気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパン及びAFVのプラモ製作に関わる、京都市の模型店事情

2020年12月27日 | ガルパン模型制作記

 去る12月18日のサークルの定期会合にて、モケジョさん達が色々と語らい、やがてAFV部会の面々も加わって大いに盛り上がっていた話題がありました。京都市内の模型店といえばどこか、および、常に買物に行く模型店はどこか、という内容でした。それに関してほぼ全員が挙げていた模型店が、上図の「ホビーショップコスモ」でした。
 このお店は、周知のように西京区川島に所在し、現在の京都市内における個人経営の模型店のひとつとして有名ですが、同時に我々のサークルの模型部会の最初の聖地でもあります。

 我々のサークルは、もともとは文芸同好会として昭和55年に創立され、最初の活動地域を出町柳としました。そして昭和62年に北白川に範囲を広げた折に、メンバーのなかで模型も趣味とする面々が分会を立ち上げ、さらにアニメを趣味とする面々も分会を結成して、双方の分会リーダーがともに西京区在住であったことにより、桂を活動本拠としました。それで、当時の模型分会のメンバーたちが足繁く通い、多くのキットを購入して夢を貰っていたのが、この「ホビーショップコスモ」でありました。
 なので、昭和63年に入会して模型分会に参席した私も、先輩たちに連れられてこのお店に初めて行きましたが、それは同時に京都市の模型店に初めて行った機会でもありました。当時の私は奈良市在住で、模型は地元の西大寺エリアの「杉本模型」で全て購入していたからです。
 なお模型分会の活動は、その後平成8年より烏丸御池ついで四条に場所を移し、それ以降は四条通の「文教堂」直営の模型店「B's Hobby京都店」によくお世話になっていましたが、同時に「ホビーショップコスモ」にもよく行っていました。

 それで、定期会合ではひとしきりホビーショップコスモに関する懐旧談で盛り上がって私も色々話したわけですが、七人のモケジョさん達も全員がこのお店に何度か行っているというのには少し驚かされました。
 レイコさんやマユコさんはもともと西京区民でしたから分かるのですが、あとの5人も「市内の模型店で良い所はコスモ」という認識で共通していました。エリさんは伏見区民ですぐ近くに模型店「ワールド」があり、そしてユキさんは職場が東山にあって近隣に「ユニバーサル模型」があるにもかかわらず、個人経営のお店ならば「ホビーショップコスモ」のほうへ買物に行く、と異口同音にて話していました。

 それはどうして?と誰かが尋ねたのに「やっぱり品揃えが豊富なのと、店主さんが親切で色々教えて下さるから、かな」と答えたミカさんでした。ガルパン戦車の公式キットを三つほど「ホビーショップコスモ」で購入したそうです。そのミカさんに、AFV部会のEさんが「確か君の職場は北野白梅町やったよね、北野モデルセンターには行ってないの?」と聞いたところ、ミカさんは少し困った笑顔になって、「一度行きましたけど・・・、まあ、コスモさんのほうが買物しやすいので・・・」と小声で応じていました。

 それを聞いていて、なんとなく分かるような気がしました。京都市内の個人経営の模型店は幾つかありますが、ガルパン及びAFVのプラモ製作に絡めて挙げると、国産および海外の対象商品が割合によく揃っているのが「ホビーショップコスモ」と「北野モデルセンター」の2軒です。
 しかし後者は不定休のようで、行ってみたらお休み、という場合が少なくなく、開いている日に行ってもお婆さんが店番しているので、ガルパン模型について教えて貰いたくても話がしにくい、という状況であります。それで自然に「ホビーショップコスモ」に向かうことになるだろう、と思いました。それ以外の模型店、たとえば「ユニバーサル模型」や「ワールド」にはタミヤ製品しかなく、ガルパン戦車の公式キットおよび適応キットも少ないからです。

 ですが、モケジョさん達は、ここ二、三年は家電量販店にてプラモを買っているそうです。よく名前が挙げられていたのが京都駅前の「ヨドバシ」でしたが、ガルパン戦車の公式キットおよび適応キットはもっぱら「ジョーシン」で買っているそうです。七人全員が「ジョーシン行くなら、まずは西院、そうでなければ六地蔵か九条」と述べたのには笑ってしまいました。

 

 ジョーシンこと上新電機には、よく知られるようにおもちゃ、模型を扱うコーナーである「キッズランド」があります。関西地域全般で見回すと、たいていはガンプラがメインになっているという印象がありますが、京都市内の店舗においては、最近になってAFVなどのスケールプラモも重点的に販売する傾向があり、一般的な模型店と余り変わらない豊富な品揃えを持つようになっていますので、私自身もジョーシンで買物する機会が少なくありません。

 周知のようにジョーシンは京都市内に6店舗を運営していますが、このうち「キッズランド」にてAFVなどのスケールプラモも扱っているのは4店舗(西院(京都1ばん館)、伏見、九条烏丸、六地蔵(上図))です。
 モケジョさん達が「まずは西院」と口を揃えたのは、西院の「京都1ばん館」がその名の通り京都市エリアの旗艦店であって「キッズランド」の模型コーナーの充実ぶりがダントツであるからです。もちろん、ガルパン戦車の公式キットおよび適応キットも豊富で、さらに京都市内のジョーシンでは唯一のガルパン製品コーナーがあります。この西院の「京都1ばん館」に次ぐ品揃えをもつのが九条烏丸、六地蔵ですから、モケジョさん達が「そうでなければ六地蔵か九条」と言うわけです。

 個人的には、昔ながらの個人経営の模型店は、いまはもう完全に「ヨドバシ」や「ジョーシン」にシェアを奪われてしまっている、と感じます。定価販売のままであること、サービスレベルに差があること、が主な理由として挙げられます。昨今の時勢においては、定価よりも値引きの方が有り難いし、値引きに限らずポイントサービスや還元サービスやアフターフォローならば家電量販店のほうが長けています。今ではサークルの皆が大体のプラモの買物を「ヨドバシ」か「ジョーシン」で済ませているのも当然でしょう。

 なお、模型を扱う家電量販店としては他にエディオンも挙げられますが、現在はプラモデルをガンプラのみに集約する方針であるらしく、かつては見られたスケールモデルやAFVが京都市の全ての店舗で陳列棚から消えています。私自身も、最近にエディオンの数ヶ所の店舗に行く機会がありましたが、模型コーナーはガンプラばかりでした。
 なので、来年2021年春にオープンする「京都河原町ガーデン」に入る新店舗でも模型コーナーはガンプラのみになるのだろうか、と思います。

 とりあえず、会合にて色々と盛り上がっていた話の中で、皆が出し合っていた情報をもとに、現在のガルパン及びAFVのプラモ製作に関わる、京都市の模型店事情をメモ程度にまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。

 企業および個人経営模型店
 1 東山 ユニバーサル模型  AFVキットはタミヤのみ。ガルパン公式キット扱い無し。
 2 伏見 ワールド  AFVキットはタミヤのみ。ガルパン公式キット扱い無し。
 3 北野 北野モデルセンター  AFVキットは国産、海外とも豊富。ガルパン公式キットは見当たらず?
 4 川島 ホビーショップコスモ  AFVキットは国産、海外とも豊富。ガルパン公式キット扱い有り。
 5 西大路 ボークスホビースクエア  AFVキットは国産、海外とも豊富。ガルパン公式キット扱い有り。

 家電量販店
 1 京都駅前ヨドバシ  AFVキットは国産、海外とも豊富。ガルパン公式キット扱い有り。
 2 エディオン円町店  AFVキットはタミヤのみ。ガルパン公式キット扱い無し。
 3 ジョーシン京都1ばん館(西院)  AFVキットは国産(タミヤ、ファインモールド)のみ、ガルパン公式キット扱い有り。
 4 ジョーシン伏見店  AFVキットは国産(タミヤ、ファインモールド)のみ、ガルパン公式キット扱い有り。
 5 ジョーシン九条烏丸店  AFVキットは国産(タミヤ、ファインモールド)のみ、ガルパン公式キット扱い有り。
 6 ジョーシン六地蔵店  AFVキットは国産(タミヤ、ファインモールド)のみ、ガルパン公式キット扱い有り。

 以上です。

 


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