塗装屋さんが壁に水性塗料を塗っています。タマゴグミの内部の壁仕上げは、水性塗装が一番多く、その次に土佐和紙貼りとなっています。
ビニルクロス類は一切使いません。
と、書くと、
「そうか、タマゴグミは健康志向でビニルクロスを使わないんだ。」と受け取られがちですが、本当の理由は違うところにあります。
ビニルクロスを嫌っているわけではありません。ビニルクロス貼りの家はダメだとは一切思いません。そんなこと、私に言う資格も権利もありません。 現に、設計事務所時代に勤めているときは殆どがビニルクロス仕上げでした。
タマゴの家の材料や仕様はすべて「長持ち」というところに繋がっています。
ビニルクロスの家は長持ちしないか、、、てなことありません。
長持ち=経年変化が味になる
と捕らえると、ビニルクロスと水性塗装、どっちが味になるかな、と考えたとき、水性塗装に軍配が上がった。それだけです。
ちょっと前まで、お客さまには
「お子さんの落書きとか、汚い手で触って汚れてきたらご自分たちでも塗りなおせますよ。」とお伝えしてきました。
最近は
「お子さんの落書きとか、汚れは出来ればずっと残しませんか。きっと10年後、20年後に「ああ、残しておいて良かった」と思える日が来るはずです。」と、お伝えしています。
お子さんが結婚され、孫を連れてきたとき、その住んでいた形跡を見せることで家族の歴史を見せることが出来るような気がします。
語り継がれる家、そんな家を作り続けたいと思っています。(おっ、上手く結んだ。すごいすごい)