気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

アンツィオ高校 P40重戦車 作ります!! その1

2017年06月25日 | ガルパン模型制作記

 先日の模型サークルの会合にて、ガルパン戦車プラモデル仲間のTさんに「アンツィオのP40、いつ作るん?」と聞かれました。黒森峰女学園の35(t)戦車(フェイズエリカ仕様)を完成させて一週間後のことでした。
「それとも、他に作る候補が決まってるんかね?」
「いえ、まだ何も決めてませんが・・・、アンツィオの車輌は久しく作ってませんので・・・、それでいってもいいかなと思います」
「よし、それいってくれよ。P40に関しちゃ、ネットで見ると皆がみんな、いろいろと不満や批判ばっかり流してるんでめちゃ難しいキットなんかと思っちゃうけど、星野君が作るとどういうふうになるんか、興味あるねえ」
「はあ・・・」
「例えばさ、難しそうやなとか、とっつきにくそうやなとか、思うん?」
「そんなの、実際に作ってみなきゃ、分からんじゃないですか」
「うん、そういうことやね」
「正直言って、ガルパン戦車というのは大体作ること自体が楽じゃないんで、改造とか修正とか、全くやらずに完成したのは一つも無いんですよ。苦労したのも結構ありますんで、P40だけが特に難しそうだ、っていう感触はあんまり無いですね・・・」
「よし、そんなら僕も次はP40を作ることにしよう。どっちが早く仕上げるか、競っちゃう?」
「いえ、遠慮しておきます・・・」


 かくして、私の35作目は、アンツィオ高校チームのP40重戦車になりました。使用キットは、上図のタミヤイタレリシリーズの製品です。キット本体はイタレリからのOEM供給ですから、本質的にはイタレリのキットを作るわけです。

 このキットでガルパン劇中車を再現する場合、別にジェリカンのパーツが3個分必要になります。以前に同じアンツィオチームのM41セモヴェンテを製作した際に調達した、アスカの「WWⅡイタリアジェリカンセット」の余りパーツが豊富にありましたので、そのなかから3個分を取り出して準備しました。


 中身はこんな感じで、パーツ数はそんなに多くない感じです。ドラゴンやドラゴン系のプラッツ公式キット群よりは間違いなく少ないです。車体も全てが箱組みなのでパーツが分割されていますが、それでもパーツの全体数が抑えられているな、という印象を持ちました。


 左が製作ガイド、右がイタレリ製の写真解説冊子です。後者は実車の各所の細部を色々と紹介していて参考になります。
 ガルパン劇中車もおおむね実車に近い状態であるので、公式設定資料画像の細部が小さくて見づらい時などには、この冊子が重宝します。


 ステップ1では、車体下部の組み立てを行います。箱組みですので、事前の仮組みによるチェックが重要です。古い時期の製品であるためか、パーツにバリなどが目立ちますので、パーツのそれぞれに丁寧な処理を施しておくのが良いだろうと考えました。


 各パーツを切り出して準備しました。


 パーツの一部には、上図のように僅かな反りや歪みが見られました。以前にドラゴン系の公式キットでⅢ号突撃砲F型やⅢ号戦車J型を作った時には、フェンダーのパーツなどにもっと大きな反りが見られましたので、今回のはまだマシな方でした。


 パーツのそれぞれに残るバリなどを、丁寧にカットした後、アートナイフで全体をなぞって軽くカンナがけ処理を進めました。こうしておくと、パーツの組み合わせもしっかりしてくるだろう、と考えました。


 反っているパーツは、まず半分ぐらいを接着しました。


 接着の際には、表面のモールド等をしっかり合わせ、内側からもチェックしてズレが無いか確かめました。


 半分接着した部分が乾いてから、残る半分の反った部分をテープで仮留めして接着し、内側からさらに流し込み接着剤を入れました。この状態でしばらく置いて乾燥させました。


 少しずつ接着を進めて、反りや歪みのあるパーツも丁寧に仮留めしながら合わせてゆきました。とくに問題もなく、上図のように組みあがりました。


 背面部も、上図のようにきっちりと合わさりましたので、流し込み接着剤でくっつけるだけで充分でした。


 組み立てが完了しました。目立った破綻は無かったものの、車体前面部の先端に隙間が生じました。


 こんな感じの隙間でした。仮組みの時点でこの隙間が生じていたので、これは仕方がないものと受け止めて、パテで埋めることにしました。 


 ブラ板で埋めるには細い隙間なので、溶きパテを塗り込みました。最近、モケジョさんに教わったアイデアに、溶きパテの上に流し込み接着剤をかぶせて塗ると整形とパテの硬化が同時に出来て簡単、というのがありましたので、今回実験的に試してみました。

 溶きパテを隙間に塗り込んで埋め、はみ出たパテなどを、流し込み接着剤をつけた平筆でなぞるようにしてこすりました。パテがいったん液状化して、筆で平らに均すことが出来ました。その際に、平筆についた流し込み接着剤と混ざった溶きパテを、隙間部分に集めるようにしてさらに塗り込みました。するとそのまま接着剤が乾いてパテの硬化固着も進み、隙間が埋まりました。
 あとは、サンドペーパーで軽くヤスるだけで充分でした。普通のパテだと、固まるまでに時間がかかりますが、これは溶きパテを接着剤で一気に硬化させますので、思ったよりも時間がかかりません。 (続く)
コメント (2)
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