岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

地鎮祭とコンクリートと鉄筋と 

2012-11-30 | 日記

なんか意味ありげな大で始まったブログですが、まったく意味はありません。地鎮祭を行いました。コンクリートうちを行いました。鉄筋組が完了しました。というのをつなげただけです。

北方で地鎮祭を行いました。お客様と出会って3年ほどになります。土地探しに苦労をされたかいがあり、便利で環境もよい土地をみつけられました。

私としては、数ある工務店の中からうちを選んでいただき、そして長い間思いを変えずにいてくださったことに感謝しています。その思いに答えるような家を造るようにしなくちゃと思っています。

 

岐阜市内ではコンクリートうちを行いました。ベース部分と立ち上がりと一度に打ちますので、まず、立ち上がり部分から写真のように型枠の下からグニャ~っとコンクリートが出てくるまで打ちます。 そのあと、ちょっとおいてから立ち上がり、ベース部分と打っていきます。

そして

こんな感じで仕上がりです。

先日あるお客さまから「一体打ちって、ある工務店さんからベース部分と立ち上がり部分と2回に分けて打つより弱いって聞いたんですけど。」という質問を受けました。

私は、そんなことないけどな~ と思いつつもプロが指摘したんだから何かあるはずと、コンクリート打ちを見ながら考えていました。

そして気づきました。

多分ご指摘された方は施工性のことをおっしゃったんだと思います。

一体打ちの場合、立ち上がり部分を写真のように打ってから安定するまでしばらく時間を空けます。

その空け方が足りないと、コンクリートが自沈して空隙ができる恐れがあります。また、あけすぎると思わぬところで打継ぎができることになります。

そうなった場合に強度が弱くなるという指摘だったのでしょう。

 

その対策として、コンクリートを安定させる時間をきちっととり、その上からコンクリートを流し込んだとき打ち継ぎ部分まできちっとバイブレータをかけるということですね。(タマゴグミの協力業者はちゃんとできていますのでご安心を)

 

粟野では、鉄筋組が終了しました。本日私の確認が終わり、明日JIOさんの検査です。

そうそう、余談ですが上に写っている青い車、私と家内が10年間乗ってきた車なんです。走行距離16万キロ、とうとうダメになりました。直すと数十万円・・・・残念ながらお別れすることにしました。

来週でお別れなのですが、むちゃくちゃ辛い。。

急遽中古車を購入した車屋さんに、「この車、どうするの?」と聞いたら「うん、廃車」

あああ~せめて部品取りとかになってくれればと思っていたのに・・・

残念。


型枠が浮いています

2012-11-28 | 日記

型枠が浮いています。コンクリートを立ち上げとベース部分を一体打ちをするために立ち上がり型枠はこんなふうにセットされます。

簡単なように見えて慣れるまでは難しい技術です。私にやれといわれてもできません。

 

そうなんですね、タマゴグミが家を造っているんですが、タマゴグミ本体には出来ないことばかりで家はできています。

ということは、、

 

極端な話をしましょう。 タマゴグミ本体がなくても家を造ろうと思えばできるのです。

じゃあ、タマゴグミっていらないじゃないか。

 

いやいや、確認申請を通すために、図面を作るために、監理を・・・・だから、だから私たちは必要なのです!!

はい、上のようなことはやろうと思えば、あなたにでもできます。工務店の言い訳でしかありません。

 

私たちは、やっぱりあなた達がいてよかった、といわれるような仕事をやらなくちゃいけないのですね。

 

さてさて

 

岐阜のリノベーション現場です。骨格が出来上がってきました。

 


見学会の案内をのせました!! けど・・・・・

2012-11-26 | 日記

完成見学会の案内を本体ホームページに載せました。

けど。。。。。肝心な日にちが書いてない! どういうことやねん  と思われる方がたくさんいるかと思います。

そしてついでに、家の紹介ちょろっとで、井手の勝手な思いが書いてあるだけジャンか。

 

はい、そうなんです。日程ですが予定では12月中すぎにと思っています。内容については、ちょっと待ってください。

今の状況ですが

こんな感じで仕上がってきています。

壁はシラス壁という塗り壁を採用しています。 案内のページはこちらから タマゴグミ見学会案内

 

さて、進行中現場の状況です。

岐阜の街中では構造金物の取り付けを行っています。

現在主流の軸組在来工法は、実は昔からの日本の工法ではありません。大体50年前ほどから主流になってきた工法です。ですから、昔の伝統工法とはまったく違った考え方で構造が成り立っています。最近はどちらかというとツーバイフォー工法(正式にはプラットホーム工法といいます)に近いものがあります。

この工法になり、何度か大きな地震を経験するたびに改良されてきました。今は、阪神淡路大震災の経験から改良された仕様です。

そのときの大きな変更点は、金物・そしてバランスです。

バランスよく壁を作らなくては危険だ、力がかかると柱や梁、筋交いに引抜がかかるから抑えなくちゃ。そんな理由で法改正されて今の形が義務化されました。

けど、義務化される前にその危険はわかっていたんだと思います。それに対応していない業者がちらほらとあったから義務付けされたんでしょうね。

 

それじゃあ今回の改正された仕様は完璧か?  というと、完璧ではありません。金物で固めることで、接合部分のあそび(余裕)が極端に少なくなり、力が集中するようになっています。 ということは、力をどのように伝達していくかということを考えなくてはいけないのです。それに対しては義務化された明確なルールはありません。 設計・監理するものの知識と良心に任されるということなんですね。

この点からすると、大手メーカーさんの建物や規格住宅などは安心といえるかも知れませんね。

 

岐阜市内のリノベーション現場です。だんだん仕上がりが見えてきました。

今回は、断熱とデザインをかねて障子を多用しています。仕上がりが楽しみな現場です。

 

これも岐阜市内の現場です。

雨の中JIOさんの検査です。タマゴグミの基礎の考え方は、内部の立ち上がりをできる限り減らすこと。

そうすることで、風通しがよくなりますし、配管の自由度も増します。ただし、ベタ基礎部分の曲げに対する力が落ちますので、途中に基礎梁を入れています。

 

なんか今日のブログは理系でくどい、面白くないですね。次回は笑えるものをアップしようかと・・

 

 


モデルハウスにも秋の気配が

2012-11-23 | 日記

今朝のモデルハウスです。モデルハウスっていっても私の自宅です。

紅葉が見ごろです。こんな風景も楽しめるモデルハウス、ぜひおいでください。床暖房入れだしましたので、その効果も体験していただけるかと思います。

けど、紅葉は数日で終わってしまうと思いますが・・

 

モデルハウスの見学は こちら

 

岐阜市内でリノベーションの現場です。

換気システムを入れました。タマゴグミではリノベーションでもこの換気システムは100%採用しています。

気密がよくなるほど、断熱性能が上がるほど(窓などを開けたくなくなりますよね)必要な装置です。お客様としてはこの装置で「おおすごいな~」という環境を感じることはないでしょう。よい装置ってそんなもんだと思います。

 

美濃加茂では、内部の塗壁が進んでいます。今日足場が外れていますが、今日ちょっといけませんでした。残念です。明日は見てこようと思っています。

きっといい感じになっているんだろうな。

 

 

 

 


そろそろ床下点検の時期です

2012-11-21 | 日記

昨日は、ホームオーナーさんの家へ

木がなかなか良い色になってきています。

3年目のお宅ですが、3年ほどたったところから、「いい家になるぞ~~~」というオーラを家が出しはじめます。

真四角に切られて、真っ白な柱で工業製品みたいだったものが、自然の素材なんだと感じさせ始めるのですね。

今日の現場の様子ですが、ここも3年後くらいから良くなってくるんですね。

 

さてさて、美濃加茂の現場です。完成を目指して内装仕上げ工事が始まっています。

今回は部屋内にもシラス壁という左官仕上げを行います。

 

 

いい感じに仕上がってきてます。

 

 


プランを作るということ

2012-11-18 | 日記

今日はやっちゃったかなという反省をこめて、ブログを書いています。

 

タマゴグミというか 私のプラン作成(間取りづくり)は、お客さまの話を伺ってからはじめます。けど、その話の聞き方はまったくパターンにはまっていません。

いつも世間話に近い状態です。「お部屋がいくつほしいですか?」「どんなお部屋が好みですか?」とも聞きません。「リビングは何帖ほしいですか?」ということも聞きません。ただただ、生活についてダラダラと話し合っているだけです。

たまに脱線して、趣味の話になったりします。そして、よくあることが、私がぼ~っとして間を空けちゃって気まずくなることもあります。

 

最初のプランを作成するのに約2週間はかかります。それ以上の場合もあります。 この段階で去っていくお客様もいます。(自慢にもなりませんね・・・)

大体一日の業務が終わった夜8時ころから考え出します。1日目・2日目はまったく進みません。目の前の用紙には落書きがちょろっと。

きっと、それを見たうちの関係者は「あっ、また所長サボっている。」と思っているでしょう。

 

 

数日すると、急にプランが出てきます。 多分周りから見たら「なんや、一日でできるんなら早くやれよ。」と思われているかもしれません。

けど、残念ながら数日空白のときがないと、出てきません。 多分、その空白のときに頭の中で考えが発酵しているしているんだと思います。

 

そうです、頭の中には納豆菌がいて、納豆を作っているんです。(うそです)

 

しかし、それで終わりじゃありません。次は悩む時期に入ります。

鉛筆で落書きをした絵を見ながら「おいおい、本当にそれでいいんかよ!」と自問自答が始まります。

プランに正解なんてありません。 やり方なんていくらでもあります。  その中で選択するという行為をするのも設計の仕事です。

 

こんなとき、みのもんたさんが欲しいといつも思います。  うしろで 

「はい! 消えた。」 とか   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正解!」

なんていってもらえたら楽なんです。  1回1万円払ってもいいです。(多分そんな金額では来てくれないけど)

 

そんな感じで造ったプランで

こんなふうに家は建てられます。

これは先日建て方を行った物件です。

こうして形になったとき、ニヤニヤしながらぐるぐると現場の周りを歩きながらプロポーションなんかを確認します。

「抑えられた2階と、ちょっと高めの下屋、う~んいいね~」なんてつぶやきながら・・・ 周りから見ると変な人です。

 

家の設計って、すし屋に似ているかもしれません。

「大将、お勧めで」

と言われたとき、その人の好み、財布の中身、どんな立場で来ているか(接待、友人と、それとも・・・)そして、おなかの具合などを判断して、最適なものを出す。 店が勝手にお勧めにしているものを出すのは「今日、いいもの入っている?」と聞かれたときだけと心得て。

 

お客様としては、いい大将のいるすし屋を捜し求めることが重要なんですね。けど、これが大変なんですが・・

 

となんだか今日はダラダラと書いてみました。

 

 

 

 


昨日は建前でした そしておまけで私のお気に入りサイトの紹介

2012-11-17 | 日記

昨日は1日の晴れ間を生かして建前でした。

今回は岐阜の街中です。運よく隣の敷地の駐車場が借りれたのでクレーン車はそこにつけたのですが、材料はすべて敷地内。で、写真のような状況です。

それでも、いつもの大工さんグループですので、チャッチャと仕事を進めてくれました。写真を見てもらってわかるように、大工さんたちが散らばって、みんな休みなく動いてくれています。 で、私はというと、監督しているふりをしてボーっと眺めるだけ。

 

今回はちょっと大き目の家で、書斎と大きな書庫つきです。それでもって、道路に面した部分の高さを押さえ、街になじむようにとデザインしました。予定では、3月ころ完成予定です。

 

建前途中に撮った写真です。うっすらと見えますでしょうか、白い線。

青空に飛行機雲が。これを見るたびに「どっかイキテ~」と心の中で叫んでいます。

 

ということで、最近私が大変気に入っているサイトを紹介しましょう。

このサイトなら1時間でも2時間でも見ていられます。うちの社員からは「また見てる」とあきれられていますが、本当にいいサイトなんです。

黄色い物体をクリックしてみてください。 そして左サイトを見ると

おお~~こんな情報までわかるなんて!!!

 

次回、私と会う機会があったら「見たよ」と一言声をかけてください。 できれば一緒に見ながら語り合いましょう。

ということで、私のお気に入りサイトは ここ

 

 


寒くなってきましたね。ということで明日は建前です。

2012-11-15 | 日記

今日は建前予定でしたが、あいにくの雨で延期になりました。

今日は日がよいので、一本だけ柱を立てさせていただき、本格的には明日行います。

現場の状況は

こんな感じです10メートルの巨大ブルーシートを2枚かぶせ、その中に材料が入っています。岐阜市内の密集した現場ですが、周りの方々の協力でスムーズに工事が進められそうです。お客様と周りの方々のよい関係作りがこのようなときに生きてきますね。

 

美濃加茂の現場では最後の仕上げに入っています。外部のデッキを作っている様子です。内の空間と外の空間をうまくつなぎたいと願って、デッキに部屋に向いたベンチを取り付けました。

もうちょっとしたら見学会を行いますので。

 

岐阜市内のリノベーションの現場です。今回は鉄骨造の建物ですので、耐震性は良好と見ています。しかし、断熱の強化は必要ですので、全面に羊毛断熱材を入れました。また、結露計算も行い冬季に壁体内結露が起こらないように考えています。また、窓からの冷気を防ぐために開口部には障子を立てるように計画しています。

なお、結露に対しては換気は重要です。リノベーション工事なのですが、タマゴグミが通常使うダクトを使った換気システムを導入して湿気たまりをなくすようにしています。

とかくとカッコいいででしょ。なんかすごいシステムを突っ込んでいるようで・・・

上記を簡単に書くと、家にセーターを着せて、たまった湿気は外に出している という当たり前のことをやっているだけなんですね。

 

 

 

 


浜松で建物見学をしてきました

2012-11-11 | 日記

今日は、浜松で村松篤先生の設計された家を見学させていただきました。

絶妙な天井高さ 壁と開口のバランス 建具の詳細 すべてが「おおっ」と思わずうなってしまうレベルのものでした。ついでに価格も・・・おおおっ  とうなってしまうレベルですが。

ゆっくり2時間弱見せていただきました。

その後、近くにある村松先生が20年弱前に設計した住宅も見せていただきました。

 

 

 

今私がお世話になっている、町の工務店ネットの代表 小池一三さんの自邸です。いい感じで古くなってきています。

そしてはっと気づいたことがありました。 年代がたっていても先ほど見てきた新築と同じ感じがするのです。

多分設計の理念が今も昔も変わっていないということでしょう。

 

設計者として大切なのは、ものとして家を完成させるより、家に対する自分の思いや考え、つまり理念を完成させることがぶれない設計の一歩と感じた今日です。