各務原の現場へ外壁構造壁の釘チェックに行ってきました。
タマゴグミの家は殆どが面材(構造用合板もしくはダイライトなど)で耐力壁をとっています。耐力壁とは地震や風が吹いたときに、建物が変形しないように耐える壁です。主には筋交(すじかい)か面材のどちらかで耐力壁は作られています。
私は、筋交は補助的に使用しています。というのも、筋交は計算どおりの耐力が出ない場合があるからです。
写真は面材をとめるための釘です。CN50という釘です。5センチの長さのくぎもいろいろあります。
釘の種類は重要で、種類が違うと太さや頭の径が違い、引き抜きやせん断に対する力も変わってしまいます。
CN50に似た名前で NC釘というのがあります。
NとCがひっくり返っただけですよね。けど、この釘を使って面材を打つと、肝心なとき家がひっくり返ります。太さがまったく違って、CN釘の半分程度の断面積しかありません。
構造面材に使用してよい釘は CN釘 もしくはN釘です。 見分け方は色です。 5センチのCN釘は写真のように緑です。5センチのN釘は通常黒色です。
打ち込んでも写真のように色がわかりますので確認が出来ます。ちなみにこのうち方は合格です。
恥を忍んで出してしまいますが、これは不合格です。 めり込みすぎです。 こんな場合は打ち直してもらいます。
今日も何箇所かあったので、打ち直してもらい明日再検査です。