岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

最近本を読まなくなった私です

2012-10-28 | 日記

美濃加茂の現場です。吹き抜けに階段が出来つつあります。今回も本棚つきです。

ここの中段に座ってボーっとしていましたが、1階が見渡せていい空間なのです。階段が昇る装置から、居場所になるっていいなと自画自賛していました。

これから、細かい棚等の造作に入っていきます。

 

さて、本題です。

私、最近本を読まなくなったのです。だめですね。読んでいる本はもっぱら専門誌。工法のことや材料やデザインのことなど書いてある本です。

昔は偉い経営者さんが書いた本や偉い先生が書いた本を読み漁っていました。いつかは立派な経営者になるんだなんて思いながら。

けど、最近本屋さんでその手の本を手にとっても興味がわかないのです。

私にとって今のところリアルの世界は本よりも刺激的であって、とても本から学びを得るレベルではないと解ったからです。

 

土曜日に3組のホームオーナーさんのところへ行ってきました。

会話の中で、喜んでいただいているのを感じうれしくなったり、ほめてもらって照れたり、その逆でドキッとされる言葉をもらったり・・・

ドキッとする言葉をももらうと気の小さい私としては「どうする、どうする、どうする・・・・」と頭の中がぐるぐるとまわり、何とかしなくちゃ。と思うわけです。

それらに対応したり、改善したりするのが精一杯で立派な経営者なんてまだ目指すレベルまでいってないと感じるのです。

 

ここ数年は私の学びの場はお客さまのお話と、専門誌2誌からになりそうです。


照明について考えてみました

2012-10-26 | 日記

ちょっと空いてしまいました。

まず現場の様子です。 美濃加茂では大工工事が進み、外の塗り壁仕上げ工事も行っています。日曜日に確認に行く予定です。

岐阜市内の現場は、基礎コンクリート打ちを行いました。

一体打ちですので、立ち上がりも一緒に打設です。天端レベラーというものを流している状況です。 精度は±1.5ミリに設定しています。しるしを細かくとって流し込んでいます。

 

岐阜市内で2件の地鎮祭を行わせていただきました。

親様にもご出席いただき、皆さんから「お願いしますよ」と声をかけられ、お家への思いの深さを感じています。

タマゴグミの家づくりでの目指すレベルは造っている私たち自身が「ああ、いい家だな。いい家を造らせていただいたな。」と心から思えるレベルです。

自分自身は絶対にごまかせないですから。

 

長良の家は、お引渡しをさせていただきました。 良い家を造らせていただいて本当に感謝です。

そして・・・・サプライズなプレゼントを頂きました。これで、プレゼントさせて頂いている机のスタイルが劇的に変わります、変わるはずです、、多分、、、、

このプレゼントの公開は、後々していきます。(普通私たちが渡さなきゃいけないのに・・)

 

さて本題です。

タマゴグミの家は、照明も本体工事に含んでいます。そのため、照明機器は殆どタマゴグミが選択しています。

殆ど使う機器が決まってきているのでよほど選択ミスはないのですが、たまにミスマッチな選択をします。(本当はだめなのですが・・・)

上の写真は先日の見学会のとき、ついていた食卓上のペンダントです。そして

今日、付け直したペンダントです。

形はほぼ同じ、価格もほぼ同じですが、素材が以前はスチール、付け替えたものはガラス製です。

 

いかがでしょうか?

 

スチールの場合、光を通さないので機器の存在感が増しています。ガラスの場合、光を通すので、機器の存在がぼけてきています。

今回の空間にはどちらかというと存在感がなく、光だけが浮かんでいたほうがいいと判断して、ガラスを選択しなおしました。

当然、空間やつける位置によってはスチールのほうが良い場合もあります。

 

夜、外から帰ってきたときホンワカと光が浮いている、そんな感じを出してくれればと思っています。

 

 


明日も見学会です

2012-10-20 | 日記

見学会1日目が終わりました。

作業着での対応失礼しました。午前中は高圧洗浄機で既存駐車場を掃除していました。

1年ほど前にケルヒャーの高圧洗浄機を買ったのですが、これが面白いほど落ちるんです。コンクリートが見る見る白くなっていくんです。

ブロックについたコケや黒い汚れもビャーっと落ちます。

ホームオーナー様へ、いつでもお貸ししますので気軽に声をかけてください。 もっていきますよ。

注意点があります。高圧の状態で手に水を当てないでくださいね。手が切れます。(はい、私やりました)

 

 

さて、見学会の様子ですが、今日は予約のお客様8組に来ていただきました。また、ご近所の方にも数組来て頂き、家をほめていってくださいました。

夜の部屋内です。

 

明日はもうちょっと込みそうな気がしますが、夕方とかでしたら比較的すいていると思います。

ぜひ見に来てください。

 


大工さんのアドバイスはちゃんと聞こう。

2012-10-18 | 日記

今週土日は見学会です。

現時点での予約状況とか問い合わせ数からして、今回は・・・閑古鳥が鳴きそうです!!

ということで、あなたのおいでを首を長くしてお待ちしております。 メールが届いていないという方はこちらからどうぞ。

長良の完成見学会

ちなみに、日曜日は見学会終了後 午後7時から岐阜駅近辺で恒例の(って、いつから恒例になった?)反省会を開催します。今のところ、私と島田2名の参加です。 参加希望の方はご連絡ください。同業者さんもOKです。

 

さてさて、本題に

これ、長良の家にプレゼントをする机です。 テーマは時代に合わせて「ハイブリッド」

脚の形状が左右違います。 そしてなんと今回は、ななめ切りにチャレンジしました。 金曜日に搬入予定、土日は見れますよ。だから・・・おいでませ。

 

今日、この机を作るのを理由に、さとこさんに頼み込んで丸ノコを購入しました。

今まで使っていた大工さんからのお下がりの丸ノコは20年以上前のものですので、新しいものがほしかったのです。

ホームセンターへ行って工具売り場で丸ノコを吟味。 どれがいいか解らなくなってしまったので、そんなときはプロに相談。

 

仕事中の大工さんに電話をかけ「いまね~ ホームセンターだけど、丸ノコ買おうと思っているんだけど・・どれがいいかな~」

大工さん:「ホームセンターの?  やめといたほうがいいよ。 ホームセンター用だから。台座アルミのやつででしょ・・」

しかし私としては、今日しかチャンスはない。折角さとこさんを口説いたのに・・ 今日を逃すと次いつになるかわからない。

そこで、一番高いの(9800円ですが・・)を購入。箱には「毎分5500回転、プロ仕様同等」と書いてあったものを買いました。

 

で、使ってみました。

はい、よ~く解りました。 

パワーがぜんぜん違います。やっぱプロ仕様同等品です。プロには愛用されていないわけです。

ケージが正確に止めれません。 ネジが雑に作ってあるので キュッと最後に締めこむときに1ミリくらいずれちゃいます。

 

しかしいいこともあります。  軽いです。

ということで、肝心なところを切るときは20年前のお下がりの丸のこを、そしてちょっとしたところを切るときには新しい丸のこを使用しています。

プロのアドバイスはちゃんと聞かなくちゃだめですよ。という教訓でした。

 


今日は温熱環境三昧でした

2012-10-16 | 日記

写真は、森林文化アカデミーの内部です。北川原温さんの設計、カッコいい建物です。

何でこんなところにいってきたかというと、温熱環境についていろいろ教えてもらうためです。

先生にマンツーマンで教えて頂く贅沢な時間を過ごせました。

 

そして、事務所に帰ってきてからは、日本住環境の開発課長に具体的な部材の相談やトレンドを伺いました。

 

さてさて、ここからが勉強の成果です。 たった一行の内容ですが私にとって明確に温熱環境が理解できた内容です。

冬は風を止めて夏は風を起こす。

 

これなんですね。これを間違うとどんなに暖めてもどんなに冷やしてもだめだったのです。

だから、夏は冷やすという感覚よりも、涼しい風をどことなく吹かせること、冬は温度差から来る気流を和らげる工夫をすること、この設計が大切なのです。

これで、温熱環境で学んできたことがつながりました。

たまには学問に触れなくてはと思った今日です。

 

さて、今週末は長良で見学会です。詳しくはこちらをどうぞ。

岐阜 長良で見学会

 


見学会の案内を送りました

2012-10-15 | 日記

今日の夜、見学会の案内をメールにて送りました。

お手元に届かない方はお手数ですが、info@tamagogumi.com もしくは 058-253-6588まで連絡ください。

また、ドコモの携帯には明日送ります。(自家製のデータベースを使用していますので、なかなかうまくいきません)

よろしくお願いします。

こんな感じで仕上がってきていますので、ぜひぜひおいでください。

 

さて、昨日は お客様の銀行の事前審査にお付き合いしその後、土地を見に行ってきました。

タマゴグミでは土地探しのお手伝いもしています。お気軽にお問い合わせください。   と宣伝しておいて本題に戻ります。

 

土地を見に行ったとき、「横幅15メートルっていっているけど、15メートルってどれくらい?」と考えたことありませんか?

そんな時役に立つのがこれです。

はい、側溝のふたです。

これ1枚50センチ、2枚で1メートルです。これを数えることで、大体の大きさが想像できます。

私もよく使います。 なんか空き地で「いち、に、さん、、」と数えて側溝の上を歩いている変な人がいたら、それは私かもしれません。

なお、ブロックは40センチが基本です。ちょっと数えにくいですね。

何かの参考になればと書きました。


明日こそアップします 見学会の案内

2012-10-11 | 日記

明日こそアップしますから。見学会の案内を。

現在の長良の現場の様子です。外構工事を行っています。今回は、木を2本でこの庭を豪華に飾ってみます。ご期待ください。

 

さてさて、昨日すごいものを見ました。

すごいです。部屋が宙に浮いています。

工場で組み立てているので精度は抜群ですし汚れや傷もないでしょう。

また、モノコック構造ですので、地震や風でもびくともしないし、計算どおりの結果が出るはずです。

今は管理体制が重いのでなかなか安く出来ないでしょうが、今後はきっと安くなっていくでしょう。

今は鉄製が主ですが、きっと木でも作ってしまうでしょう。

 

この光景を見て、私は本当にすごいなと思っています。メーカーさんは理想の形を徐々に実現しています。近い将来、このような組み立て方でもっとすごい家を作り出していると思います。

 

 

ということは、近い将来 家造りはこのようなメーカーさんが殆どになり、我々のような小さな工務店は特徴がない限りすべて排除されると予想しています。

今、私が考えていることは、よい家づくりとともに、住宅屋として皆さんに何が出来るかです。 まだまだ形になっていません。今こんなこと言うと「口だけ星人」と言われそうですが、時間切れになる前に何らかの形を出していこうと思います。

 

いかんいかん、ちょっと重い話をしてしまった・・・・

 

 


土は入れるよりも出すほうが高いのです。

2012-10-08 | 日記

まずは変な写真から。

金沢の駅前ある木でできた変な物体です。米松で出来ているようです。圧倒はされたけれど・・・私、芸術的センスが乏しいのででかいな~と思っただけです。

 

鼓門というそうです。こういうのを見るといつも、「これ、いくらかかったんだ? 費用対効果はあるんかな?メンテナンス費用の予算は年間いくら組んでいるんだ? 自分だったらどんなものを創るかな?」と考えてしまいます。 お金のない経営者はロマンがなくていやだと思いますが・・・

 

さて、本題です。

土は入れるのが安いか出すのが安いかどちらでしょう??

正解は出すほうです。(ところによっては土の質がよくて高く売れることもありますが稀です)

特に、草混じりの土などは、どこも引き取ってくれませんので産業廃棄物となり、引き取り料金をガバッと取られます。

 

何でこんなこと書いているかというと、今日、地縄張りに行ったのですが、その土地にきれいに細かな砂利が表面5センチほど巻いてあったのです。

見た目美しい土地に見えます。けど、われわれ建築屋にとっては「ああ~処理どうしよう。何とかうまく上だけめっくってどっかで使えないか。」とちょっと悲しくなります。

 

またよく見かける土地が、車庫にするであろう部分だけ低くて、家にするであろう部分が高く盛ってある土地です。

そういう土地を見ると、「お願い、判断はこっちに任せて。そんな形で家を造ったらツマラナイものしか出来ないって。」と思います。

その段差があるだけで、地盤の強度が変化して最悪の場合不同沈下の原因になります。

一番ありがたい土地は、道路面とほぼ同じ高さで平らに造成してある土地なんです。建築屋にとっては。

 

けど、見た目はちょっと上がっていて、表面がきれいなほうがいいですね。だから売り手は一生懸命なんでしょう。多分そのような加工をしている不動産屋さんは良心的だと思います。お客様の心がわかっているんだから。

 

今日の現場の様子です。美濃加茂の現場の近くには公園があってそこは懸垂や腹筋が出来る器具があります。現場に来たついでに懸垂をした後に写真を撮りました。

足場養生の中ではこんな作業が行われています。

ソトン壁の下塗りをしています。

 

 

 

 


おおかみこどもの家 らしい・・・

2012-10-07 | 日記

自宅にいます。うちのネコは隠れています。 今から見学の方がいらっしゃるので、隠れているようです。

さてさて、

この写真を見てピンと来た方、凄いですね。

伝統工法の勉強に富山へいったのですが、その途中でおじさん8人程度でよりました。当然誰一人として映画のことは知らずに・・・・

持ち主の方が好意で開放していてくれるみたいで、「映画と違って畑はないんだよ」とか一生懸命ご説明いただいたのに、何のことかわかりませんでした。

けど、建物としては富山の伝統建築で、大変興味のあるものでした。

ということで、今日は工法についてちょっとお話します。

 

いま、在来工法といわれている工法は、昭和50年代までは「洋風工法」と言われていました。つまり本来の日本建築工法ではなかったのです。

日本の以前からある工法は、伝統工法といって、柱と梁、たれ壁(窓の上についている小さな壁)と脚がため(柱の下のほうにつける梁、今は殆ど見られません)で家の強さを保持しています。

ちょっと専門的になりますが、私は今まで伝統工法は柱と梁でもつピン構造だと思っていました。しかし実際は、柱がたれ壁と脚固めで拘束されたラーメン構造(鉄骨の建物とか、コンクリートのビルとかが一般に使っている構造)に近いものだったのです。

だから、前面窓でも変形は多いものの崩れるということが少なかったのです。

 

さて、上の数行はわかりにくいので忘れていただいて結構ですが、次のことは忘れないでください。

もし、あなたもしくは、あなたの知り合いの方が100年以上前に建てられた家を改修するとき、とくに耐震改修をするときは十分お気をつけください。

その時代の伝統工法を 筋違いで補強するのはナンセンス というより危ないことが多いのです。下手に使用すると、接合部分が壊れてしまってより危険なことが多いのです。 手を入れるとしたら、昔の考え方を引き継ぎ緩やかなラーメン構造、つまりたれ壁と 脚固めの強度を柱に無理がかからないようにあげていくか、同時に曲げに強い柱に変えていく方法でしょうか。

 

 

富山の伝統工法「ワクノウチ」工法です。平屋なのに丸太の凄い梁が2重に入っていたり、貫(ぬき、写真で言うと上半分の横材)が何十にも入っていたり、凄くダイナミックな工法です。

 

上の写真は、ちゃんと勉強していることを証明する写真です。 大学の講堂ですが、最近は最新設備なんですね。席の前にマイクがついていて質問が出来ます。

はい、当然使わずじまいです。

 

今朝の現場の様子です。外構が始まっています。

20日21日は見学会を行います。

 

 

 

 


逃げまどっています

2012-10-03 | 日記

今朝は見学のお客様を自宅にご案内しました。

ちょっとピンボケですが写真は逃げまどうトラさんです。日ごろは家族の誰がこようとどきもせずに、ふてぶてしい態度を取るのですが、お客さんは苦手でかくれるところを探して焦っています。

結局どこへかくれたかは、私でもわかりません。こんな小さな家でも隠れるところはいっぱいあるようです。

 

さてさて、ついでにですが、ペットと同居する時の注意点ですが、床の素材には気をつけたほうがよいです。

すべる床ですと、ペットがうまく走れなくて股関節をいためてしまうみたいです。特にワンちゃんはその傾向が強いようです。

ペットを飼うときは、コルクタイルとかカーペット(汚れますが)自然素材の床がよいようです。ただし、ウレタン塗装とか、硬い塗装を行うとだめですが。

そんな材質を使ったら傷がついてしまうじゃないか。と思いますよね。

はい、つきます。かわいいペットちゃんのためにあきらめて下さい。

 

あと、においというのも重要です。

ペットを飼うとやはり気になる匂いが出てしまいます。家族はその匂いに慣れてしまって気づかないことが多いのですが、いらっしゃるお客様は敏感に感じています。

そこでお勧めしたいのが、換気計画をきちっと行うということです。

家の隅々まで換気が出来るようになっているかどうかをぜひ確認してください。

 

それにしてもトラちゃんよ、あんたビビリすぎ。男の子でしょ!!