秋に入って涼しくなり天気も安定してきましたので、他のキットと一緒にまとめて塗装作業を行ないました。10月24日のよく晴れた日に一日かけて11輌をまとめて塗装しましたが、その1輌がこのKV-2でした。
下地をサーフェイサーで作り、続いてクレオスのミスターカラーの69番のグランプリホワイトを吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色にて仕上げました。今回のキットは車外装備品の塗り分けが機銃と前面左右のワイヤーのみなので、塗装作業そのものが楽でした。
車輪類を取り付けました。
ベルト式の履帯パーツをはめ込みました。
車体前部の機銃と前面左右のワイヤーを28番の黒鉄色で塗りました。
砲塔背面の機銃を28番の黒鉄色で塗りました。塗装作業はこれで完了しました。
デカールはキットに付属するものを使用して砲塔の左右側面に貼りました。
今までに貼ったガルパンの校章マークデカールのなかでは一番大きいものでした。
右側面、ヨシ!
左側面ヨシ、と確認してつや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。
砲塔の巨大さが特徴の戦車ですが、実際に作ると収納および展示のスペースを取るので、今までなかなか製作に踏み切れないでいましたが、いつまでも作らないでいるとテレビシリーズの主要4車種が揃いませんから、思い切って仕上げました。大きな車体のわりにはガルパン仕様への改造箇所は少ないほうですから、製作は割合に楽でした。
低めのアングルでは砲塔の巨大さが引き立ちます。
苦労した前面左右のワイヤーの曲げ加工も、なんとか形になりました。
斜め右後方から。
斜め左後方から。履帯は厳密に合わせずにキットのパーツをそのまま使用しました。あまり細部にこだわっても全体の出来栄えにさほどの影響がないような、今回のKV-2においては妥当な方法であったと思います。
以上で、プラウダ高校チームのKV-2が完成しました。製作期間は2020年9月2日から10月25日までで、組み立てに11日、塗装に2日、塗装後の組み立てに1日かかりました。
今回はテレビ版仕様の再現製作ということでタミヤのキットを使用しました。古い時期の製品ですが、造形自体は良く、転輪、戦闘室前面、砲身基部にガルパン仕様への改造工作が集中しますが、いずれも小改造で済みました。大型車輌だけにパーツも大きなものが多く、パーツ数も少ないので、大変に扱いやすいです。
ガルパンのKV-2は他にOVA「スノー・ウォー!」版仕様があり、それが劇場版にも受け継がれていますので、現時点では2種の仕様が存在することになります。OVA「スノー・ウォー!」版および劇場版仕様を作る場合はトランぺッターの00312番の製品が適応キットとなりますが、ガルパン仕様への改造工作過程は今回のタミヤ製品とほぼ共通するようです。
なお最終章シリーズにおいてはまだ車輌の詳細が不明ですが、T34/85などが劇場版からの仕様のままで出ているところをみると、KV-2もおそらく同様であろうと思われます。