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ステップ5では車体前部の各パーツ、ステップ6では後部の各パーツを取り付けます。細かいパーツが多いのでランナーからの切り離しにも細心の注意を払い、トレイにまとめて紛失したりしないように心掛けました。
ステップ5での不要パーツは、C8、G2、G3、G14、MA5、MA10です。また側面増加装甲のE8は正確な取り付け位置が分かりにくいので、後で車輪類との位置関係を確かめながら接着することにしました。前面の増加装甲E1、E2は、上端の出っ張りをカットして修正します。
ステップ6では、エッチングパーツを4つ使用します。MA21、MA23、MA25、MA26ですが、MA21は取り付けると殆ど見えなくなり、MA23に該当する部分が劇中車には見えませんでしたので、これらは不要としました。またMA25、MA26は仮組みの段階で曲がってしまって使用出来なくなりましたので、適当な代替品を使用してメッシュを再現することにしました。
また、F8の左右に棒状のモールドがありますが、劇中車には無いので削り取ります。さらに、次のステップ7にて、車体パーツHに車外装備品を取り付けるためのダボ穴を開口する指示がありますが、劇中車の取り付け位置と異なりますので、いっさい開けないでおきます。
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ワンシーンで見ると、車体前面の形状はかなりシンプルに見えます。第二次大戦中の実車では予備履帯や色んな装備品などを付けていますからゴチャゴチャ感がありますが、ケイ搭乗車にはそれらが全くありません。
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ですが、取り付けるパーツは御覧のように多いので、全然シンプルではありません。ライトやペリスコープはクリアパーツとなっていますので、塗装時にマスキングしておくことで素材の良さが生かせると思います。
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車体前面の左右につける増加装甲のパーツE1、E2です。それぞれの上端に出っ張りがありますが、劇中車にはありません。
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上端の出っ張りをカットしました。左上隅に見えるクリアパーツは、前部ライトのC2です。塗装時にガラス部分をマスキングすれば、そのままクリアパーツの質感が生かせるようです。
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車体前面の各パーツを全て取り付けました。
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ハッチG4およびG5のペリスコープ蓋G8は、劇中車に合わせて開状態にしました。ペリスコープ本体C1はクリアパーツです。これも塗装時にガラス部分をマスキングする予定です。
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続いてステップ6に進み、後部の各パーツを準備しました。このうちキャップのA42、A43には実車同様のパイプが再現されていますが、劇中車では省略されていますので、パイプ部分はカットします。
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取り付け作業中の状態です。
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後部のパネルF8の左右に棒状のモールドが見えますが、劇中車には無いので削り取ります。
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F8の修正後の状態です。
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さらに各パーツを取り付けてゆきます。キャップのA31、A32には実車同様のパイプが再現されていますが、これも劇中車では省略されていますので、パイプ部分はカットします。
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車体後面の各パーツを全て取り付けました。
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吸気ダクトF3、F4の内部にはエッチングパーツMA25、MA26を用いてメッシュを再現しますが、仮組みの段階でMA25、MA26がともに曲がってしまって使用出来なくなりました。仕方が無いので、以前にレオポンさんチームポルシェティーガーの製作に使用した「アイロンあて布」にてメッシュを再現することにしました。この作業は後送りにしました。
今回のキットでは、他に前部フェンダー部分もエッチングパーツとなります。デリケートなパーツだけに取扱いに注意しなければなりません。失敗すると全てが水泡に帰しかねない大事な部分だけに、なぜプラパーツにしなかったのかと、ちょっと頭を傾げてしまいました。 (続く)