今朝は、今年最後の地鎮祭を行ってきました。 ご家族3人と1猫さまの住宅を計画しています。
幹線道路近くですので、その辺を考慮した設計にしています。
建物の形は、土地や土地の条件が決めてくれることが多いです。
土地に立つと、土地が「ほら~、うるさいだろ~~」とか「日がカゲッちゃうぜ!」とか「おい、こっちこっち、こっちはキレイだよ>>>」とか話しかけてきます。
その条件を拾っていくだけで、結構かたちは決まってきます。
たまに困ることがあります。
何をしてもいい土地。。周りに建物がなく開けていて、土地も大きいという恵まれた土地。
これ、結構悩みます。そんなときは、お客様の話が形を決める大きなきっかけになります。
設計屋は、困難な土地を与えられると「いや~困りましたね~~」と口では言うものの、内心は「かかって来なさい」と喜ぶ人が多いようです。
かの有名な安藤忠雄先生も、大阪の住吉で間口4メートル程度、奥行き15メートル程度、周りは家が迫ってきている困難極まりない土地で、「住吉の長屋」という代表作を建て、メジャーになられました。岐阜のような田んぼの真ん中の土地だったら、あの住宅はうまれていなかったでしょう。(とはいっても安藤先生だったら田んぼの真ん中でもすごいものを設計されると思いますが)
ちなみに、住吉の長屋、10年以上前に見に行きました。中に入れるわけでもなく外からですので、コンクリートの壁を見てきただけです。
さて、タマゴグミは今後、来年春までは着工物件なしです。今後は、今着工中の現場を一つ一つ完成させていく時間に使います。
そろそろ、完成したお宅や、着工中のお宅の情報をホームページにアップしなくちゃと思っていますが・・・
これは、安八の家の状況です。鉄筋組が終わりました。ポツポツと四角いものが見えていると思いますが、これを専門用語で「サイコロ」と言います。鉄筋のかぶり厚さを確保するものです。人生ゲームでサイコロに使おうとしても、目がついていませんので残念ながら使えません。
この段階のチェックは、鉄筋のピッチもですが、立ち上がっている鉄筋が正確な位置に入っているかも確かめておきます。
これは2日前の大垣の家。アスファルトルーフィングのチェック時の写真です。立ち上がりが足りないところがあったので指示をしました。
アスファルトルーフィングや外壁の防水紙をチェックするとき私は「上から下、上から下」とブツブツつぶやきながらやっています。
水は上から下へ流れます。そのとき水が変なところから入り込まないか、考えるためです。たまに手で水の流れをシミュレーションしながらチェックすることもありますので、屋根の上でタコ踊りをしています。(こんなふうに)
粟野の家、もう直ぐお引渡し。その状況はまた今度。