全ての万物には終わりがあるように、我々の記憶にも忘却がある。悲しみ、憎しみ、激しく深く傷ついた時も、刻々と刻まれる”時”と共に、流れる忘却の川に身を委ね、人は生きる道程を学ぶのである。
松岡前農水大臣は、何を考え、そして何を道連れにして、全てを終焉にさせようとしたのだろうか。今となっては、その答えは、遺書の行間にひっそりと潜(ひそ)めているのかもしれない。しかし、それを感じ取り、解答を取り出すことは不可能だろう。鍵という記憶は、天に持っていってしまったのだから。
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<TV-asahiから抜粋 : 松岡前農水大臣の国民向けの遺書の内容>
「国民の皆様、後援会の皆様。私自身の不明、不徳の為、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫び申し上げます。自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。なにとぞ、お許し下さいませ。残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。安倍総理、日本国万歳。平成19年5月28日松岡利勝」
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index2.html?now=20070529202603
そして、本日29日。再び闇の力に導かれた1つの魂が忘却の旅路に消えた。「緑資源機構」の元理事:山崎進一氏の自殺である。「政界と緑資源とを結ぶパイプ役」であったそうだ。
<ソース:毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070529k0000e040071000c.html