本日、25日午前、日本海に向けて北朝鮮のミサイルが打ち込まれる事件があった。
射程距離は100~200キロと推定される。ミサイルの種類は地対艦ミサイル「シルクワーム」改良型か、短距離弾道ミサイル「スカッド」 より小型のミサイルらしい。
(ソースは以下の共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007052501000488.html
相変わらず、平和ボケした日本を刺激してくれる国、北朝鮮。実際にミサイルが日本に落としたら、日本政府がどういう対応をするのか、プロ市民がどう動くのか。日本としての危機管理能力が、試されることになるだろう。
しかし、これらの情報がアメリカの衛星によって伝えられたというのは、どうなのだろうか。日本の技術者達が結集すれば、日本の領海内を見渡して、情報収集ができる装備ぐらい作れそうなのだが、誰かが邪魔しているのだろうか。まあ、アメリカとしても、自国で作ったものが売れなくなっては困るので、偵察、諜報はアメリカに任せておけ、って感じなのかもしれない。
それにつけても、日本の諜報、偵察能力はまだまだ低いと感じる。これは、「スパイ活動防止法」が無いことが大きく関わってくる。先日も国家(日本)を守るべき海上自衛隊からアメリカの国防にも関係する「イージスシステム」に関する超極秘事項が、漏洩してしまった。(中国人妻がどう関わったのかは、未だ謎。)正直、最重要情報でさえ、バケツに囲えず、壊れた笊(ざる)のように、駄々漏れ状態にしていては、それこそ欧米、欧州からの日本への信頼もなくなってしまうだろう。
「スパイ活動防止法」は、何れにせよ作らなければならない法案である。先々月くらいに「デンソー」で起きた、中国人による部品の図面データの窃盗・中国へ送信事件や自衛隊内の情報漏洩の数々を見れば、日本の国益と照らし併せてみると、何時までも見て見ぬふりの出来ない法案だ。特に自衛隊、警察官等の公務員など、自分や家族に危険が及ぶかもしれない住所等の個人情報までもが、垂れ流しになっている状況に政府自体が、即座に対応すべきである。
こう書くと俗にいう「平和主義者」、「共産主義者」が、直ぐに反発する法案でもある。彼ら曰く、戦時中の憲兵隊による弾圧の如く、検閲を行い、罰することができる(かもしれない)法案だからっとの理由があるらしい。しかし、自分が思うのは、「戦時中の悪事(今現在の日本の法律、規律と照らし合わせて)としてしか、物事を捉えられないような人間」に今の日本を語る資格なんぞない、と思う。
無論、日本人の思考を操り、そうした世相、思想に世論を持っていこうとする輩がいることは、改めて言うことでもないだろう。当然、そうした連中は、日本そして日本人の弱体化を進めるのが目的なのだから、日本人の味方のようなフリをして近づき、取り込もうとする。結局、そうやって騙された日本人(騙された本人は騙されたと思っていないのがミソ)が一番惨めなことになる現実があるにも関わらずである。現在の日本を取り巻く状況は、左巻きの言う理屈では解決できない問題が山積みになっている。
もし、戦争を本気で回避したいのなら、情報戦に勝つことである。先の日中戦争でも中国の仕掛けた、「日本軍が如何に酷い残虐非道な軍隊か」を示すために、わざわざ残虐な写真をアメリカやイギリスでセンセーショナルに流させた。しかし、その残虐写真は、中国人が日本人を襲い、約230人の犠牲者が出た通州事件のものや捏造写真が多分に含まれていた。結局、中国人の方が情報戦略戦で勝利することになった。今更いう問題でもないが、情報戦に疎い、日本はこのままでは、何処と戦争をやっても勝てないだろう。そうなる前に、諜報部が必要になるし、その法律も必要に成る。その魁が、「スパイ活動防止法」なのだ。