岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

四国で住宅の勉強会へ行ってきました

2015-07-31 | 日記

 

今週は久々に四国へ行ってきました。一応勉強会です。

全国には凄い工務店さんがいっぱいあります。年に数度そのような工務店さんにうかがっては勉強させていただきます。

こんな素敵な住宅を造っていらっしゃいました。木製のサッシ、いいですね。タマゴグミでご検討中の方、どなたか採用してもらえませんか? 通常使っているアルミと樹脂の複合サッシのたった5倍ほどの価格です。(高級車1台分です)

今回も なるほど、ということを仕入れてきましたので、またちょっとだけ変われそうです。ちょっとだけですので、誰も気づかないと思いますが・・・

さて、勉強のあとは

道後温泉です。千と千尋の神隠しのモデルにもなったといわれる温泉です。ちなみにモデルになった温泉は沢山あるようですが・・

410円で入浴できますが、夏は休憩室つきの入浴コースをお勧めします。

お風呂は外の気温が30度オーバーだというのに42℃と容赦ない熱さです。この時期、お風呂に入って「あ~気持ちいい。」というのは日本人としての意地と見栄でしかないと思います。(少なくとも私は)

入った後30分くらいは浴衣のまま涼まないと私服があせびっしょりでどっこも行きたくなくなりますよ。

ちなみにエアコンは一切ありません。扇風機のみです。ですのでお勧めは扇風機が独占できる3階の個室です。

 

夏目漱石ゆかりのお部屋。よく通われたということで、3階の1室が記念の部屋になっています。

障子の窓はいいですね。目隠しになるんだけど光が柔らかく入ってくる感じがいいです。

 

さてさて、現場の様子です。

岐阜の家、外部下地を貼りました。これから仕上げをしていきます。

内部断熱は今回はセルロースファイバーを使用しています。理由は防音。羊毛断熱材でも十分防音性能はありますが、さらに高めるためには重量がある断熱材が必要です。そこで今回はセルロースファイバーの断熱材を選択しました。

 こんな感じで吹き込んでいます。

 

さて、大垣では

 このうだる暑さの中、土台伏せに奮闘する大工さん。

土台が緑色なのは、スライム(古い!)がついた訳でなくホウ酸系防蟻材に色をつけて、塗ったところがわかるようにです。いつもは透明のままですが、今回は色をつけてみました。

3日に上棟です。

 

そして事務所は

気温40度オーバー。さすが倉庫です。多治見より暑いです。

下に見える材料が、マンションインフィルプロジェクト(毎回名前が違う。。)の材料です。

この暑さの中、大工さんの手刻みが来週から始まります。どうなることやら。


リサイクルは結構出来るみたい

2015-07-25 | 日記

昨日は、ずいぶん待っていただいたお宅の棚工事。予算削減のために私が施工して来ました。棚等の取り付けでご予算を落としたいときは、いてが活用できるのですが、難点は結構お待ちいただくことです。雑用係はなかなかまとまった時間が取れずお伺いできないのです。

写真はお部屋の様子です。引越し荷物もだいぶ片付いてきたみたいで、いい感じでお住まいになられています。

 

さて、今日はリサイクルについて。

昨日の夜にリサイクル業者の方とお話をしました。大規模にやっているのではなくて、便利屋さんをかねて行っている方です。

解体する住宅も、分別すればリサイクルできるものは結構ある。と熱弁していました。

金属・プラスチック・布・紙・電化製品・・・

違う目から見ると、ゴミがゴミで無くなるみたいです。

 

また、引越しの時に何気なく捨ててしまうもの。これも殆どリサイクル可能だそうです。

「知らない・面倒くさい」  この2つが資源を減らしているようです。

 

で、タマゴグミでは8月末か9月頭に、物々交換及びリサイクル品引取り と お部屋のすっきり片付け方法のセミナーを行うことにしました。

いらないもので使えそうなものを持ってきていただき、いる方にお渡しする。もしいる方がいらっしゃらなければ、リサイクルや産に引き取ってもらう。それでも残ったものは、タマゴグミが責任を持って処分させていただく。という流れです。

また、片付けのプロを呼んで、どうしたらスッキリとした部屋がつくれるかのレクチャーもしてもらいます。

 

そしてもうひとつ、

解体前にはリサイクル業者を呼ぶことと、ご希望の方には引越しの不用品をリサイクル業者さんに引き取ってもらうことを行います。

 

物がごみになるより、物が物であり続けるように出来ることからやっていけたらと思っています。

 

 


ちょっとの効果を期待して

2015-07-22 | 日記

岐阜の現場です。サッシもつき もう雨にも安心です。認定低炭素住宅です。(ちょっと自慢しました)

自慢のついでですが、タマゴグミの家は認定低炭素の仕様を全棟クリアしています。

 

さて、今日は熱の話をします。

タマゴグミでは、透湿防水シートを銀色の物を使っています。理由は、なんかカッコいいから・・じゃなくて、ちょっとだけ効果を期待してです。

熱は、伝導・対流・放射で伝わります。 その中の放射に効くのがこれです。

この銀色の物質はアルミなのですが、熱は電磁波の一種ですのでアルミは熱を反射するのです。

 

それじゃあ、熱をはじくので凄い効果があるはずじゃないか、と思いますよね。

残念ながら、アルミの裏は熱伝導がおこり、空気もあるので対流も起こっています。この裏の部分に真空層があったら完璧に効きます。ただ、それをやるには莫大な費用がかかります。まだまだ先です。

けど熱をはじくので、少しは効果があるのです。 少しづつの効果が大きな成果を生むと思っていますのでタマゴグミではこのシートを使用します。

 

ついでに、ちょっとの効果ということで

先日のお休みに、自転車で池田山に登ってきました。 1時間ちょっとかけて登るのですが ちょっとはダイエットになるかと思い5年ぶりくらいにチャレンジしました。

きつかったです。どれだけきついかというと、変な笑いが出てしまうほどきついです。

写真は、頂上付近のパラグライダーの発射台です。こんな写真を出すと通常は「苦労して登った甲斐がありました。さわやかな景色です。」なんて書くのでしょうが、実際はフラフラで景色なんてどうでもいい、もう登らないぞ というのが感想です。

ここからもうちょっと登ると山頂で、そこに山小屋があるのです。

こんな感じです。結構感じいいですよ。

アイスクリームが105円(ここはまだ消費税5%か?)で売っています。これが結構美味いのです。

おばちゃんに、「ここまで来る人少ないから大変でしょ?」というと、「日曜日だと20本は売れるから。」と自慢されました。

ついでに「リュックに白菜つめて帰らんか?ひとつ100円だよ。」(これは無税か?)といわれたので、中に水や食料が入っていると適当なことを言って断りました。

 

けど、いいところですのでお時間のある方はぜひ行ってみてください。自転車 車で。。

 


コンパクトハウスのブーム?

2015-07-18 | 日記

最近、「小さな家を建てたいのですが」というご相談をよく受けるようになりました。

もしかしてコンパクトハウスのブーム??と思ってみたものの、回りの建築屋さんは大きな住宅を建てていらっしゃるので、多分ブームは内の中だけなんだろうと思います。

今日もお電話で、24坪くらいのチッチャな家を、 とおっしゃったので、「うちなら24坪で4人家族が十分住めますよ。」とお伝えしました。

価格はそれなり安いかというと、安くないのです。 認定低炭素仕様、耐震等級2同等以上、岐阜県産材・・・

タマゴグミの役割は、コンパクトで室の良い空間造りだと思っていますので、そのあたりを落とすわけには行きません。

で、こんな努力をしています。

普通こんな汚いものは見せません。けど、まあ、私ですので・・・

これは、家への入り方(玄関部分)を検討しているスケッチです。

コンパクトな家は、家へどんな向きでどのように入るかで感じる広さが全く違ってきます。 どんな方法があるかいくつも検討しながら、予算内に納めるために、15cm単位で大きさを調整しながら考えます。

 

本当は南にぼ~んと玄関をつけてしまえば簡単なのですが、タマゴグミ(というより私か・・)のこだわりで、玄関を開けたときは絶対に雨にぬれないこと、玄関扉が前面道路よりダイレクトに見えないことを配慮しながら考えています。

理由は、玄関扉の前のチョッとした空間って家に入る前の準備の場だと思うのです。雨の日にかさをしまってホッとする場所だったり、久々に訪れるお客様が顔を合わせて昔のことをちょっと思い出したりする場所だと思うからです。

コンパクトな家だからこそ、ちょっとしたことにこだわりたいと思っています。

 

さて、大垣の家です

型枠が外れました。

内部の立ち上がりを極力減らした基礎。いいですね。8月頭に建前です。

ここ2日間雨が降ってくれたので、コンクリートの水養生がしっかり出来てラッキーでした。

8月頭に建前です。

 

 

 

 


「この土地はいくら」がわかると比較しやすいです

2015-07-14 | 日記

サボってしまいました。まずは現場の様子です。

大垣の現場ではコンクリート打ちが終わり、今日は水養生の日。8月頭の上棟に向けて進んでいます。

昨日、お客様と内部仕上げやオリジナルキッチン等の打ち合わせも済み、あとは工事を着々と進めるという段階です。

 

岐阜では

サッシがつきました。台風が近づいているので、その前にサッシがついて一安心です。1階は二本のフルオープンサッシを持つ凄く開放的な感じになっています。これから外壁工事が始まります。

この現場、ごみの件で助かっているんです。 大工工事のときにどうしても出てしまう木の切れ端、ご近所の方が喜んで持っていってくださるのです。通常ごみとして処理をすると、処理場から凄い金額の請求が来るのです。 持っていってくださる方も嬉しいし、うちも嬉しい ウインウインって奴ですか。

 

さてさて本題を、

今日は2組のお客様の土地を見に行ってきました。

造成された土地です。この中で2箇所の比較をしてほしいとの依頼です。

まずは法規的なことや、将来にわたっての日当たりや風通しなどの比較、そして税金やアプローチの様子、旗竿地の場合の家が建たない場所の様子などをレポートし 最終的に建築から見た土地の価格比較をします。

 

何の事かわからないですね。じゃあ簡単な例を。

田んぼの50坪 800万円 分譲地の50坪1000万円 けど、田んぼの場合は造成費用がかかる、また、上水下水の引き込みがかかる。

よって、田んぼの土地50万円は 950万円の土地となります。 分譲地との価格差50万円。

さらに比較は進み、分譲地は回りに同じような年代の同じような立場の方が住まれる確立は高いです。方や田んぼは・・・まあ、想像にお任せします。

そのコミュニティが50万円以上の価値を感じるとしたら、

 

そんな感じで比較をしてもらいます。

 

もう一箇所、大垣の土地です。お客様が購入された土地です。

周りは家だらけですので、写真は空のみです。購入後の土地を見る場合は、一番はゾーニングです。

どこに家を置いて、どこに車を置いて、どこからアプローチして、周りとの関係は? 将来隣の家や土地はどうなるか?

なんていうことを、ブツブツ言いながら調査します。

 

このとき、必ず考えるのは、朝・昼・夜 春夏秋冬 晴れ雨雪 そのときの様子も想像しながら土地を見ます。

じゃないと、夜になったら通りの車のライトがバンバン飛び込んでくるなんていう家になってしまいます。

 

こんな事を考えながら設計屋は土地を見ているのです。

 


見学会を行いました

2015-07-07 | 日記

日曜日は見学会を行いました。

今回はちょっとシクジリました。 というのも、この時間帯が混んでこの時間帯が比較的すいているということを、メールに書かなかったのは失敗でした。

なんと、午前中2組のみ。そして午後、それも2時から3時半までで14組・・・・

いくら、タマゴグミは少人数の見学会といってもこれは失敗です。 

来ていただいた方には、本当に迷惑をかけてしまいすみません。ということで、次回は完全予約制にチャレンジすることにしました。

来ていただいた方には、「これが30坪無い家とは思えない」という感想や、「2畳の小上がりがいい感じ。」とか「お庭と部屋のつながりがいい」とか感想をいただきました。

なかなかいい家です。

来週末頃にお引渡し予定です。

 

さてさて、大垣では

基礎鉄筋組みが終わりました。

今回はスケルトンインフィルの極みを行っていますので、立ち上がりコンクリートが極端に少ないです。

立ち上がりのコンクリートは梁代わりになり、それがあることでべた基礎の変形をとめる役目をしています。

それが無いので、構造計算を行い(とはいっても、パソコンにやってもらっているのですが・・・)地中に梁を入れています。

8月頭の上棟に向けて進んでいます。

 

またまた話は変わりますが、面白いお仕事をさせていただいています。

ひとつは、マンションの中に子供部屋ユニットを放り込むプロジェクトです。建て方から仕上げまで3日で仕上げる工事です。8月中頃に施工です。

もうひとつは、これは実現するかどうか????ですが、極小住宅を計画しています。実現できるかどうかを、色々なパターンを造ってシミュレーション。

さて、どうなることやら。

 


今度の日曜は見学会です  と 土地探しであったこと

2015-07-02 | 日記

今度の日曜は羽島市で見学会です。

昨日、床の荏油塗りが終わり、今日は中庭の植栽工事。施工はタマゴグミホームオーナーさんの造園屋さんです。今回も無理を言ってしまっています。すみません。

ヒメシャラ一本ですが、木が入ると感じがよくなります。

なお、今回の見学会いつもより手を抜いています。 旗は一本も立てません宣言です。案内看板もありません。当日のチラシはありません。(これはもともとですが)

ということで、案内メールがお手元にあり、おいでになる方は迷ったら即電話をしてください。

見学会ホームページは こちら

 

今日は土地探しについて少し書きます。

昨日お客様が一生懸命探された土地を、断念していただきました。小学校も近く、価格もお値打ち、周りは静かなのに直ぐに街中に出れる場所。 

断念の理由は 土砂災害特別警戒区域のレッドゾーン

岐阜の街中で、それも平坦地で周りにはアパートや家が建っていて、そんな区域があるとは全く気づきませんでした。昨年の広島の土石流災害以降、強化されたようです。

 

googlemapでみると300メートル先に山があり、その土地の延長線上が谷になっているのです。ということは、土石流が起きたときその谷を伝わって流れてくるという想定。

レッドゾーンに入ると、その地点での土石流の高さと力に合わせてコンクリートの防護壁を作らなくてはいけません。そうするとその費用だけで数百万。

その費用を捻出して作ったとしても、土石流のリスクは変わりません。また、最近指定された区域なので目の前にある数年前に建てたであろう家は未対策です。もし土石流が起きたら、お隣さんがこちらが作った防護壁で無残な姿になるのを目の当たりにしなければいけなくなります。

岐阜には土砂災害特別警戒区域のレットゾーンが思わぬところに点在しています。

土地選びの時に気をつけたい項目がまたひとつ増えました。