岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

嬉しい依頼

2019-05-11 | 日記

家づくりを10年チョット続けてきました。最近部屋のリノベーション以来が増えてきました。

部屋を2つに割ったり、ベッドを作ったり、押入れを部屋にしたり・・・

今日は築50年の家をフルリノベーションさせていただいたお宅から依頼を受けました。

水周りを使いやすくする依頼と、リノベーションのときに追加した外物置をご主人の居場所にする依頼です。

ご主人が定年を迎えられ趣味に没頭できるようになり、こもれる快適で小さな部屋をつくります。

タマゴグミでは通常の新築設計では部屋にはできる限りゴチャゴチャと細かい物置や細工はしません。それは、家族は変化していくもので それに対応するためには何もないのが一番と考えているからです。 しかし今回は数十年人生を歩んでこられた方の理想の部屋です。色々細かく提案させて頂き、「これだ」という形を見つけてもらおうと思います。

もうひとつ、できれば私が造る机を置いていただきたいと、ひそかにたくらんでもいます。

 


べた基礎の構造計算を勉強

2019-05-10 | 日記

今日も地震が九州地方で起きました。毎年行く日南地方が震源地だということで、やはり心配に思います。

タマゴグミではリフォームのご依頼を頂いたとき、構造計算ソフトに入れて耐震を確認するのですが、やはり昭和56年以前のものは1階が大体弱いです。また、直下率が悪く(2階の柱の下に1階の柱がある割合)何も考えずに耐震補強をすると大変なことになる物件もあるのが現実です。

私たち建築屋の最低限の仕事は地震が来てもつぶれない家を造ることです。ここ数年前から構造だけに特化して勉強する塾「構造塾」に参加して勉強をしています。

普段、家を設計するときは構造計算ソフトを用いて計算しています。ですから図面と条件さえ間違いなく入れれば、間違いの無い設計が出来ます。ただ、それでは構造の理屈が身につきません。理屈を理解すると初期のプランニング時から構造を意識して設計ができるようになります。

中部地方の建築屋さんがたくさん集まって勉強している様子です。講師は住宅構造の分野でのスター講師 佐藤実先生です。(といっても業界の方しかわからないですよね。まあ、住宅業界の櫻井君といった感じです)今回はべた基礎のみを3時間程度で学びました。

最近、基礎の主流になっているべた基礎。これ、案外計算がややこしい基礎なのです。

 

べた基礎は建物の重量を受ける面積が広いので、ちょっとやわらかい地面の上でも地盤改良をせずに家を建てることができます。具体的にいうと1メートル角に2トンの錘を載せても大丈夫な地盤のばあいべた基礎が採用できます。ちなみに布基礎(逆T字型の基礎)3トンに耐える地面じゃないと使えません。

家を建てると、自分の重さで家は沈みます。そのとき反力という力がかかります。その反力によってべた基礎がへの字に曲がるのです。それを防ぐために地中梁を適所に配置しなくてはいけないのです。 といわれても 解りにくいですよね。じゃあ

 

朝、お豆腐の味噌汁とかまぼこをメニューとして出すときにこんな実験をしてください。

お豆腐を切らずにそのまま まな板に載せます。お豆腐は地盤です。

その上に厚さ5ミリくらいに切ったかまぼこを乗せてください。かまぼこはべた基礎です。

そして、菜箸を両手に持ってかまぼこの端と端をぐっと押してください。この菜箸が、柱の代わりです。

どうですか渕がへこんでかまぼこがへの字になりましたよね。こんな現象が家にも起こるのです。

 

かまぼこをいったんめくって、割り箸をお豆腐とかまぼこの間に入れてください。そして先ほどのように菜箸で両端を押してみてください。

もうへの字にはなりませんよね。この割り箸の役割が地中梁です。

 

基礎をべた基礎にすることで、ちゃんと計算して設計しないと布基礎よりも危うい基礎になってしまうのです。

 

大人になっても日々勉強です。

 

家づくりに役立つブログやっています。 http://www.tamagogumi.com


連休明けは地盤調査から

2019-05-07 | 日記

連休が明けました。連休中はありがたいことに家づくりの相談をボチボチと受けていました。

そして、連休中に作ろうと思っていたものも完成しました。

幅120cm 使用目的は大人の書斎机ですが、食事用テーブルにもなります。そしてはじめて引き出しをつけてみました。

こんな感じです。 よし売り出すか  と思いましたが残念ながら欠陥品です。

引き出しが少し堅すぎます。ぎりぎりの寸法で作ったのがダメで、余裕がなかったのです。今度作るときはチョット余裕を持って作ってみます。

今回は自家用として使います。なお、ここ数ヶ月は事務所においてありますので宜しければ見に来てください。

今回、柿渋を塗って見たのですが結構いい色になりよかったです。

そしてもうひとつ

購入したピザ釜を使ってみました。

6月に予定しているホームオーナー様向けのピザパーティーに向けて購入したのですが、本当に一分ちょっとでピザが焼けるのか確かめたくて実験で自宅で使用しました。

これ、いいです。 市販のピザも焼いてみたのですが味が全く違うのです。燃料も現場で発生した残材で充分。いい感じです。

あと、建てさせて頂いたお宅にも訪問しました。

お引渡し10年目のお宅です。雨ざらしのデッキの一部がダメになり、修理の依頼を受けました。写真は階段ホールの様子です。綺麗に使っていただいていてありがたいです。

 

さて本題です。

本日地盤調査を行いました。地盤調査は立ち会うようにしています。きちっとした業者に依頼していますので任せてもいいのですが何となく見てみたいのです。

地盤改良の要否はこの結果を解析して家の重さと地盤の強さと比較、そして判断します。そのデータを私たちも確認するのですが、調査に立ち会っているとそのとき「ああなるほどね。」納得できるのです。

今回の地盤は、良いほうかと思いますがさて、どうでしょうか。一週間後に結果が出ます。