岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

土地探しに思うこと

2008-01-26 | 思ったこと
昨日のtakuさんの、コメントを受けてチョッとだけ今日は真面目な話を。

土地探しは大変難しいものです。いいところは、建売り屋さんが買い込んでいまい、残っていない。本当に悔しい思いをします。家の夢を見ていただいても結局土地をもっているところと言う妥協に走る方もちらほら。

けどタマゴグミは、頼って頂けるお客様のためには、出来る限りの土地検索をします。私は不動産免許を持っていないので、お金にはなりません。 ただ、折角のお客様の夢を崩したくないし、建売住宅屋サンに負けたくないのでやっています。

さて、土地探しですが、まずは徹底して理想を追い求めてください。理想で土地が見つかるのは稀です。理想で土地を追い求めていると気づく事があります。夫婦の考えが微妙にずれている事です。そこできっともめます。うちもそうでした。1年近く土地探しをしたのですが、夫婦の意見が合わず、大変辛い思いもしました。もうやめようか、という弱音も出ました。

けど、思ったのです。あそこまで真剣に自分の意見を出し合ったことがあったかなと。
そして、相手が何を大切にしているかがわかってきます。

私は、最終的には妻の意見を全面的に飲む事にしました。簡単な話です。妻が一番長く家にいるからです。今思えば、正解でした。妻が元気に暮らせれば、子供が元気。そしてオヤジも元気になるという簡単な法です。 ただ、これは私の例。

理想を求めると、きっと大切な事が見えてきます。そうしたら、土地探しも明確になってきます。 場所なのか? 環境なのか? 価格なのか?

私たち建築士は、あなたが選んだ土地を最大限に生かすために設計をします。あなたがどんな土地を選んでも何とかするのが、私たち建築士の仕事です。例え北向きだろうが、狭かろうが、変形していようがです。

外の環境が悪ければ、内をよくすればいい。 周りが囲まれていたら、天を開けばいい。

これが、建売り屋さんとの差です。

土地探し、いつでもご協力します。気軽に声を掛けてください。

写真は土地探しの途中で見つけた風景。 私たちはこんな風景に出会い、感動出来る仕事をしています。

家のいろ。

2007-10-11 | 思ったこと
今日は事務所にいます。
写真見にくいですよね。すみません。実は本巣の家の色選びのときに使った見本を3枚並べてあります。なんかべた~っとしていて、どの色も同じに見えるかもしれませんが、実は微妙に違います。

家の色ってどうやって選んだらいいんだろうと思いませんか?
色選びを失敗したらどうしようなんて思いませんか?

正直言いましょう。どんな色を塗ってもOKです。そして、相当変な色を塗らない限り、失敗はありません。初めは違和感があっても直ぐになれます。だから安心して色を選んでください。

じゃ、何でそんなに一生懸命色を選ぶの?
そこなんですね問題は。
家の色を選ぶとき、お客さんには必ず現場で見本を見てもらいます。事務所やほかの場所で好みを選んでおいてもいいのですが、最終決定は現場です。

家の形ができて、想像しやすいという理由が大きいのですが、もうひとつ狙いがあります。
お客様は色を選ぶとき、多分周りの家や景色を見ているはずです。そのとき、無意識的に自分の家のポジションを決めていると思います。
ポジションとは大きく分けると主張するのか溶け込むのかです。ただ主張と言っても問題になった「まことちゃんハウス」はちょっとと思いますが。

これは室内にもいえます。室内を花柄模様のクロスにしても、真っ白でもいいと思います。 壁自体にその部屋の雰囲気を主張させるのか、単色の壁にして、飾るものや家具などで、その部屋の雰囲気を決めるのか決まっていればOKです。

ただ、長く使っていこうと思ったら、私は模様や、色は周りに解けこむ色がいいと思います。 木々が引き立つ色や、絵が引き立つ部屋なんていうのがお勧めですね。

けど、淡い色ならすべてOKということでもありませんので。

建築基準法改正

2007-06-25 | 思ったこと
建築基準法が改正されました。強化されたのは構造についてです。
それに伴い、確認申請業務が更に難しく手間が掛かるようになりました。

マンション等は、チェックが厳しくなり、設計段階での不正は極端に減る事が期待されます。
さて、それで住宅はよくなるかというと???です。
まあ変るとしたら、確認申請屋さん(確認申請専門の設計事務所)の単価が上がり工務店さんが「まいったな~」というくらいだと思います。

この動きは、姉歯事件から一連の流れなのですが、なんか足りないような気がするのは私だけでしょうか?

あの問題で、一番の被害者は家族の幸せを願って必死で住宅を買った人たちですよね。地域の発展と従業員の幸せを願って借金を背負い建てたホテルのオーナーたちですよね。

今後もこのような問題は起こると思います。不正でなくてもアスベストのように急に発ガン性物質に指定される事もあります。そのとき、お客様を守るのは誰なんでしょうか?何かあった時、お客様を守る為にはどうすればいいのでしょうか?

私は
検査に連動した保証の強化
現場管理者の知識の強化
だと考えています。

検査・審査も失敗や手抜きをすると、ペナルティ(保証)をしなくてはいけない。と思えば真剣になるでしょう。

現場管理者の知識が高まれば、もし設計に不正や間違いがあったとしても「これ、おかしいぞ」となるわけです(これはあくまでも住宅レベル。大型ビルでは難しいかもしれません。)

と、ぐちを言っていても始まりません。
今タマゴグミにできる事。
長持ちする設計を行い、3日に1回は現場に行ってチェック。
地道に年間数棟良い家を造っていく事だけです。


お知らせ
7月8日にトステムINAXショールームでセミナーを行います。
詳しくは http://www.tamagogumi.jp を見てください。 クリック

今日はパソコンから・だから長文

2007-05-30 | 思ったこと
見学会に参加いただいた方、ありがとうございました。今日、無事にお客様に引渡しして来ました。あんな良い家に住めて羨ましいです。(って、自画自賛??)
いま、計画中のお客様も、切通の家に刺激されなんか要望が・・・
それだけ、皆さんにも気に入っていただけたということで、嬉しい限りです。

さてさて、全く違う話ですが、チョッと聞いてくださいよ。

今日は、夜に自宅でお客様との打ち合わせがあったので、早く帰宅したのですが、帰宅したと同時に娘(中3)が「チョッと聞いてよ~」と話し掛けてきました。

実は先日、娘は校外実力テストを受けていたんです。その結果が土曜日に帰ってきたらしく、思いのほか悪い成績で、希望校も危ないとの評価。落ち込んでしまうは、カミサンからはぼろくそ怒られるはで、散々でした。

で、今日です。娘が
「ねえ、お父さん聞いてよ。私が見ていた結果表って、私のじゃなかったの。」
「えっつ、そりゃ大変。他人のか。」

「違うの。」
「違う??そしたら誰のだ?」

「見本だったのよ。こういう分析サービスもあるよって業者が送ってきた見本。」

はあ~~???

見せてもらったら、名前の欄は○○○になっているし、志望校も○○○。学校名も○○○
どう見ても見本。小学生が見ても解かる完全な見本。
あきれていると、カミさんが
「見本なら、赤字で大きく見本って、書いてくれなくちゃね。不親切ね。」

はあ~~~~~~~~~~????
さかさまにしても見本だって、これは。
見本を机において娘はべそをかき、カミさんは怒っていたんだよ。あんたらは。

タマゴグミの家は、おおらかを通り越してノ~テンキな家族も作るようです。
気をつけて下さいね。