
翌朝、水戸から鹿島臨海鉄道にて大洗に移動しました。Tさんは初の訪問でしたが、ガルパンファンとしてではなく、地元倉吉の「ひなビタ」コラボイベント等の比較対象としてのガルパン大洗を「視察」する、というスタンスでしたから、終始淡々としていました。
私の方は、4月の大洗ゴルフ場特別見学会に参加して以来でしたので、実に五ヶ月振りの訪問でした。それまでは毎月または隔月のペースで行っていましたから、それだけのブランクを持ったのは初めてでした。
そのブランクの間に、倉吉へ数度行き、Tさんと知り合い、そのTさんと大洗にやってきたわけですから、五ヶ月間の「空白」は無駄ではなかったわけです。
なので、今回の切符の記念撮影時には、格別の感慨がありました。

電車での移動中に、晴れてきて陽光が車内にも差し込み始めました。心配していた天気の大きな崩れは無いようだ、とホッとしましたが、実際にはその後、大洗磯前神社にてにわか雨に降られました。

大洗駅に着きました。Tさんは、駅前にあるガルパンのパネルに驚いたそうで、「駅に降り立った時点でコレでしたからね」等と自身のブログに書いておられます。
でも、倉吉のJR倉吉駅にも「ひなビタ」の五人のパネルがありますから、状況的には大して差が無いと思います。

駅前のイルカのオブジェを見上げるTさん。下の一匹の右のヒレが欠けてますよ、と指摘していました。私も今回初めてそのことに気付きました。

駅前からの町内巡回バス「海遊号」に乗り遅れてしまい、徒歩で回ることになりましたが、結果的には街中の風景を色々と見る形になりました。Tさんはマリンタワーを見ながら「あれに登りましょう」とリクエストしてきました。
上図は、マリンタワーの一階にあったあんこうチームのパネルです。つまり、上の展望所にあったものが下ろされていたわけです。

展望所にて四囲の景色を見ました。Tさんは大洗町の全体像を把握したかったようでした。視察ですから対象の輪郭をおさえることも重要であるわけですね。

前回の訪問時には工事中であった新設の道路が、ほぼ完成状態になっていました。かつての水浜電車の軌道跡をなぞっているため、それまで断片的に残っていた廃線跡の風情は、完全に消滅してしまったようでした。
以前に、街中の廃線跡を涸沼川橋梁跡から海門橋跡まで一通り訪ね歩いた日が、完全に一個の思い出になったのを感じました。今ではもう見られない、懐かしい景色が少なくありません。

デジカメの望遠モードで引き寄せてみました。新しい道路は、歩道部分も広くとってあります。災害時の避難ルートとして機能するように設けられた道なので、見通しも良くなっています。

大貫商店街の街路との交差から北は右にまがり、次いで左にカーブして、大洗駅前ロータリーへの道に繋がっています。供用開始後は、駅からマリンタワーおよびアウトレットへの最短コースとしても使われることでしょう。
すると、あんこう祭や海楽フェスタの時にはこの道路がメイン経路となって、移動者の波や列が形成されるのでしょう・・・。

Tさんの予定では、まず荷物をこの日の宿であるシーサイドホテルに預ける、ということになっていたのですが、先にマリンタワーへ登りました。それで、マリンタワーから歩いてシーサイドホテルへ移動することになりました。
とりあえず、海岸沿いのバイパスを歩いていきましょう、とTさんが言いました。海が好きな方ですので、大洗の海岸の景色に直に接してみたいのでしょう。 (続く)