岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

信頼できる業者選びは

2013-08-26 | 日記

今日はまじめな題で始まりました。実は昨日の間取り勉強会の参加者から質問された内容なのです。

さてさて、そんなまじめなお話をする前に、最近のタマゴを。

ちょっとサボって京都へ行ってきました。有名な龍安寺のお庭です。

なんか違和感のある写真と思いませんか? そりゃそうです。見る場所が違いますから。本来は部屋の中から眺めるものですからね。けど、入れてもらえないので残念ですがこんな写真になりました。

部屋うちからですと、軒で上部を切られ、縁側で下部を切られ、建具で左右を切られてちょうど絵画のようになるのです。たぶんまったく違う感じで見えるはずなんですか・・・ インターネットでそんな写真を探してみました。龍安寺

 

さて、現場の様子です。

垂井では外部の透湿防水シートをはりました。これで雨の心配はありません。さあ、これからどんなふうに仕上がっていくか。楽しみですね。

 

長良の現場の様子です。2階なのですが、西の部屋と東の部屋で吹き抜けを挟んで高さが違います。30センチほどの段差ですが、なかなかいい感じです。お互いの視線がちょっとずれるのがいいのですね。

 

さて本題です。

昨日の勉強会で参加いただいたお客様より質問をいただきました。

「業者選びで、信頼の出来る業者さんを捜す方法を教えてください。」という質問です。

この質問を受けるということは、タマゴグミは・・・信頼されているかいないかビミョ~な立場なんでしょうね。

そして、私が自信を持って出した回答は、

 

「社長にあってみて、なんか信頼できるな と思えたらOKです!!!」

 

一瞬、会話がなくなりました。  そのまんまやんけ! それが知りたいから聞いているのに・・・・

 

けど、これ、正直な気持ちなんです。

性能や仕様を比べてもいろいろありすぎて判んないんです。私から言わせれば、同じようなレベルの家だったら五十歩百歩、工務店側が一生懸命差をつけようとしているだけで、変わらないですよ。

家はお客様と造り手で心を開いて一緒に造っていくものです。(建売などは別ですが)

性能や強度はどっこいどっこい、じゃあどこで選ぶかというと、「こいつになら、本音が話せそう。」という工務店を選ぶしかないんですね。

そして、それを感じられるのは、私ではなく、建てるあなたなのです。

だから、回答はあなたの中にしかないのです。

 

じゃあ、その人がいいかどうかの感じ方を教えてくれよ   ってあなたは思われるでしょうか?

大丈夫です。家のことを全部忘れて、その方とお話をして見ましょう。きっとわかりますから。


年をとると かっこいいものが怖いものに見えてくる

2013-08-20 | 日記

最近題を考えるだけで時間をとってしまっているブログ。考えたわりにはインパクトがない・・・

本題は後からとして現場の状況です。

長良で造成工事が始まりました。今回は造成工事は当社ではありません。お客様の知り合いの業者さんが行います。今後の工事のこともありますので、確認させていただきました。 

しかし、エアコンのない軽トラで乗り付け、ランニングにキシラデコールで汚れたジーンズ、真っ黒な顔に頭には「タ」(タマゴグミのタです)と書いた黄色いヘルメットで現場に行ったものですから、職人さんたちは警戒するように私を見ていらっしゃいました。まあ、いつもこんな格好ですが。

 

長良のもうひとつの現場では足場に関わるところのキシラデコール塗りを行いました。

こうやって現場で作業を半日ほど行っていると、大工さんが納まりや疑問点などをいろいろ聞いてくれるので結構有意義な時間になっています。また、外回りの最終確認もついでに出来ますし。

このように、木をむき出しにするとメンテナンス費用がかからないかとか、木が早く悪くならないかとか聞かれます。

メンテナンス費用は・・かかります。5年に一度はキシラデコールを塗るのが理想です。そのために材料費が2万円ほどはかかります。職人さんに塗ってもらうと5万円ほどはかかると予想します。つまり年間1万円ほどのメンテナンス費用が要るということです。

早く悪くなるかというと、きちっと包んである木よりは傷みが早いです。ただ、通気も考えず雨も進入するような包み方のポーチ柱よりははるかに長持ちします。

このむき出しの木、将来どうなるかというと、 近くにありませんか?50年以上、いやもっと前でしょうか、そんな時代に建てられた家が。 その柱のようになってきます。結構いい感じになると思いますよ。

 

さてさて、本題です。

日曜日に、富士の自衛隊の演習を見学してきました。

私の知り合いのご好意で、通常ご家族や関係者しか入れてもらえないところ、連れて行ってもらいました。

 

戦車20台ほど、ヘリコプターも20機ほど、そして実弾で繰り広げられる演習はむちゃくちゃ迫力がありました。

きっと若い頃なら「お~~かっけ~~~すげ~」という感想でしたでしょうが、この年になると怖さとむなしさを感じました。

会場で流れる解説

「この戦車は最新鋭でレーダーを使い・・・100発100中で敵を殲滅します。」

そして実際に「ドカ~~ン」とうつとすごい精度で玉が飛んでいく。

あ~~もし本番だったら、あの先にいた敵兵士は殲滅、つまり全員死んじゃうのか・・・・昨日までヘヘヘと冗談を言い合っていた、家族もいる人たちが吹き飛んじゃうんか・・・

そう考えると、怖くて怖くて・・

 

自衛隊さんの動き、戦車やヘリコプターの一糸乱れぬ動きは本当に感心します。すごいです。

私が自衛隊さんに望むことは、 とにかく圧倒的に強くなっちゃってください。そして、それをこのような場で見せびらかしてください。間違っても隣国の方たちが、「いっちょやったろか」と思わぬように。

演習を見ながら、この武器たちがずっと演習用であってほしい、見せ物であり続けてほしいと願った日曜日でした。

 

 


お盆休みも終わりですね

2013-08-17 | 日記

今日もお盆中ですので、軽い話題で。といいながら、毎日事務所には顔を出しています。

お盆に、岐南町で建物の位置だしを行いました。新しく造成したところですので、草はまだ生えていないだろうと思ったら・・ぬかりました。

邪魔になるところだけ手で引き抜いて、ロープを張りました。

タマゴグミの家は軒がドバッと出ていますので、よほどの密集地でない限り雪が落ちても隣地に行かない程度の距離を開けます。また、そうすることによって将来的なメンテナンスも出来ます。

また、このように隣に建物がない場合の位置決めですが、隣の土地と周りを見ながら、隣地にどんな家が建つのか出来る限り想像して決めることにしています。お隣がメーカーさんだったら想像もしやすいのですが、設計屋さんだと想像しにくいです。まあ、うちも設計屋なんですが・・・

 

長良の家ではキッチンの打ち合わせをさせていただきました。今回はいつものオリジナルキッチンをさらにシンプルにした「大工手作り仕様」を計画しています。大工さん1人工(1日の仕事量ということです)でどこまで出来るかチャレンジしてみます。

垂井は見回りです。お休み前に大工さんにブルーシートの養生を頼んだのですが、それが飛ばされていないか、材料はむき出しになっていないかの確認です。 

このブルーシートっていつからあるんでしょうね。このシートは建築に革命をもたらしましたね。このように建物をくるめば、雨の進入の心配がほぼなくなります。たいしたものです。

 

大垣の現場は、足場が外れました。周りよりも1メートルほど低く仕上がっていますが、内部は広々。

偉大な建築家 故 村野藤吾先生が、

「天井懐は出来る限り薄いほうがいい。」(たぶんこんなニュアンスです。間違っていたらすみません)という考えに習い、天井懐を薄くすることで、室内の天井高さを確保しつつ、高さを抑えています。

建物の高さを押さえると、落ち着きのある趣になるんですね。

 

話は変わって、今日はお金の平等についてちょっとだけ。

昨日シアトルからのお客様と食事をしていました。私が英語で「アメリカの年金制度はどうなっているの?」(Is this a pen? ←英語出来ません、うそをつきました。)と聞くと、アメリカの年金は払った金額に応じてそのパーセンテージで分配されるといっていました。

今日のネットニュースで、とあるレコード会社(芸能会社?)の偉い方が、日本は富裕層にとって不利だ、とおっしゃっていました。

出したら出しただけ、稼いだら稼いだだけ恩恵を受けるって確かに平等のような気がするんですね。

けど、なんか違和感があるんです。稼ぐのも色々な繋がりと社会という皆で作った土台で行っているのですから。

まあ、違和感があるということは、私は稼いでいないほうだからかもしれませんが・・・むちゃくちゃ稼いだら「これは俺の金や~~~」って、いやらしい人に変身したりして。

 

お金の呪縛、いっそうのこと、物々交換の時代に戻れば逃れられるかもしれませんね。


私、好き嫌いがありません。ヒノキOKです

2013-08-12 | 日記

さてさて、題名の内容は後からで、まずは現場の様子です。

今朝は神戸で地鎮祭を行いました。「こうべ」ではありません。「ごうど」です。うちから20分ちょっとの場所です。

10棟ほどの分譲地。タマゴグミ以外メーカーさんの家みたいです。基礎工事が始まった現場もありますので、たまに外から覗かせていただいていますが、さすがです。合理的かつ強度や通気性も考えられている基礎は見習うところいっぱいですね。

今月末ころから、基礎工事へかかる予定です。

 

長良で建てさせていただいている22坪の家です。看板をつけました・・・がたぶんあと1ヶ月もしない間に足場は解体されます。

このお宅は1階に南側の開口がほとんどありません。南は畑なんですけど。

将来的に南に家が建った場合のことを考えプランニングや開口の位置を決めています。1階の南に窓がないからって、暗い家にならないことがご理解いただける家です。

 

さて、本題です。

大垣でデッキの改修工事をさせていただいています。

土の部分に立ててあった木材をはずしてみると・・・・すんごい数のヤマトシロアリさん。4年でこんな感じになるまで食われています。

ちなみにこの材料、ヒノキです。

ヒバやヒノキでも、シロアリはしっかりと食べちゃうのです。これはわれわれ建築屋にとっては常識なんです。

ヒノキだからシロアリは大丈夫と思っていらっしゃるお客様もたまにいらっしゃいますが、現実はこうです。

 

シロアリの被害を防ぐには、薬品散布もありますが、一番は点検です。

たまに、基礎の立ち上がり部分をぐるっと見て回って蟻道がないか点検しましょう。ヤマトシロアリはそこらへん中にいますが、被害進行は遅いです。見つけたらあわてずプロに駆除を頼むのが一番です。

なお、処理する金額は坪4000~12000円程度です。

 


垂井で建前でした

2013-08-08 | 日記

今日の題はそのまんまです。

垂井で建前を行いました。暑かったのですが、なんとなく涼しさも感じる暑さで今日は予定通りの工程でした。

建前のとき、私はよっぽどのことがない限り立ち会います。そして何をやっているかというと、ぼ~っと立っていたり、大工さんの近くで突っ立っていたり、周りを歩いてボーっと立っていたり、こうかくとまったく役に立っていないようですが、、、、ちょっとだけ役に立つことがあるのです。

建前スタートの時には、材料などの不足やプレカットの不具合のときのイヤミの電話係。そして、大工さんの近くで立っているのは、断熱や気密、防水などあわてていると忘れそうなところやミスしやすいところのフォロー そしてぼ~っと立っていたり、道路で立っているのは、全体のプロポーションの確認と「ええな~」と自画自賛しているのです。

そうそう、ごみも拾っていますよ。

そんなこんなで今日はここまで完成しました。

この写真が午後3時前ですので、実際はもっと進んでいます。

 

このお向かいでも、私がしっている工務店さんが岐阜で有名な建築家が設計した家を工事をしています。

今日は設計打合せのようで、建築家の先生とスーツ姿の若い女性社員がいらっしゃっていました。

私がちょうど道路でボーっと突っ立っていたときに、声をかけていただいたき、ご挨拶させていただきました。

きっと先生は「こいつサボっている大工か?」と思われたのでしょう。挨拶したときちょっと引いていました。

そりゃそうですね。ランニングシャツによれよれの作業ズボン。同業者とは思えないでしょう。

きっと、女性社員も「わたし、こっち側の人間でよかった。」と思ったことでしょう。

 

そのとき、うちの若い社員、島田は屋根の上でウレタンスプレーと格闘していました。

彼がスーツを着て仕事が出来る日々が来るのでしょうか。(その前に、いてがスーツ着ろよといわれそうですが、ここ5年以上仕事でネクタイしたことありません・・・)

 

 


お客様のおかげで・・

2013-08-06 | 日記

今朝はすごい雨でしたね。日本もとうとうスコールが降るようになってしまったのでしょうか。

今日は大垣でお客様と打ち合わせ。

2回のバルコニーも出来ました。いいですね、ちょっと広くしてありますので、洗濯物とかも余裕です。

この家の3帖の和室、これがいいんです。なんせ間接照明しかない。暗い、狭い、低い・・・こう書くと、どこがいいかと思いますよね。

いいんです。 見学会を9月に行いますので、ぜひきてくださいね。

 

 さて、今日の本題です。

実は数週間前、大きな決断をしていました。な、なんと、新しい軽トラを買いました。

タマゴグミ唯一の社員より、今の軽トラはエアコンが壊れているから暑いとか、ボロイとか、二台のドアが壊れそう、とか聞いてきましたが、ことごとく無視をしてきました。しかし、ちょっと前に 「異音がするんです。」といわれたときに、こりゃイカンと思い一大決心して購入することにしました。

前回の軽トラが19万8千円  今回はなんと32万円 タマゴグミも出世したものです。

 

しかし、これも今までタマゴグミで家を建てていただいたお客様のおかげです。ここ7年で建てさせていただいたお宅が40棟ちょっと。この軽トラにかかった総額40万円。ということは、今までのお客様から1万円ずつ頂いて買った車となります。

今後島田君専用車となりますが、大切にかつ思いっきり使わせていただきます。

 

なお、この車も以前の軽トラ同様タマゴグミホームオーナーさんには、時間が合えばいつでも無償でお貸しします。

ちなみに、以前の軽トラは、いて専用車になります。


土地の選び方

2013-08-05 | 日記

なんか変な天気が続きますね。夕方岐阜では大雨、けど、垂井ではあまり雨が降っていなかったようです。助かりました。

今朝は垂井で土台敷きでした。 朝、基礎に20センチほどたまった水をちりとりなどでかい出して、何とかこんな状態まで持っていって施工しました。

水のかい出しは無心になれていいですよ。ただひたすらかい出す。何も考えず同じペースで・・総量10立米ほどの水。なんと10トン(本当にそんなにあったのかな)の水を4人で出し切りました。

 

その後私は現場を後にして、各務原のVRテクノセンターへ。この建物はリチャードロジャースというイギリスの建築家の設計です。

タマゴグミは宣伝コストを極限まで抑えるためにホームページだけの営業だけです。そこで、たまにプロに意見を聞きにいくのです。

そういえば最近ホームページを更新していないや。それが調子悪い一番の原因か・・・

 

昨日は8月末に着工する物件の位置確認をしてきました。久々に瓦屋根で計画しています。

 

その頃長良では

内部の床貼りを行っています。順調に進んでいます。

 

さて、本題です。

今日の夕方は、土地の最終決定をされる方と面談。

いろいろ検討されてきてここに決めようと思っていらっしゃるお客様ですが、その判断がよいか、私に意見を聞かれました。

私もこの土地に足を運び、調査をしています。よい点もわかっています、そして気になる点もあります。

そして私が発した言葉は

 

「土地選びは妥協ですから・・・」

 

お~い、、どんだけいい加減なんや~ 夢も何もないな・・・初対面の方にこんなこといったら、アウトだろうな。

 

理想の土地にめぐり合うことは、ごくごく稀です。タマゴグミで家を建てられた方でいうと、1割程度の方です。

ほとんどが、「まあ、ここにするか。」で決めています。

だから土地選びは気をつけなくてはいけないのです。

 

妥協での選択とは

「ここと、ここと、ここが気に入らないけれど、まあ、これがいいから決めようか。」

という心理ですね。

気をつけなくてはいけないことは、=まあ、これがいいから=の「これ」を間違えないということです。

ここでいう「これ」とは 土地選びで絶対に妥協できない点なのですね。この妥協できない点を土地探しのスタート期にきちっと決めておくことなんです。

 

タマゴグミで土地探しをお手伝いさせていただくとき、一番最初にお話しするのがその点なのです。

 

あなたの土地探し、私がお手伝いします。連絡先は058-253-6588 いて まで。(と最後に、宣伝をしておく)