グリフォンの日記

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第9条という足枷(あしかせ)

2007-05-01 21:59:25 | 国内政治

あえて、今日はまじめな話です。国民投票法案が可決されてから、頻繁にマスコミに取り上げられるのは、憲法第9条の改正である。

 この9条があるから、日本は平和だなんて、ちゃんちゃら可笑しな理屈を捏ね回す御仁がおられるようで、戦後の米国による処理を全く理解していないか、それらの処理内容をわざと避けているように思われる。

 そもそも、この9条はアメリカの肝いりでできた法案であり、当時の日本を半植民地にしてしまおうとしたということは、今更言うまでもない。そればかりか当時の日本を取り巻く世界情勢と現在の日本を取り巻く世界情勢が同じか否かぐらい、少し勉強すれば分かることだと思う。(当時はやらなければやられる時代だったから戦争を行っただけ、今は相手にやられたのに仕返しすらできない国。戦争を仕掛けなければ相手も仕掛けてこないなんて、実社会に出て働いたことのある人、普通に学校に行っている人にですら、お花畑の理論だろう。自分から何も仕掛けたことないのに、理不尽なことを吹っかけられたりすることは何処の会社でも学校でもあることだろう。個人か国かの違いしかない。) 

 アメリカは、戦後の日本を変えるために、親米、反戦論を主導。そして、天皇の権威を弱体化させ、(心の拠り所である)主体性の構造を破壊。道(剣道、柔道、武士道などの精神)を学校教育から減らし(現実的には授業として内容を薄くした)変わってスポーツを推進し、性の解放を行い、日本の文化を弱体化させることに成功したわけだ。 

 このような構造を見ると、ノミのサーカスを思い出す。ノミのサーカスというのは、ノミが馬車を引いたり、踊ったりする見世物のこと。ノミは通常自分の体の3千倍も跳躍できるという。しかし、調教する際には、10cmほどのガラスケースに入れ、蓋をするとノミは飛び跳ねても蓋にぶつかって下に落ちる。これを繰り返すと、パブロフの犬宜しく、10cmしか飛べないノミの出来上がり。その後は徐々に小さな箱へ変えていけば、最後は歩くだけのノミが出来上がるという具合。 

 今、もし何も考えることなく、9条改正反対とか言ってのける人間がいるのなら、それは単純に条件反射を受け入れているノミとさして変わりはあるまい。わざわざ自分に自己限定枠を当てはめ、飛べなくなってしまっているのである。だから、ネット上を通じて、近年(マスコミの言う)右傾化が進むわけだ(笑)。日本人が日本を好きで何が悪い。国旗国歌を掲げ、唄って何が悪い。実際、日本人に自己限定枠を無理やり当てはめ、足枷を強制しているのは、政府ではなく、自称日本を代表するマスコミ諸氏ではないのか。(その裏側では糸を引いているのがいるだろうけどね)