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ステップ2では下部車体の車軸基部を組み付けます。ステップ3では車体前面のノーズ部分、ステップ4では背面部分を組み立てます。ノーズ部分は三通りの形式から選べますが、劇中車はF1の3ピース形式です。背面部分で組み付けるパーツのうち、C21は劇中車にあわせて位置を内側寄りに変更します。
また、前面の牽引ホールドE7、背面の牽引ホールドG16は不要です。劇中車は、G16の代わりにT字形シャックルを付けていますが、転用出来るパーツが手元に無いので自作します。
ステップ4の最終段階で車輪類を全て取り付ける指示がありますが、私の製作では車体各所の組み立てがおおよそ済んでから取り付けることにします。
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ガイド指示の順序を変更して、まず前面のノーズ部分から組み立てました。
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前面の牽引ホールドE7が不要であることは、上掲のワンシーンからも確認出来ます。
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キットパーツにおいては、ノーズ本体パーツE8の裏面に取り付け穴が作られており、ガイドに指示は無いものの、これを開口すれば一応E6が取り付けられるようです。しかし、劇中車のE6の位置が少し異なるので、それに合わせる必要があります。
そこで、ノーズ本体パーツE8に穴はあけずに、E6のダボをカットして取り付けました。
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続いて、下部車体の車軸基部を組み付けます。
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ここでのポイントは、パーツA22およびA23を垂直にピッタリ合わせることです。サスペンション部分を取り付ける部分ですので、斜めに歪んでつけたりしますと、車輪部が不揃いになってしまうので注意が必要です。
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組み立てておいた、前面ノーズ部分を接着しました。
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背面部分の組み立てに移りました。
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ワンシーンにて劇中車の状態を確認しましょう。赤円で示したように、牽引ホールドのかわりにT字形シャックルを付けているのが分かります。これのパーツは、今回のキットを含めてM4シャーマン系列のキット群には見当たりませんでした。同じパーツがタミヤのM26パーシングのキット等に入っていますが、劇中車のは微妙にサイズが大きいように見えますので、今回は適当に自作します。
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また、背面パネルのパーツC12においても、ガルパン仕様への修正箇所が一つあります。左右のエンジン点検ハッチの上下の蝶番部分の間に、ストッパーとみられる三角材がモールドされていますが、劇中車では省略されています。
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ストッパーとみられる三角材をカットしました。あと、パーツC21の取り付け穴とモールドは埋めて修正し、C21は劇中車に合わせて内側寄りに取り付けます。その位置は、左右のエンジン点検ハッチの上下の蝶番部分の下になります。
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あとは、ガイドの指示に沿ってエアクリーナー部分などを組み立ててゆきました。E3およびE4の取り扱いにも注意しました。これらが変に歪んだりすると、上下の車体パーツがきっちりと組み合わさりません。
また、パーツC19は、劇中車においては基部のみが見える感じですので、それにしたがって長さを修正し、それにA41を取り付けました。T字形シャックルの自作は、最終ステップで行なう予定です。
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誘導輪は、ガイドの指示ではV18、V32のいずれかを選びますが、劇中車のはV18です。ドラゴンのキットでは、タミヤと違って起動輪や誘導輪は接着して固定することが多いのですが、接着せずに取り外し自在にしておくと、ベルト式履帯パーツの装着がスムーズに出来ます。
しかし、今回のキットではパーツを仮組みしても緩くてすぐに外れました。どうやら、V18は接着固定するしかないようです。とりあえずこの段階では接着せず、取り付けを後送りにしました。 (続く)