岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

解体現場を見ると技術の凄さを感じる

2019-03-25 | 日記

まずはお知らせを。

4月14日 お引渡しをして2年になるお宅を特別に見学させていただきます。ぜひこのページを見てください。各務原の家ご紹介  各務原の家見学の案内

 

さて本題です。春から着工するお客様の土地で解体工事を始めました。

こんな感じで進めています。解体するときは少し切なくなります、よりよい家を建てるためなのですがそれでも腐ってボロボロになったわけではないものを壊すので、「ああ、なんか悪いことをしているのかな」という気分になります。

ですので、新しく建てる建物は上部で長持ち可変性があり性能もよい家を造らなきゃいけないと感じるのですね。

写真は天井裏の木組みです。凄いですよね、自然の丸太を手で加工してきちっと寸法を合わせてくる大工さんの技術。今の家ではなかなか見れなくなった収まりです。

私がまだ若い頃は家は手刻みが中心でした。土場と言われる広い倉庫の中で大工さんが材料をあっち向けたりこっち向けたりしながら墨を打ち、そして加工をしていました。加工された真四角な柱や梁の場合なら何となく解るのですが、この手の材料の場合は理屈は解ってもやっぱり現場でこの様にきちっとあうこと自体が神業のように感じていました。

屋根裏を見ても腐りはありません。瓦の収まりは、写真で見えている杉のザラ板の上に杉皮(木の皮です)を敷いてその上に土を乗せて瓦を固定しています。

瓦を落として上から見るとこんな感じです。

これでよく雨漏れをしないと思いますよね。

多分ですが、雨漏れは多少あると思います。瓦は重ねて葺いていますのでそのあいたから毛細現状が起こり内部に水がしみこんできていたはずです。

ただし、この収まりですのでしみ込んだ水は土に吸収されて自然と乾いていたでしょう。万が一、水が土を通り抜けて杉板まで行ったとしても風通しがよいスカスカの屋根裏のお陰で直ぐに乾いてしまったと思われます。

自然の素材は風通しさえよければ多少ぬれても大丈夫なのです。

 

結露もあまり気にしなくてもよかったでしょう。断熱が弱いということは外と中の温度差が少なく結露することが極端に少なかったと思います。たとえ結露したとしても部材の隅々まで風通しがよいので、サッと乾いたでしょう。

 

今の家は性能がよくなりました。ということは屋根裏等部材部分の風通しが悪くなり、さらには外と中の温度差も激しくなりました。

つまり雨漏れや結露等で腐るリスクは昔に比べてはるかに高くなっているのです。現代の建物は、木組みの職人技よりも水止めの職人技が大切なのです。

 

 


家のお金のセミナーを行ないました

2019-03-11 | 日記

日曜日に家のお金のセミナーを行ないました。

講師はファイナンシャルプランナーの山端先生。名古屋で個人から企業相手に講演をされている方です。

告知が遅れて少ない参加者でしたが、一生懸命お話いただきました。

 

タマゴグミのお金のセミナーはちょっと変わっています。

住宅ローンの話や安心出来るローンの組み方の話は一切ありません。これらは、私がいつも話している内容ですので先生に来ていただく必要は無いからです。

今回のセミナーの内容は終始「どうしたらお金が残せるか」でした。

FX等短期の投資が素人にはどうして危険なのか数値的に教えてもらったり、時間を活用して資産を増やすにはどうしたらよいかとか 大変興味のある話を色々していただきました。

資産を倍にする72の法則とかは有名な法則らしいですが、今回はじめて知りました。(72を金利で割るとお金が倍になる年数が出る法則。例えば3%の金利だとしたら24年で倍になるという計算です)

他にも、投資の3原則とか、分散投資法とか色々面白い話が出ました。

 

投資と聞くと、「お金持ちのやること。」と思われがちですが、若いOLさんたちも結構やり始めているような身近なものとなってきています。月5000円からの投資とか小額で勉強して少しづつ増やしていく手もあるそうです。

今後もこのような勉強会を開催していきいますので、ぜひご参加ください。

 

 


今度の日曜はお金のセミナーです

2019-03-06 | 日記

3月10日は瑞穂事務所で家のお金のセミナーです。今回はゲストを呼んで行います。

ゲストは、数年前からの知り合いなのですが、最近凄い能力をお持ちの方なんだと知って、依頼をしました。内容や申し込みはHPを見てくださいね。

タマゴグミHP  そうそう、最近本体ホームページにsがついてhttpsになったのです。

何が違うか解らないのですが、やったほうがいいよという意見を素直に取り入れてつけてみました。

 

と、余計な話はどうでもいいですね。

 

家づくりの重要な要素はお金です。数千万円という大きなお金の家という商品でも数万円を削るにはどうしたらいいのか悩みながら設計を進めます。

今日、お客様と間取りの打ち合わせをしていました。ご要望を伺いながら予算の話をします。「これをやると、十数万円アップになります。」とお伝えしました。そのとき奥様が「なんかお金の感覚が麻痺してきますね。」と仰いました。

 

そうなんです。これが怖いのですね。1000万円の10万円は1%なのです。だから、ああそれだけか。と思ってしまうのです。

 

だからと言って、ケチるのが美徳とかは言いません。やっぱりここで20万円、30万円上がっても変更したり付けたりしたほうがいいものは沢山あります。そして、私たちもあえて提案することもあります。

さて、本題です(唐突です)

10万円を作るには一日いくらためればいいでしょうか?

10年では27.38円 1年では274円です。

今日の30円が10年後には10万円に、今日の300円が1年後には10万円になるのですね。

 

こんな事を実感してもらうのが今回の勉強会です。

ぜひおいでください。

 

(なんか、今日の文章は取ってつけたような文書だな。。)