岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

無駄は必要??

2014-06-22 | 日記

 

なんとなく写真を先に出してみました。意味はありません。今日の見学会のお宅です。

 

今日は日曜日。住宅屋は目いっぱい働く日です。ということで、今朝は岐阜市内で地鎮祭を行わせていただきました。

私のわがままで朝8時からとなり、お客様には迷惑をおかけしました。

ご夫婦とご両親、そしておばあさまとご家族全員にご参加いただき、よい地鎮祭となりました。

 

写真は飾りつけの様子です。

私が飾り付けを手伝っていたところ、神主さんに、「鯛の向き、逆!」と注意を受けた瞬間を撮ってみました。

 

さて、その後は市之倉にて見学会を行いました。遠い場所ですので、見学においでになる方は少ないかと思いきや、9組のお客様においでいただきました。そして、お客様のお友達はその3倍ほどおいでいただき、一日中にぎやかにすごせました。ありがとうございます。

また、お客様より陶芸作家さんをご紹介いただき、ウェアハウスに展示するお約束もさせていただきました。

 

今日の見所でもある、広い濡れ縁。

この空間は無駄だと思いますか?

私の答えは、無駄であって無駄でないです。

 

辞書によると無駄には2つ意味があって、ひとつは「役に立たないこと。」もうひとつは、「それをしたかいがないこと。」

前者には、なんとなくそうかなと思うこともあるのですが、後者の「それをした、かいがないこと」ではないと思います。

 

この空間は通常すごすところではありません。ですから無駄です。

けど、あると生活に刺激を与えると思います。

 

たまに外に出てみる、小雨の日にボ~っとしながらたたずんでみる、夜にブラインドをあけて広さを感じる、外から眺めて奥行きを感じてみる。

こんな刺激をたまに与えてくれます。

そんなタマのことに、大金を使うなんて馬鹿らしい。。

確かに、  けど、人は日常も同じようなことをやっているのですね。

たとえば、ケーキを食べる。 生きるための食事と考えるとまったくの無駄、それどころかお財布を痩せさせ自分を太らせるという最悪の品物。

たとえば、お酒。 酒なんて飲まなくても生きていけます。酔っ払うとその時間が空白になり非効率でまったくの無駄。

けど、たまにほしくなる。

 

たまにしか使わない空間。費用対効果からいったら最悪。

けど、それを造ることが、かいがないこと では決してないと思うのです。

 

あなたも家を造る時、ちょっとした無駄、作ってみませんか?

 

 


今週末の見学会には何とおみやげがあります。

2014-06-19 | 日記

今週末は見学会です。

ご登録いただいている方には昨日案内メールを送らせていただきました。今回は遠方ですので、「行きたいけど行けないです。」というメールもちらほら頂いています。

私としては、完成した空間で一日音楽を聴きながらボーっとしていようと思います。

 

今回は、ご来場いただいた方に何とお土産があります。多分お土産があるのは7年ぶりのことだと思います。

タマゴグミが用意・・・・・するわけありません。気が利かない会社ですので・・

タマゴグミにご協力いただいているサッシ屋さんのお嬢さんが作ってきてくれました。

え~っタマゴグミって協力業者に強制労働させるの?  とお思いのあなた、 私どもは一切強制していません。

多分、いつも見学会を見ていただいて不憫に思ったのでしょう。 お心遣いがうれしくて・・・・

 

ご案内が届いた方へ。ぜひ、きて下さい。半分くらいは配らないと申し訳なくって。

 

ということで、現場の状況です。

本日の段階では養生が外れています。

ちょっとわかりにくいところですが、ぜひおいでください。

 

ご注意

多治見だから帰りは土岐アウトレットモールへ とお考えの方へ。

多分むちゃくちゃ込みます。

ああ、いい家だった。という感想が、あ~~むちゃくちゃ疲れた一日だった。いう印象になること大です。

穴場は、近くのさかづき美術館です。結構良いところですよ。

 

 

 


夫婦なんて、もともと他人なんです。

2014-06-13 | 日記

キッツい言葉で始まった今日のブログ。勘違いされるといけないので、今日はズバッと本題から。

昨日は、夏過ぎに着工するお客様と銀行廻りをしてきました。

自己資金でよくあるケースが、ご主人名義の家を建てるときの奥様の通帳から出すお金。

 

これ、贈与なんです。ついでに言いますと、恐ろしいほどガバッと取られるのが贈与税です。

なんか切ないですね。税務署では夫婦のことを「あんたらどうせ血のつながりないんだから。紙切れひとつの関係だろ。そんなん他人とおんなじよ。」

と見られているようです。

 

ただ、ひとつ特例があります。20年間夫婦を続けている方には、110万の基礎控除に2000万円控除額がプラスできます。

きっと税務署より「よくがんばったね。紙切れ一枚の関係を20年以上続けたなんて凄い!」という賞賛とご褒美でしょう。

といっても・・・・・新築建てる方でこの条件に合う人がドンだけおるネン! という話です。まあ、ゼロではないので今後はご主人が38歳以上 奥様が36歳以上のの方には一応尋ねてみようかと思います。

 

さて、本題です。この内容は以前にも話していますが、結構大切なことですので何度もしつこく話します。

通常、ご夫婦で不動産を一緒に持つときは金額にあわせて持分を分けて登記します。

ここで気をつけなくてはいけないのが、銀行でローンを借りるときたとえご主人一人で借りてもほとんどの場合が連帯保証人になります。

連帯保証人とは、「借りた人と同じ立場」と思ってください。ある日突然、払ってくださいといわれてもなんら文句の言えない立場なのです。

 

これはできれば避けたいですね。

その場合は、担保提供者ということにしてほしいと銀行に交渉してみることです。稀に「オッケー」といってくれる銀行もあります。

もうひとつ確実なのは、フラット35を利用する手です。フラットの場合は、保証人という概念がありません。よってはじめから担保提供者ということになります。

 

ちなみに、担保提供者とは、何かあったときには、その不動産の私の持分もすべて持っていってもらって構いませんよ。という立場の方のことです。

 

住宅ローンにはいろいろな落とし穴があります。しっかりと調査されてローンを選ばれることをお勧めします。

 

さてさて、今日は久々にウェアハウスの状況を。

大工さんの工事が終わり、仕上げ工事に入りました。

 

階段もついています。

 

広間からキッチン棟を見た感じです。

 

8月からぼちぼちと引越しです。(2ヶ月遅れだ・・・)

 

 

 


自分の力じゃないことに勝ち誇ってしまった・・

2014-06-10 | 日記

まずはお知らせから。

6月22日日曜日 午前10時30分から午後5時ころまで、市之倉にて、見学会を行います。

今回の家はタマゴグミとしては巨大な物件です。そして、今回もわれながら良いできです。

ちょろっとお見せしますね。

はい、こんな感じです。

広い濡れ縁。景色を生かした間取り、新しいタイプの本屋ぶしんといった感じです。少ししたら本体のホームページに案内を載せます。

 

いつものごとく、チラシを巻いたりする宣伝は一切していません。案内はメールのみとなります。

見学ご希望の方は、タマゴグミホームページより、資料請求をしてください。

 

さて、本題です。

今日の夜、お客様にメールをしました。

「地盤、改良しなくても大丈夫でした。よかったです。」

先日、地盤調査をしました。

最初から最後まで回転が出ていたので(このタイプの地盤調査は、一定の錘で負荷をかけて、先のドリルを回転させて調査します) 大丈夫だろうと思っていたのですが、結果が出るまでは不安でした。

 

私の力じゃないのに、あたかも私の実力のような報告をしてしまい、なんか自分っていやらしい奴、なんて少し落ち込みました。

これで地盤改良代金50~70万円ほど、かけなくて済みます。

 

ただ、地盤改良を行わない場合施工時に注意点があります。(というか、改良しても同じなのですが、しない場合は特にです)

地盤を荒らさない、締めかためをしっかりする、です。

せっかっくよい地盤なのに、基礎コンクリートとよい地盤の間に柔らかい土を入れてしまったらだめなんです。

 

柳津の現場、7月中上棟に向けて本格的に工事が始まります。

 

 

 

 

 


社員旅行の報告・・・

2014-06-03 | 日記

社員旅行に行ってきました。

2人とも抜けると帰ってきてから混乱するだろうなと予想していたのですが、しっかり混乱して報告が今まで延びてしまいました。

行ってきたのは台北です。どうして台北かというと、まあ、近いし、価格も安いし、台北101と九扮を回れば建築を見てきましたといえるし・・・

まあ、すごく安易というか、私らしいというか・・・

 

ということで、決して観光客が行かないところを報告しておきます。

これ、何かわかりますか? テーマパークの造りかけ??

実は、マンションの展示場です。この規模がです。

これもそうです。3階建てで、下部はリゾートホテルを思わせるような雰囲気ある駐車場。門衛が立っていてすごいです。

 

場所は台北から高速鉄道(新幹線です。日本から輸出した列車が走っています)で21分の桃園というところ。交通費は片道165台湾ドルですので、500円弱。岐阜から名古屋へ行くコストと同じです。国際空港も近くにあります。

ここで現在マンションラッシュが始まっています。下の写真の「明日苑」という会社は9棟目のマンションを販売中です。

ちなみにこの会社、立ち上がってまだ10年くらい、社長は40歳ちょっとの脱サラでやり手のようです。

 

私の知る限り、日本ではここまでの規模の展示場を見たことがありません。これ、本社じゃなくてあくまでも仮設ですよ。販売が終わったら壊しちゃうものなのです。

 

無駄だ! だから価格が高くなるんだよ!

とお考えですか? じゃあ、計算してみましょう。

「明日苑」は現在9棟目のマンションを建てています。 たぶんあと1棟は必ず造るでしょう。となると、戸数は1棟300戸×10=3000戸となります。

この展示場の価格、たぶん2億円はしないと思います。結構ハリボテで作ってあります。しっかり見てきましたが、エエッ?という材料でできています。たぶん耐用年数は3年。長くて5年ほどでしょう。

2億円を3000戸で割ると、6万6千円という結果が出ます。

 

たとえば自社で住宅展示場を持つとします。2000万円ほどかかりますね。ここからの受注が303棟以上行けば、上記の凄い展示場と同じ結果を出せるのですが・・・・

303棟 5年間で壊すとしたら年間60棟以上・・・・・さらに、集合の住宅展示場に出したら賃料が!!

たぶんその展示場を中心に年間100棟以上の契約をしなくては同じ結果は出せないでしょう。

 

驚くような規模の展示場は集客効果も高く、お客様も訪問すること自体にステイタスを感じるかもしれません。

となると、営業マンの数が減らせるわけです。ここで、お客様を待っていればいいので。

 

営業は面白いですね。規模や販売形態でいろいろやり方が変わってくるのです。考えることはひとつ、買って頂くお客様に負担いただく「売るための経費」が1棟当たりどれだけになるのかを常に見ていることですね。そして、それを最低限にするには、2億を使って展示場を作る会社もあれば、月5000円のサーバーを借りてホームページを作る会社もある(これ、うちか・・・)

そうそう 予想ですが、多分最初の写真の会社は後から来た会社でしょうね。 明日苑よりちょっと大きい。

この地域で難しいのは、マンション1棟だけ売る会社とかなんでしょうね。

 

 

さて、現場の様子です。

柳津の現場は、解体工事が終わりました。これから、よう壁工事に入ります。

 

市野倉の現場ですが

こんな感じで仕上がってきています。

お客様の希望で、壁の色を一部変えています。

22日に見学会を開催予定です。