気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

聖グロリアーナ女学院 ACV-IP(インド型装輪装甲輸送車) 作ります !!  その2

2020年12月16日 | ガルパン模型制作記

 ACV-IP(インド型装輪装甲輸送車)の製作は、ベースとなるシャーシーおよび車輪、フェンダーをタミヤのガントラクターのそれでまかないます。組み立て自体はタミヤキットのままで進めますが、パーツによっては不要となるものもあるため、今回は必要最低限の分にて組み立てます。
 上図は、車輪と車軸です。CMP-FATをベースにしているACV-IPですから、足回りはそのまま転用出来ます。

 

 組み上がりました。

 

 シャーシーを組み立てます。

 

 組み上がりました。

 

 サスペンション、排気管、動力装置の一部を組み付けてゆきます。車体の下に見える部分は大体組み立てる方針です。

 

 組み上がりました。

 

 シャーシーに車軸を組み付けます。動力伝達装置のシャフトも幾つか取り付けます。

 

 組み上がりました。

 

 あとは、これは必要かな、と思った小パーツを取り付けてゆきました。

 

 組み上がりました。車輪は塗装後に組み付けますので、シャーシーおよび車輪の組み立てはこれで完了となります。その次にフェンダー部分を取り付けますが、フェンダー部分の一部を改造する必要がありますので、その改造から着手してゆくことになります。  (続く)

 


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聖グロリアーナ選抜 チンディット テトラーク(リボンの武者版) 作ります !!  その5

2020年12月15日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15では履帯を組み立てます。個人的には恐怖の楽しい連結式です。

 

 軽戦車ですから履帯も小さいです。御覧の通りのサイズです。これを片側98枚つなぎますが、私の製作ではいつものように前後の車輪に巻き付ける分、上下の直線部分、に四分割しました。

 

 こんな感じの四分割です。前後の車輪に巻き付ける分は14枚ですが、仮組みの際に長めに見積もって16枚ずつとし、上下の直線部分は35枚ずつにしました。

 

 ステップ16では左右のフェンダーなどを組み付けます。作中車の描写においては場面ごとに細部が異なる場合がありますが、あまりこだわらずに組み立てガイドの指示通りに進めます。

 

 関連のパーツを全て切り出して並べました。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ17では左右フェンダー上のボックスや前照灯などを取り付けます。車体前端のA10、左右のバックミラーD38とF1、予備履帯の3点は作中車にありませんので不要です。

 

 該当シーンで再確認してみました。車体前端のA10が無いのが赤矢印にて分かります。左右のバックミラーD38とF1もありません。予備履帯も赤枠内に見えません。

 

 関連のパーツを切り出しました。前照灯のアームD33は細いので折れないように慎重に扱いました。

 

 組み上がりました。前照灯の取り付けは、パーツが細いうえに接着面が最低限であったため、アームD33を取り付けて乾燥固着してから、ライト本体D34を取り付けましたが、作業中にアームごとポロッと外れたりして、思ったよりも手間取りました。 (続く)

 


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聖グロリアーナ女学院 ACV-IP(インド型装輪装甲輸送車) 作ります !!  その1

2020年12月14日 | ガルパン模型制作記

 私がガルパン戦車プラモデル制作を始めたのは、2013年の5月半ば、アニメの最初の放送が終わった直後のことでした。その時点ですでに対象車輌のプラモデルの大多数が売り切れで入手困難となっていました。それまでは日本海軍の軍艦艦艇専門に楽しんで約600隻ほどを作っていましたが、ガルパンに出会ったことでAFVに興味が転じて、一気にはまっていったという流れでした。
 それで、軍艦艦艇の製作と戦車の製作とは、スケールサイズの差など色々と違う点があることに気付いて、まずは製作環境を整えることから始めた記憶があります。二か月ほどをかけて模型用工具の大半を買い替え、当時は数も少なかったガルパン関連の公式資料類を探し、劇中車再現の基本資料とするためにアニメのキャプチャー画を車輌ごとに色々と作りながら、売切れていたガルパン戦車プラモデルの市場在庫が回復するのを待っていたのでした。

 そうして模型店や通販などで次第に購入が可能になってきたのが2013年7月下旬以降のことでした。その頃は大洗女子学園チームの車輌だけをとりあえずの対象として、色々と購入方法を検討して少しでも安く、少しでも無駄を省いて、パーツの転用関係も調べてなるべく効率的にまとめて買うにはどうしたらいいか、とあれこれ模索していました。実際に購入を始めたのが8月下旬、暑い中を各地の模型店に出かけて実際に商品を見て買う品を絞り込み、通販などで複数をまとめ買いして費用を節約しました。
 そして9月には、少しずつキットが手元に揃ってきたので実際に開けて中身を調べて製作手順を考え、劇中車再現に必要なパーツや改造ポイントをノートにまとめ、車輌ごとに自分なりの製作計画メモを作成しました。10月から製作にとりかかり、初めて購入した公式キットのアリクイさんチーム三式中戦車チヌを最初の作品として完成させたのが11月4日のことでした。

 その約半年の日々が、いまでも昨日のことのように鮮やかに思い出されますが、しかし実際の暦はすでに七年を重ねて2020年の秋に至っていました。その間ずっと、ガルパン戦車プラモデルの製作を続けていましたから、気が付いてみると2020年9月下旬に製作にとりかかった分にて、もう99作目となっていました。
 あ、次が100作目になるのか、と今更のように気付いた頃、模型サークルの先輩たちにも同じことを指摘されました。サークル内では参加メンバーの製作状況や製作数が定期的にネット上の会員カレンダーにて公開されているため、私のガルパン戦車プラモデルが2020年10月時点で100作目に達するであろうということは、同じようにガルパンに親しんでいる七人のモケジョさん達も知っていました。

 なので、10月の定期会合にてモケジョのエリさんが「いよいよ100作目ですね、何作られるんですか?」と訊いてきたのは必然の流れでした。それまで私自身も何を作るかを決めていませんでしたから、タダ氏やイハラ氏にそれとなく聞かれても答えようがなかったのですが、周囲は「星野さん、100作目、何作るか絶対決めてるで、いつ公表するんやろな」的な受け止め方をしていたようです。

 ですが、先輩の「戦慄のブラック・イヨマンテ」ことアンドー氏だけは違いました。10月2日の夜に連絡事で電話を入れた際に、「おい、お前のガルパンの100作目な、何作るのかまだ決まってへんのと違うか?」と尋ねられました。
 実はそうなんです・・・、と返したところ、「やろうな、これまでずっと作っていたんやから、もう大体の戦車は作っとるわけやな。作ってねえ戦車のほうが希少になってるはずや・・・。でも大丈夫、俺が案を出そう。出してええかな?」と言われました。
 何ですか、と聞くと「インド型装輪装甲輸送車」と言われました。

 

 名称を告げられて、ああ、と思い当りました。テレビシリーズの第8話「プラウダ戦です!」にてダージリンとオレンジペコの試合観戦シーンがありましたが、その場面で二人の横に停めてあった車輌です。

 

 しかし、私は次の瞬間に困惑せざるを得ませんでした。この車輌に関してはプラモデルが無い筈だ、と気付いたからです。アンドー氏はAFVキットはあまり作りませんから、インド型装輪装甲輸送車のキットが無いことを知らないのだろう、と解釈しましたが、先方の話は意外な方向へ進みました。
「いやー、実はオレの案じゃねえのよ。この前な、梅田のヨドでナガイさんにたまたま会ってさ、星野の100作目は何やろなあ、って話したのよ。そしたら「インド型装輪装甲輸送車あたりがチャレンジングじゃねえか」って言うてはったの」
「・・・・」

 ナガイ氏と言えば、サークルのAFV部会の重鎮にして理事の一人、ミリタリートラックマニアとしても一目置かれる方です。当然ながら私にとっても大先輩のひとりです。ガルパンに登場してきた各チームのトラックに関して詳しい情報を示して下さった経緯は、すでに「プラウダ高校チームのBM-13「カチューシャ」は戦後型」、「未だに特定出来ないガルパン車輌、の車種判明」、「サンダース大学付属高校チームのトラック」、「継続高校チームの謎の車輌」、「継続高校タワーワゴン車の変遷」等の諸記事にて述べた通りです。
 それで、ナガイさんならインド型装輪装甲輸送車も詳しいのだろうな、と思ってすぐに電話をかけました。用件を伝えると、相手は上機嫌で「サクッと作ったってや」とあっさり言うのでした。

「サクッ、と言ったってプラモデルが無いんですよ、インド型のは・・・」
「せやな。プラモは全くどこからも出とらん。ガレージキットは海外で出とるけどな・・・。でも星野なら作れる。なにしろスウェーデンのストリッツヴァグン軽戦車を作っちゃったからねえ・・・」
「ああ、新潟ビゲンのStrv m40軽戦車ですか・・・、インド型のも、ああいうプラ板での自作で作れ、ってことですか?」
「そういうこと。なに心配せんでええ、実を言うとインド型装輪装甲輸送車もな、ストリッツヴァグン軽戦車と同じように足回りを他キットから転用出来るんや」
「えっ、そうなんですか・・・!」

 

 電話の翌日に、ナガイ氏よりインド型装輪装甲輸送車の資料や画像などがメールで送られてきました。受領連絡の電話の際に、補足説明と称して詳細にわたるアドバイスをいただきました。

 それによれば、インド型装輪装甲輸送車は、第二次大戦中にイギリス軍がインドにて開発した装甲車の派生型で、当時はACV-IPの分類名称で呼ばれ、現地部隊においてはトラックに分類されていたそうです。1940年頃から生産が始まり、1942年にはインドのビルラ財閥が設立したヒンドゥスタン・モーターズも生産に加わり、1945年にはタタ財閥のタタ・モーターズも参加し、あわせて4600輌ほどが戦地に投入され、北アフリカ戦線やイタリア戦線などで活躍したそうです。

 上図は、1942年4月に北アフリカ戦線で行動中の姿です。車体の各所に各種の積載物がくくられ、対戦車ライフルや機関銃などが装備されています。

 

 インド型装輪装甲輸送車は、その名の通り、輸送車としての任務が主であったようで、上図のように兵員輸送車として活動している姿が多く写真で残されています。本来の定員は4名ですが、上図のように戦時には小隊規模で10人近くを乗せたケースもありました。

 外見上は装甲車に見えますが、実際には単なる鉄板の囲いであり、車体各面に傾斜を付けて避弾経始効果をもたせてありましたが、防弾効果は限定的で、ドイツ軍の重機関銃クラスに撃たれると簡単に貫通したそうです。それにもかかわらず、使い勝手の良さが評価されて兵員輸送車だけでなく、偵察車両、対空兵器輸送車、前進観測車などにも広く使われたそうです。

 

 インド型装輪装甲輸送車はインドにて開発されて生産が始まりましたが、後にインドの各財閥が設立した自動車メーカーも参入したため、幾つかの型および形式があったようで、知られている限りでもマークⅠからⅣに至るまでの7種のバージョンがありました。

 上図はニュージーランドのローンパイン軍事博物館にて保管されていたマークⅢです。御覧のようにマークⅡまでのリベット打ちではなく、溶接によって作られた車体であることが分かります。車高もやや低くなっており、各所のサイズがバージョンごとに異なっていた様子がうかがえます。

 

 インド型装輪装甲輸送車は、イギリス軍にてトラックに分類されていたように、カナダで生産されていたカナディアン・ミリタリー・パターン・トラック(CMPトラック)の派生型の一種です。CMPトラックは、カナダのフォード・カナダ社、ゼネラルモーターズ・シボレー・カナダ社で共同開発された汎用トラックの一種で、総生産数は50万台以上にのぼり、連合国陣営で広く使われて生産メーカーごとの多様な形式展開がなされています。
 それらの車輌の足回りは殆どCMPトラックのそれを踏襲しており、インド型装輪装甲輸送車も例外ではありませんでした。特に上図のマークⅠのような初期の生産タイプほど、足回りにCMPトラックとの共通点が多かったようで、マークⅢ以降のサイズ変更などによる車台の改造があまり目立ちません。

 ナガイ氏が言うには、ガルパンのインド型装輪装甲輸送車は前部フェンダーの形状からみて上図のマークⅠよりも少し後、マークⅡあたりの生産タイプであろう、ということでした。これはCMPトラックの派生型の一種であるCMP FAT(ガントラクター)とも車台が共通であるそうです。
 ガルパンの劇中車の外見上の特徴としては、前部フェンダーの後部がほぼ垂下する、車高がある、戦闘室後端にハッチ式の装甲天井板がある、等が挙げられます。これらの特徴はマークⅡに集中し、特に装甲天井板はマークⅡC型のみの特徴として知られます。ガルパン劇中車もハッチ式の装甲天井板を立てていますので、これも元モデルはマークⅡC型なのだろう、というのが氏の見解でした。

 

 したがって、上図のマークⅡC型が、ガルパン劇中車の元モデルであろうと推測されます。ハッチ式の装甲天井板を立てています。武装は未装備であるようで、性格としては兵員輸送車であるようです。このタイプであれば、聖グロリアーナ女学院チームにおいて試合観戦への移動用として使われていても違和感がありません。

 なので、ナガイ氏も上図の生産タイプを参考にして、足回りはCMP FAT(ガントラクター)のキットを転用すれば良い、と教えてくれました。CMP FATは、タミヤよりミリタリーミニチュアシリーズのNo.12およびNo.44にて「イギリス クォード・ガントラクター」の製品名でキット化されています。

 

 さらにナガイ氏がアドバイスしてくれたのが、上図の四面図をベースにして高さを劇中車に合わせて上げる、という方法でした。上図はマークⅢの図面ですが、車台が改造されて若干低くなり、それにあわせて車体の高さもおさえられています。劇中車は車高が高いマークⅡC型であるようですので、サイズ計算のうえでは上図のマークⅢよりも車高を上げれば良いことになります。

 

 ちなみにナガイ氏が「ガレージキットは海外で出とるけどな・・・」と述べていますが、その通り、アメリカ・ニューヨークのshapeways社の製品、香港・ワンチャイのインターナショナルモデルスアジア社の製品が知られています。特に後者のキット(上図)は形状、雰囲気ともにインド型装輪装甲輸送車のマークⅡA型あたりのそれらをよく再現しています。マークⅡC型と目される劇中車よりは車高が低く、ハッチ式の装甲天井板が無く、前部フェンダーの形状もちょっと異なりますが、数値的にはもっとも近似しますので、参考資料としても最適かと思います。

 最初は、このガレージキットを通販にて直接注文して取り寄せようかと考えました。価格、送料あわせて84ドル、為替相場が1ドル104円ならば8736円ですが、海外送金の場合の支払い手続きが意外にややこしくて手数料もさらに加算されるため、費用合計は1万円を超えてしまいます。ナガイ氏の薦める車体自作案ではタミヤのキットも含めて1000円程度で済むため、通販購入は見送りました。

 

 足回りを転用するキットは、有り難いことにナガイ氏が「ずっと積んだままで作らないのがあるから」と、上図のタミヤのミリタリーミニチュアシリーズのNo.44のキットを提供して下さいました。セットになっている25ポンド砲は不要なのでそのパーツ群はお返しし、お礼に氏の好物である「カントリーマアムチョコまみれ」3袋をプレゼントしました。

 

 かくして、私のガルパンプラモデルの100作目、インド型装輪装甲輸送車の製作にとりかかりました。上図のCMP FAT(ガントラクター)の車台、シャーシー、車輪を転用します。

 

 車台以下の製作ですので、組み立てガイドはほとんど必要ありませんでした。したがって今回の製作レポートにおいても、組み立てガイドの図は省かせていただきます。  (続く)

 

コメント (6)
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聖グロリアーナ選抜 チンディット テトラーク(リボンの武者版) 作ります !!  その4

2020年12月13日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では車輪を取り付けます。私の製作では塗装後に組み付ける予定です。

 

 ブロンコモデルらしい細かいパーツ割りです。紛失に注意しましょう。

 

 組み上がりました。D7のみ取り付けて、あとは塗装後まで保管しました。

 

 ステップ9はインテリアの組み立てですが、C41のみを使います。車内の隔壁のパーツですので、これは取り付けておいたほうが車体の強度を確保出来ます。
 ステップ10では戦闘室前面の装甲および操縦手ハッチを組み立てます。

 

 ステップ9の写真は省きました。続いてステップ10に進んで、関連のパーツ群を切り出して準備しました。

 

 組み上がりました。ブロンコモデルのキットはパーツが細かいけれど、合いは良いので組み立て作業自体はそんなに苦労しません。

 

 ステップ11では、戦闘室前部などを車体に組み付けます。

 

 こんな感じになりました。車内には隔壁のパーツC41のみを入れました。

 

 ステップ12では車体側面や排気管などを組み立てます。沢山のインテリアパーツがありますが、全て省きます。これらは別の機会に色々と転用して役立てることがあるかもしれませんので、捨てずにとっておきます。

 

 左右の側面装甲を前倒しで貼りました。このほうが、排気管などの組み付けがやり易いからです。

 

 排気管のパーツです。組み立て後の写真を撮り忘れました。

 

 ステップ13は、ステップ12の続きになります。

 

 ステップ14では、左右の側面装甲を取り付けますが、実際の作業ではすでに前倒しで取り付けています。

 

 左右の排気管を取り付けました。  (続く)

 


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ガールズ&パンツァー リボンの武者 第15巻

2020年12月12日 | ガールズ&パンツァー

 去る11月21日に発売されました、「ガールズ&パンツァー リボンの武者 第15巻」です。

 ようやく念願の対大洗戦が実現となった、鶴姫しずか達タンカスロン陣の物語です。激烈なカルドロンの泥仕合を戦い抜いた歴戦の猛者たちが連合チームを組んで大洗にて試合に臨みます。ようやくここまできたか、という感がありますが、ガルパンの基本的鉄則のひとつとされる「大洗女子学園チームは必ず勝利する」がここでも遵守されるのでしょうか・・・。そうなってしまうと、なにか物足りない気がしてしまいます。

 実際の戦史においては、いかなる軍、チーム、組織においても常勝無敗というのは有り得ませんでした。ガルパンといえども、あまり大洗女子学園チームばかりが勝者になっていては、ちょっと違和感が無くも無い、というような受け止め方がこの頃は多くなってきたように感じます。アニメの最終章シリーズに関しても、既に「別に大洗が優勝しなくても良いだろう」的な観測が増えてきているようです。
 また、聖グロリアーナ女学院相手には依然として勝てていませんが、そういう構図もそろそろ飽きられつつあるのではないか、と思います。聖グロリアーナ女学院相手に初めて勝つ、という話も魅力的ですが、他のチームに負けを喫して新たな方向への模索を試みる、というようなストーリーのほうがひそかに期待されているのではないか、と感じます。

 この「リボンの武者」の今後の物語が、そのような潮流に敏感に反応した内容になってくるかどうか、が個人的には興味があります。そうでなければ、総括的段階において「なあんだ、結局は・・・」と片付けられてしまうような、ある意味危うい局面に向かいつつあるように感じます。アニメ版に劣らない、素晴らしいファイナルを迎えて欲しい、と願うのは私だけではないでしょう。

 アマゾンでの案内情報はこちら

 


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聖グロリアーナ選抜 チンディット テトラーク(リボンの武者版) 作ります !!  その3

2020年12月11日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5です。ここで取り付けるパーツは外回りの部品のみです。D8、D9、D48はサスペンションの基部となりますので取り付け位置およびパーツの向きを間違えないように注意します。

 

 取り付けるパーツは上図の通りです。インテリアのパーツおよびエッチングパーツは全て省きますので不要です。

 

 組み上がりました。次にていよいよ、今回のキットの最大の難関である足回りの複雑なトラス機構を組みます。

 

 ステップ6で組み付ける、足回りの複雑なトラス機構です。こんな構造の軸部は初めて見ました。パーツの区別をきちんと行って順番に慎重に取り付けますが、一部のパーツは交差するため、接着剤が乾かないうちに全てのパーツを取り付けておいて、形をしっかりと整えておく必要があります。
 車輪の軸部を支えるパーツが細い棒ばかりなので、強度的にも不安がつきまといます。形を整えたらさらに流し込み接着剤で固着度を高めて少しでもガッチリしたトラスに仕上げなければなりません。

 

 片側の足回りトラス機構だけで上図の多くのパーツを組み合わせて作りますので、パーツを間違えずに、取り付け位置も間違えずに、組み合わせも間違えずに、そして接着はしっかりと入念に行なわなければなりません。

 

 30分ほど悪戦苦闘しつつも、なんとか組み上がりました。こんな複雑なサスペンションのトラス構造は、ガルパン車輌プラモでも初めて経験しました。

 

 こんな状態になるわけです。パーツが複雑に絡み合って繋がることでトラス状にまとまりますが、位置がずれてくる場合も少なくないので、修正や微調整にも相当の手間をかけました。

 

 こんな大変な組み付け作業を、まだ片側の半分しかやっていないのに、ものすごく消耗してしまい、作業はこれでいったん中断して寝ました。横になった途端に疲労感がドッと押し寄せました。ガルパン戦車を作り出してからもう数年になりますが、組み立て作業でこんなに疲れたのは初めてでした。

 

 ステップ7は、残る片側の足回りトラス機構の組み立てです。翌日が休日でしたので気合を入れて朝から作業を再開しました。

 

 ああ、ややこしいこれらのパーツをまた組み付けるのか・・・。

 

 またも苦戦の30分余り、なんとか組み上げました。ブロンコモデルさんも、よくこんな複雑なサスペンションをうまくパーツ割りしたもんですね・・・。

 

 やっとこさ完成しました。この足回りの組み立てだけで一日分の気力と集中力を使い果たした気がしました。私自身のなかでは間違いなく、「二度と作りたくないキット」に確定です。  (続く)

 


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黒森峰女学園 パンターG型(2輌目) 完成です!!

2020年12月10日 | ガルパン模型制作記

 塗装後の組み立てが完了した状態です。続いてデカールを貼ります。

 

 校章マークを2枚、砲塔左右側面に貼りました。

 

 今回もモデルカステンのガルパンデカールセットにお世話になりました。黒森峰女学園チームに関しては専用セットと言えるVol.5が大変に便利に使えます。

 

 薄くつや消しクリアを吹き付けて仕上げました。

 

 私の一番好きな戦車ですから、もう何も言うことはございません。とにかくカッコ良い、素晴らしい、最高、ということで眺めるだけでテンションが上がります。

 

 こんな走攻守揃った中戦車は、ガルパン世界でもなかなか無いのですが、どういうわけかガルパンでは冷遇されています。個人的には実に残念な状況であります。もう少し何とかならないものか、といつも思います。

 

 グンゼ産業の製品はドラゴンの古い時期のキットにあたりますが、タミヤ製品と比べてもそんなに差がありません。組み立て易さも似たり寄ったりでした。ガルパン仕様への改造などの作業量はこちらの方が少なかったと思います。

 

 とにかくカッコ良い。特にデザインが洗練されていて無駄がありません。

 

 斜め後ろからのアングルが、いかにもパンターらしい独特のフォルムを際立たせています。

 

 カメラを低く構えて撮ると、迫力も重量感も存在感も増してまいります。

 

 個人的には汚しやスミ入れは一切かけません。実車とアニメ車輌との差異を明確にして、ともすれば第二次大戦中の実車の多様なイメージに囚われがちな潮流から、あえて抜け出してみたいと思っているからです。

 

 なので、オモチャみたい、実際のパンターと違う、などと言われれば、それだけである意味当方の基本的な製作方針は成功していると言えましょう。

 

 かくして、黒森峰女学園チームのパンターG型(2輌目)が完成しました。製作期間は2020年5月2日から10月25日までで、組み立てに11日、塗装に1日、塗装後の組み立てに1日かかりました。

 今回はグンゼ産業の古い製品を使用しましたが、中身はドラゴンの旧キットでした。ドラゴンのパンターの初期のキットらしく、現行のキット群よりもパーツ割が少なく、一体成型のパーツも多く、以前に作ったタミヤ製品とほぼ変わらない取扱い易さでした。ガルパン仕様への追加工作もタミヤキットより少なくて済みましたので、現時点では初心者クラスにも安心しておすすめ出来る適応キットの一つに数えて良い、と評価出来ます。

 私の製作計画では、パンターG型はあと2輌作る予定です。同型車輌を複数作る場合はキットのメーカーを変えて作り比べる方針ですので、あとの2輌はたぶんタコム、ライフィールドモデルあたりを採って製作することになるかもしれません。この2製品にはインテリアキットも出ていますので、そちらで楽しんでみるという選択肢もあるでしょう。

 


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聖グロリアーナ選抜 チンディット テトラーク(リボンの武者版) 作ります !!  その2

2020年12月09日 | ガルパン模型制作記

 ステップ2では操縦席などを組み立てます。私の製作ではインテリアは省略しますので、ここではA13関連の組み立てのみを行ないます。

 

 A13関連の組み立ては、A22、A23、D49を取り付けます。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ3では上図の通りに組み立てます。ここではC38、C39は不要とし、ステップ2で組み立てた前面装甲板のみを接着します。

 

 ステップ2で組み立てた前面装甲板と下部車体です。

 

 組み合わせました。

 

 ステップ4ではインテリアの一部、足回りの基部を組み立てます。インテリアは省きますので、足回りの基部のみを取り付けます。このキットの特色ともいえる複雑な足回り軸部の基礎になる部分ですので、上図の取り付け図をよく見ながら仮組みして取り付け位置を確かめます。

 

 D8、D9、8個のD48のパーツです。いずれも向きが決まっていますので、間違えて逆に付けないように形やモールドを確認します。

 

 全て取り付けました。これらの基部に複雑なトラス状のサスペンションが取り付くことになりますので、一個でも間違えたり位置がずれたりすれば、足回り自体が正しく出来上がりません。  (続く)

 


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黒森峰女学園 パンターG型(2輌目) 作ります!! その5

2020年12月08日 | ガルパン模型制作記

 秋に入って涼しくなり天気も安定してきましたので、他のキットと一緒にまとめて塗装作業を行ないました。10月24日のよく晴れた日に一日かけて11輌をまとめて塗装しましたが、その1輌がこのパンターでした。

 車体色はミスターカラーの39番ダークイエロー、履帯は28番黒鉄色、転輪のゴム部分はポスカ黒で塗りました。

 

 三種類の転輪パーツを間違えないようにチェックして取り付け順に並べました。

 

 三種類の転輪パーツを取り付けました。

 

 転輪がきちんと並んで接地しているか、歪みが出て並びが乱れていないかを確かめました。

 

 ベルト式の履帯パーツをはめて接着し、乾くまで図のように丸めたティッシュをかませて固定しました。

 

 車外装備品の塗装をしました。金属部分は28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 車体前面の機銃は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 右側面の車外装備品を取り付けました。劇中車に合わせて御覧の通りにセットしました。

 

 左側面の車外装備品を取り付けました。

 

 左右側面後部のラックに予備履帯を3枚ずつ取り付けました。

 

 背面にジャッキを取り付けました。これで塗装後の組み立てが完了しました。  (続く)

 


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聖グロリアーナ選抜 チンディット テトラーク(リボンの武者版) 作ります !!  その1

2020年12月07日 | ガルパン模型制作記

 2020年の年末にかけての当分の間、聖グロリアーナ女学院チームの車輌を続けて2、3輌ぐらい作ることに決めて先ずはマチルダⅡを劇場版仕様のルクリリ車として仕上げました。これに続けて「リボンの武者」に登場した聖グロリアーナ女学院選抜、チンディットチームのテトラークを作ることにしました。作中でオレンジペコおよびローズヒップが搭乗していた英国製の空挺戦車です。上図は第6巻73ページにおける初登場のコマです。

 

 テトラークは、「リボンの武者」においては聖グロリアーナ女学院の他に西呉王子グローナ学園も使用しており、隊長のキリマンジアロが搭乗しています。キリマンジアロ車は2ポンド主砲にリトルジョン・アダプター(口径漸減装置)を装備しており、作中の設定において聖グロリアーナ女学院車輌との外見上の差別化が図られているようです。
 今回は、チンディットチームの車輌を再現してみますので、上図のようにリトルジョン・アダプターの無い状態に作ります。

 

 使用したキットはブロンコモデルの品です。インジェクションキットとしてはこれが唯一で、他に選択肢はありません。箱絵の車輌は2ポンド主砲にリトルジョン・アダプター(口径漸減装置)を装備した姿です。

 

 キットの中身です。履帯は連結式、パーツは細かくて数も多く、ブロンコモデルのスタンダードが示されます。エッチングパーツもありますが、今回はなるべく使わない方向で取り組みました。インテリアもエンジン以外は全て再現出来る意欲的なキットですが、事情があって今回はインテリア関連は作らないことにしました。

 

 ブロンコモデルは中国のメーカーですので、組み立てガイドの説明文は英語と中国語で書かれます。

 

 ステップ1です。下部車体の組み立てを行ないますが、インテリア関連とエッチングのパーツは使いませんので、ここで取り付けるのは2個のD49のみです。

 

 下部車体パーツのGと牽引ホールドのD49です。

 

 組み上がりました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く13 その14  ラストは志摩リンのビーノ

2020年12月06日 | ゆるキャン△

 湯之奥金山博物館のエントランスには、上図のように志摩リンのビーノが展示されていました。ここにもあるのか、と驚きました。下部温泉郷だけで下部ホテルと合わせて2台もあるわけです。すると、他にもどこかで展示されているのだろうか、と考えました。

 

 よく見ると、実写版のドラマロケで使用された旨が表示されていました。ヘルメットもセットになっていました。これを実写版で俳優さんが使用したということでしょうが、私自身は実写版を全然観ていないのであまり感慨もわきませんでした。

 

 このビーノも下部ホテルに展示されていたのと同じ、2020年からの現行モデルです。アニメ1期の志摩リンの愛車とは異なります。私自身が志摩リンと同じ2019年式の旧型ビーノに乗っていますから、違いがすぐに分かります。以前に身延山ロープウェーの駅にて展示されていたビーノはズバリの旧型モデルでしたが。

 パッとみた限りでは現行型も旧型もあまり変わらないように思われるかもしれませんが、現行型は車体の曲面および曲線のカーブがあまり感じられないデザインになっており、とくに側面では曲面が減じています。それでも重量は増加していますが、旧型には無い機構や装備が追加されていますから当然です。エンジンは同じであるそうですが、重量が増加したぶん、乗り回しがやや重く感じるそうです。燃費も旧型より落ちたと聞きますが、それは乗り方次第で改善出来るでしょう。

 私の場合、ビーノに買い替えた理由は京都市内を自在に走り回るためでした。渋滞や交通規制の多い京都市に住んでいると車より小回りのきく原付の方が便利なため、休日の市内巡りや社寺史跡巡礼には公共交通機関か原付を使います。それで、長いこと乗っていた車は手放しましたが、おかげで維持費用、車検費用、駐車場代などがゼロになって大変にスッキリしました。さらに歩く機会および距離が増えて、運動不足がかなり改善されたように感じています。

 なので、ずっとビーノに乗っている志摩リンが、運動不足気味にならなければ良いが、と思ってしまいます。

 

 湯之奥金山博物館にはきっちり二時間居ました。見学後に売店で土産を買い、コーヒーを飲んで一服した後、退出して足湯の横を通りました。

 

 もときた道を引き返してメロディーブリッジを渡りましたが、このときはメロディーはなぜか響いてきませんでした。橋を南へ渡る場合にのみ鳴るのかな、と思いました。

 

 帰りの列車の時刻は15時20分でした。その5分前に下部温泉駅に戻りました。

 

 これで三泊四日の長い旅程が終わった・・・、ああ、やれやれ、という気分でした。疲れがどっと押し寄せてきて、最後の記念自撮りもなにか眠くて倦怠感につつまれるなかで辛うじて済ませました。とにかく眠い、眠くなってきてしまったのでした。伊豆伊東、河口湖、南部、市川三郷、身延、そして下部温泉と目まぐるしく移動してあちこち一生懸命に見て回ってきたのですから当然でした。

 

 やがて北から列車の走行音が響いてきました。

 

 15時20分発の特急ふじかわ10号でした。これで静岡まで行き、新幹線に乗り換えて京都へ帰るわけですが、京都着が18時37分ですから、約3時間かかるわけです。ガルパンの大洗へは5時間余りかかりますから、こちらのほうがうんと近いです。

 

 列車に乗り込み、たまたま反対側の窓から下部温泉駅の駅名標が見えるのを記念に撮りました。これが今回の聖地巡礼旅行のラスト撮影でした。
 その後は、静岡駅までの移動中も、新幹線に乗り換えてからも、ほとんど寝ていましたから、気が付いたら京都駅に着いていた、という感じでした。

 以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく13」の記述を完了しました。これにより、今回のレポート四部作(伊豆伊東編、河口湖編、南部・市川三郷編、身延・下部温泉編)は完結となります。  (了)

 


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アンツィオ高校 CV33型快速戦車 完成です!!

2020年12月05日 | ガルパン模型制作記

 塗装が完了し、デカール貼りに移りました。公式キットですので、上図のデカールが付いています。使用するのは一番下の校章マーク2枚です。

 

 このように車体の戦闘室の左右側面に貼りました。

 

 反対側も貼りました。

 

 最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 このスッキリとした清潔感が、いかにもガルパンのアニメの車輌、という雰囲気です。汚し処理をかけるとアニメの車輌感が薄らぎます。

 

 側面観です。小さなキットですが、よく形状をとらえて再現しています。さすがに軽戦車クラスのキットの精巧さでは定評のあるブロンコモデルの製品だな、と思います。

 

 このように接写しますと、長さが10センチにも満たない小さなキットであることを忘れそうになります。最近カメラを買い替えて接写が容易な機種になり、以前よりも綺麗に撮れるようになりました。

 

 細かいパーツが多いので、製作にはそれなりのカロリーを要しましたが、ブロンコモデルの製品によるガルパン車輌の製作としてはまだ楽なほうに属する、と思います。

 

 戦闘室天板の二つのハッチはいちおう接着せずに開閉自在にしましたが、あまり意味が無かったかもしれません。現時点では乗せられるフィギュアが手元に無いからです。

 

 劇場版にてカール小隊と対決した「どんぐり小隊」も、これで当方の手元に4輌全てが揃いました。

 

 かくして、アンツィオ高校チームのCV33型快速戦車、がアンツィオ戦OVA版仕様にて完成しました。製作期間は、2020年4月28日から10月25日まででした。組み立てに18日、塗装に1日、塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。

 今回はプラッツ発の公式キットを使用しました。元製品のブロンコモデルはパーツの細かさ作業の大変さで定評がありますが、ガルパン車輌の製作としてはまだ楽なほうに属するため、ブロンコモデルの入門キットとしては適していると思います。
 このCV33型快速戦車は、ガルパンにおいては青師団高校チームも保有して最終章の無限軌道杯に参戦させていますが、そちらはリベット留め車体の形式です。キット自体の中身は今回の製品と同じで車体パーツもリベット留め車体のそれが含まれていますから、青師団高校チームバージョンの公式キットにおいても大体の製作手順は同じになるでしょう。

 


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ゆるキャン△の聖地を行く13 その13  足湯と金山博物館

2020年12月04日 | ゆるキャン△

 下部川を渡って右に行くと、湯之奥金山博物館の広い駐車場を含む園地に入りますが、その中に上図の「黄金の足湯」があります。平成18年に掘削された下部温泉の新たな源泉 「 しもべ奥の湯高温源泉 」 を引き込んで設置された無料の足湯で、加温、加水、循環等は一切していない源泉かけ流しです。泉質はアルカリ性単純温泉で、ほのかな硫黄臭があります。

 

 「黄金」を「金」に代えて「へやキャン△」第8話にそのままの姿で登場しています。脇の大石も実際と変わりません。

 

 内部は片側開放式の東屋スタイルで、ベンチに腰かけて足湯に浸かることが出来ます。

 

 劇中でもそのままです。野クルの3人が足湯につかりながら他の観光客と話しています。

 

 野クルの3人は、内部の中央から北寄りのこの位置に並んでいました。

 

 この通りです。背後の下部温泉案内文もそのままです。

 

 足湯に10分ほど浸かった後、駐車場の反対側に位置する大きな博物館施設に向かいました。

 

 正式名称は、湯之奥金山博物館といいます。戦国期より江戸期まで稼働した湯之奥金山の三つの金山のうちの中山金山が平成元年からの3か年にわたり学術調査を受け貴重な遺跡遺物を検出して国史跡に指定されたのに伴って平成9年に設けられた博物館です。湯之奥金山遺跡の紹介、遺物の展示などを行なっています。

 私自身はこういった鉱山関連の遺跡に興味があり、今までに佐渡金山、石見銀山、生野銀山、多田銀山、柵原鉱山、土肥金山、足尾銅山といった鉱山遺跡や文化財を見ていますが、甲州武田氏以来の歴史を持つ甲斐金山こと湯之奥金山にはまだ訪れたことがなく、しかも鉱山関連の総合的博物館となると柵原鉱山資料館ぐらいしか記憶がありませんので、今回の湯之奥金山博物館をとても楽しみにしていました。ゆるキャン△聖地とは無関係ですが、歴史上に名高い甲斐金山の資料に触れるまたとない機会でしたので、今回の旅程のラストに組み入れて二時間を配分しておいたうえで、ワクワクしながら中に進みました。

 

 もともと博物館での見学が大好きなので、全ての展示、学びの情報が楽しくて面白くてもう最高、という気分でした。予想以上の濃厚な学術成果を生かしてのアカデミックな展示構成、広大な遺跡及び遺物の分布域が確認された中山金山の全貌がリアルに追体験出来る意欲的な演出に、ただただ感動して見学に没頭していました。二時間は、だからちょっと短かかったです。

 しまった、三時間はとるべきだった、と後悔しましたが、帰りの列車の時刻が決まっていて切符も確保しているので、予定通りの時間に見学を切り上げざるを得ず、名残惜しさがつきまといました。来年2021年1月からのアニメ2期の放送後に身延山奥の院に参拝し、下部ホテルにも泊まろうかと計画していますので、その際にこの湯之奥金山博物館は絶対に再訪する、と決めました。

 

 なにしろ、広大な中山金山の遺跡分布を立体模型で見ていて、そのうちの一ヶ所でもいいから生の遺跡に触れてみたい、という希望があります。
 個人で出かけるのも良いですが、出来たら湯之奥金山博物館が時々開催している現地遺跡見学会に参加してみたいです。その開催タイミングが、次の「ゆるキャン△」聖地巡礼の実施案のひとつの目安になるでしょう。  (続く)

 


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アンツィオ高校 CV33型快速戦車 作ります!! その8

2020年12月03日 | ガルパン模型制作記

 秋に入って涼しくなり天気も安定してきましたので、他のキットと一緒にまとめて塗装作業を行ないました。10月24日のよく晴れた日に一日かけて11輌をまとめて塗装しましたが、その1輌がこのCV-33でした。

 車体色はミスターカラーの39番ダークイエロー、履帯は28番黒鉄色、転輪のゴム部分はポスカ黒で塗りました。

 

 排気管は42番のマガホニーで塗りました。車外装備品はジャッキと鶴嘴の2点で、金属部分は28番黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 主武装の連装8mm重機関銃は28番黒鉄色で塗りました。

 

 左右のライト内部は8番シルバーで塗りました。

 

 車輪類を車体に取り付けました。

 

 履帯を取り付けました。

 

 排気管、ジャッキ、鶴嘴を取り付けました。

 

 左右ライトのレンズのクリアパーツを取り付けました。

 

 予備転輪を左右側面に取り付けました。

 

 以上で、塗装後の組み立てが完了しました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く13 その12  藤川のランチ

2020年12月02日 | ゆるキャン△

 「ニュー梅月」を辞して、道路をはさんで向かいの奥にある上図の「藤川」に行きました。この日の昼食にして今回の「ゆるキャン△」聖地巡礼旅行のラストの食事を、このお店でいただく予定でした。
 多くの「ゆるキャン△」ファンは、表の「丸一食堂」へ行きスタンプラリーでも寄りますが、私は「丸一食堂」に一度行っているので、今回はまだ行っていない所へ行く計画でした。

 

 このお店を選んだ理由は、現地を訪れている一般観光客の多くが利用しているようであるからでした。トラベル系ブログなどで下部温泉郷の記事を探して食事処の名前を見つけると、多くはこの「藤川」になっており、しかもカテゴリーが喫茶店、鉄板焼きの店、レストラン、とまちまちなのでした。どういうお店なんだろうと興味を抱かざるを得ず、一ヶ所ぐらいは「ゆるキャン△」と無関係のスポットにあたってみるのも良さそうだ、と考えました。

 実際に行ってみたら、上図のように暖簾には「鉄板焼」とあります。これがメインのお店なのか、と思いましたが・・・。

 

 店内は意外にもお洒落で格調ある和風ダイニングレストランの雰囲気に整えられていました。カウンターバーもあって呑み屋でもあるようです。鉄板焼というよりはレストランだな、と受け止めました。
 古民家をリノベーションして二階部分を吹き抜けに替えて開放的な空間にしつらえてあり、なかなかに落ち着いた感じでした。これはいいじゃないか、時間があればゆっくりと寛ぎたいな、と思いました。こういうお店を、出来れば「ゆるキャン△」劇中に出して野クルの食事姿を描いてくれると楽しいだろうな、と思います。

 

 お店の方にメニューを渡されました。おすすめは何でしょうか、と聞くと上図のページを示されました。
「ランチタイムですのでメニューは3品揃えてございますが、ハンバーグはお好みの量を選んでいただけます」との案内がありました。

 

 そのハンバーグランチを、160gで注文しました。240gや320gは、少食の私にはボリュームが有り過ぎました。

 

 5分ほどで運ばれてきました。おお、思ったよりもボリューミーだなあ、と感じました。これでいいんだよ、こういうのでいいんだよ、と大いに満足しました。

 

 丸くて大きな、美味しそうなハンバーグです。個人的には好みのサッパリ味でした。
 この日は、朝は身延山伽藍へ菩提梯を登り、昼には下部ホテルの温泉に浸かっていましたから、食事に臨んだのは13時過ぎでした。かなり空腹でしたので、この量と味とに大満足でした。これで心置きなく帰途につける、と思いました。

 

 昼食を美味しくいただいて30分ほど休んだ後、「藤川」を辞して次の聖地スポットへ向かいました。下部川に架かるメロディーブリッジを渡りました。その名のとおり、渡るとセンサーが反応して四季のメロディーが流れるのでした。最初は川音にまぎれてよく聞こえませんでしたが、確かにメロディーが響いていました。

 

 メロディーを聴きつつ、下部川の上流方向を見ました。昨日はレンタカーで川沿いの道を1キロ余り走って、温泉郷の中心寄りにある神泉橋まで行ったのでした。  (続く)

 


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