耳
美濃の現場は内装の仕上げ工事を行っています。そして来週から外構の工事に本格的に入っていきます。
開けた土地なのにあえて目かくし壁を作り、広い濡れ縁を通して庭を部屋うちに取り込んでしまおうという手段です。
最近よく行う手法で、鑑賞する庭ではなくて使える庭を作りたいと思っています。
今年のような現象は今年だけではないと思います。今後家で過ごす時間はますます増えていくと予想します。
家で過ごす時間が少しでも楽しい時間となるように、庭も作っていかなくてはと考えています。
写真はフルオープンに見せかけた開口です。屋久杉の壁の中にぽっかり空いた四角い穴からは南の窓を通して打合せする大工さんと島田の姿が見えています。
関の現場です。この現場も外構工事が始まりました。コンパクトな敷地の中に使える庭を造るべく微妙な寸法をお客様と打ち合わせをしながら決めました。窓からうっすらと見えてるのは階段です。階段の上り下りをするときに外の小さなお庭が見える、結構いい感じに仕上がると思っています。
瑞穂の現場では断熱工事を行っています。セルロースファイバーという紙の繊維を壁の中に吹き込んでいます。この断熱を選んでいるのは壁体内結露を起こさせないというタマゴグミの意地です。壁の中で結露を起こすと腐朽菌が起きやすくなり柱や梁を腐らせてしまいます。
その他では、岐阜市内の改装現場の調査をしたり、土地を見てきたり、一宮の現場の土地調査をしたりしていました。いつもながらのんびりボチボチと行っています。
そういえば岐阜市内で土地を見てきたついでに久々に柳ケ瀬通りを歩いてみました。
通りに面してできた空き地です。
何となく以前の建物の形跡が感じられます。こんな跡をぼ~っと眺めながら以前建っていた建物の想像をするのが結構好きです。