18の春に福島の片田舎から東京とは名ばかりの町田市にやってきました。水仙はチューリップとともに4月、5月に咲くものだと思っておりましたので、師走に訪れた鎌倉の寺々で水仙の花が美しく咲いているのをみてびっくり驚いたものでした。その水仙の花が、横浜の小さな里山の農家の庭先でも咲いている穏やかな師走です。
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#水仙 #春の花 #師走に咲く水仙
冬の散歩道
自分で「冬の散歩道」と書いておきながらなんですが、まだ葉っぱが残った枝がたくさんありますから「冬」じゃなくて「初冬」ですね。でもね、郷秋<Gauche>世代はついつい「冬の散歩道」と書きたくなってしまうのですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=I9A3JWacZAY
初めて聞いた高校生の時には何の疑問もこたなかったけれど、いまになってみると「冬の散歩道」と云う邦題が輪をかけている訳だが、何とまあ詩と旋律がチグハグだこと。まだ二十代半ばだと云うのにポール・サイモンはやたらと「分かった風」な、別の云い方をすればじじ臭い詩を書いて、それでいてリズムはロックにすり寄って。
八十になったポール・サイモがこの詩に今の自分に合う旋律を付けたものを聞いてみたいけれど、あの詩では恥ずかしくてとても書けないし歌えないかも知れないね。叶わぬ願いとは知りつつも、まさに「人生の冬」を迎えている彼が、いま書く詩で、いま描く旋律とリズムの「冬の散歩道」を聞いてみたい気がする。
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#サイモン&ガーファンクル #Simon & Garfunkel #冬の散歩道
木瓜の花
春の花だと云うのに、木瓜(ぼけ)の花が咲き始めておりました。 「呆け」や「惚け」ではなく木瓜です。実が瓜に似ていて木になるので木瓜「もけ」と呼ばれていたものが転訛して「ぼけ」となったと物の本には書かれていますが、残念ながら私は瓜に似ていると云う木瓜の実を見たことがありません。来年の秋には木瓜の実を探してみたいと思います。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月4日に撮影した冬の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/29e2157009097d0d5650a59c831c8a7a
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#バラ科ボケ属 #木瓜の花
調理済みサバ缶アウトドア試食選手権大会
郷秋<Gauche>が毎週末の散歩&撮影の際に、東京都町田市と横浜市青葉区の都県境の尾根道付近で「森のレストラン」と称して昼食をとっていることをご存知の方はご存知、ご存知ない方はご存知ないわけですが実はこの四週間、毎回違う調理済みサバ缶を食べておりました。
サバ缶と云えば、最近はやたらに流行っているようでネットで検索するとすぐに40種類以上のサバ缶が出てくるのですが、ここでまな板の上に乗せるのは、料理の素材として使う「水煮」ではなく、そのまま食べられる調理済のサバ缶です。
間違っても夕食のおかずの一品としてではありません。あくまでもアウトドアで、云ってみればキャンプの際に手軽に食べられるご飯のおかず、缶ビールの「アテ」としての缶詰です、と云うことは、万が一の非常時、つまり災害の時などにも美味しく食べられるサバ缶と云うことにもなりますね。アウトドアでの試食とは云っても、写真にありますストーブ(コンロ)で湯煎し、熱々の状態での試食であることを書き添えておきます。
試食したのは、
エントリーナンバー1番:マルハニチロ/さば塩焼き
エントリーナンバー2番:ちょうした/さば大根おろし煮
エントリーナンバー3番:ちょうした/さば味噌煮
エントリーナンバー4番:マルハニチロ/さば竜田甘酢あんかけ
以上、四点です。
第4位 エントリーナンバー1番:マルハニチロ/さば塩焼き
良くも悪くもさばの塩焼きです。4種の中で最もリーズナブルで時に100円以下で販売されることもありますのでコストパフォーマンスは抜群ですが、味はそれなり。ただ、最もシンプルで鯖らしい一品とも云え、根っからに鯖ファンには応えられないお味かも知れません。
第3位 エントリーナンバー2番:ちょうした/さば大根おろし煮
「おろし煮」の四文字に惹かれる方は少なくないと思います。郷秋<Gauche>もその一人ですが、開けてみると大根おろしらしき固形物はほんのわずか。そこが難点とも云えますが、甘じょっぱく煮込まれたお味は決して悪くなく、おかず力の点では一番であるかも知れません。
第2位 エントリーナンバー3番:ちょうした/さば味噌煮
これはなかなか上品な味噌煮です。濃い味に慣れた福島人である郷秋<Gauche>などにはちょいと物足りないくらいの薄味。この味を決めたのは関西出身の方でしょうか。唯一、湯煎で温めて小洒落た器に開けて、カイワレ大根でもちょいと添えると自宅居酒屋の「お通し」にもなりそうな一品です。
第1位 エントリーナンバー4番:マルハニチロ/さば竜田甘酢あんかけ
これは料理の缶詰です。はっきり云って、美味い。郷秋<Gauche>はしませんが、これ一缶あれば、白飯二合はペロリといけそうなやや濃いめの味付です。ちょうしたのさば二品と比べると鯖肉がやや硬めですがこれがまた独特の食べ応えでもなりご飯が進みそうです。甘酢あんを残さず食べ尽くしたくなる逸品です。
と云うわけで、今回の調理済みサバ缶アウトドア試食選手間大会(通称C級グルメGPサバ缶編)は「マルハニチロ/さば竜田甘酢あんかけ」の優勝でめでたく幕を閉じることとなりました。ご静聴、元へ、ご精読ありがとうございました。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月4日に撮影した冬の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
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#C級グルメ #サバ缶 #鯖缶 #キャンプ飯 #デイキャンプ #美味しい非常食 #郷秋<Gauche>の森のレストラン
背高泡立草
夏から秋にかけて空き地、荒地で黄色い花を咲かせていた背高泡立草(せいたかあわだちそう)の今です。これをご覧いただけば「泡立草」の名前の由来をご理解いただけることと思います。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月4日に撮影した冬の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
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#背高泡立草 #セイタカアワダチソウ #キク科アキノキリンソウ属
雑木林の紅黄葉
12月に入りましたが、温暖な横浜地方(あくまでも郷秋<Gauche>のふるさと、福島が基準です)の雑木林の紅黄葉は今が盛りです。これから年末にかけて次々に葉を落とし、冬の森へと変身します。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは11月27日に撮影した初冬の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
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#温暖な横浜地方 #恩田の森 #雑木林の紅黄葉
メルカトルに騙されるな
世界地図の図法としてもっとも一般的で、見る機会も多いのがメルカトル図法によって描かれた上の地図です。ただし、日本で見る地図は太平洋が真ん中にあって右端、つまり東側に南北アメリカ大陸があり左端、つまり西側にヨーロッパやアフリカ大陸がある地図ですね。欧米では同じメルカトル図法の地図でも大西洋が真ん中にあってアメリカとヨーロッパが向かい合った地図が使われています。この地図を見ると日本が極東(Far East)だと云うことが良く解ります。
さて、今日のお題の「メルカトルに騙されるな」は、メルカトル図法によって書かれた地図は赤道付近の国の形と面積がほぼ正確に描かれておりますが、図法の特性によって高緯度地方になると誇張して描かれている、つまり実際よりも大きく描かれているから注意しましょうね、と云うお話です。
上の地図の薄青で示されているのが一般的な陸地(国々)の形ですが、先に書いたように高緯度になるに従い実際よりも大きく描かれている特徴を補正し、実際の国の大きさで書いたのが濃青の図で、これがそれぞれの国の上に乗せてあります。
まず驚くのが、通常のメルカトル図では巨大な島として描かれているグリーンランドと、アメリが合衆国の飛び地であるアラスカです。実際にはこんな小さいのです。そしてロシア。世界一大きな国であることは変わりないのですが、通常のメルカトル図で描かれているもの比べると1/4程の大きさになってしまいます。カナダも随分と小さくなってしまっていますね。
赤道上から中緯度までの国の形と大きさはほぼ正確ですが、ヨーロッパの国の多くは高緯度に位置していますので、実際の大きさよりも誇張されていることがわかりますね。つまり日本よりも大きく描かれている国が多いのです。
実際の大きさを比べてみたのが下の図です。日本は小さい国だと思っている方が多いかと思いますが、ヨーロッパの地図の上に日本を乗せてみると、なんとスウェーデンからスペイン南端のジブラルタルまで届く大きさなのです。実際、200近くある国と地域の中で日本の面積は62番目で、ヨーロッパで日本より大きな国はフランス、スペイン、スウェーデンとノルウェーだけなのです。そして、日本が南北だけではなく東西にも長い国であることがよくわかります。日本の最東端の南鳥島と最西端の与那国島では経度で31度の差、時間で云うと2時間の時差あり、ヨーロッパで云うとバルト三国とポルトガルの時差に相当する訳で、実はそのくらい日本は大きいのです。
そうは云っても細長い国土ですので「大きい」と云う実感はありませんね。でも、島国ではあっても実は小さくないんだと、実際、排他的掲載水域面積では世界第6位の大国ですので大いに自信を持って良いのではないでしょうか。いや、小国だから自信が持てないと云うつもりはありませんが・・・。
画像は下記のサイトより転載しております。
https://dailynewsagency.com/2019/08/20/world-mercator-map-projection-with-kjr/
https://dailynewsagency.com/2016/07/22/the-true-size-of-wii/
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは11月27日に撮影した初冬の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
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#メルカトル図法の誤り #実は日本は大きい #排他的経済水域面積では世界6位
伊豆大島を見て振り返ると
昨日、小室山山頂から望む伊豆大島をご覧いただきましたが、そこからクルリと180度振り向くと、そこにはどど〜〜〜んと富士山! 調べてみたら昨日の大島まで30km、富士山までが60kmでした。
ちなみに小室山は14,000年前の噴火でできたのだとか。14,000年前というと縄文時代が始まった頃だろうか。富士山も噴火を繰り返していたようですから、縄文人の皆さん、よくまあそんなところに住んでいたものですね。
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#伊豆大島 #富士山 #小室山 #富士は日本一の山 #縄文時代 #スコリア丘
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