今日は、秋頃に着工する家の地縄張りをやってきました。
その様子はこちらです。
360°カメラです。最近購入したもんですから、うれしくてそこら辺中にもっていっては写真を撮っています。
残念ながらアプリがないとこんな写真しかアップできないのですが、アプリを使うと「おお~っ」と唸るような画像がとれます。
特に不思議に感じるのが、撮影した部屋でその画像を見るとなんか不思議な世界に入り込んだような気分になります。
と、余分な話をした後に本題です。
タマゴグミの内壁仕上げの標準は3つしかありません。 無添加の珪藻土、土佐和紙、そして水性塗装です。
これらは、すべて色も決まっています。お客様からの強い要望がない限りはタマゴグミで決めた色を採用します。
水性塗装の色はこれです。
白ではありません。ちょっとクリームがかっています。
何件も何件も施工してきて、そのたびに見本をたくさん作りながらやっとたどり着いた色です。
昼間、太陽の光の下ではほぼ白くなり存在を消す色で、夜、電気の光で少しあたたかな感じになる色です。
昔は白(と言っても真っ白ではありません。ちょっと黒を落とした白です)を使っていました。
すごくシャープに感じて恰好がいいのですが、ちょっときつく感じていました。
色は建築にとって大切な要素です。色のご提案をするのは私たちの仕事と思っています。外壁の色の選択もしてもらうことがありますが、あくまでもタマゴグミとして絞り込んできた色の中から選んでもらっています。
昔、設計事務所時代にはビニルクロスも使用していました。ビニルクロスの色や柄は何百という種類があります。その中から、3種類ほど選び出してその中からお客様に選んでもらっていました。
何百という種類がのったカタログをお客様に渡して「はい、選んでください。」というのは酷な話です。
余談ですが、柄の強いそして個性が強い壁紙は、私は使いません。壁そのものが存在感が増して、お客様が後々飾るであろう物をすべて飲み込んでしまいます。
壁は極力個性がないほうが、お客様の個性が引き立つと私は考えています。