岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

色はいろいろありますが・・

2020-07-29 | 日記

今日は、秋頃に着工する家の地縄張りをやってきました。

その様子はこちらです。

360°カメラです。最近購入したもんですから、うれしくてそこら辺中にもっていっては写真を撮っています。

残念ながらアプリがないとこんな写真しかアップできないのですが、アプリを使うと「おお~っ」と唸るような画像がとれます。

特に不思議に感じるのが、撮影した部屋でその画像を見るとなんか不思議な世界に入り込んだような気分になります。

と、余分な話をした後に本題です。

タマゴグミの内壁仕上げの標準は3つしかありません。 無添加の珪藻土、土佐和紙、そして水性塗装です。

これらは、すべて色も決まっています。お客様からの強い要望がない限りはタマゴグミで決めた色を採用します。

水性塗装の色はこれです。

白ではありません。ちょっとクリームがかっています。

何件も何件も施工してきて、そのたびに見本をたくさん作りながらやっとたどり着いた色です。

昼間、太陽の光の下ではほぼ白くなり存在を消す色で、夜、電気の光で少しあたたかな感じになる色です。

 

昔は白(と言っても真っ白ではありません。ちょっと黒を落とした白です)を使っていました。

すごくシャープに感じて恰好がいいのですが、ちょっときつく感じていました。

 

色は建築にとって大切な要素です。色のご提案をするのは私たちの仕事と思っています。外壁の色の選択もしてもらうことがありますが、あくまでもタマゴグミとして絞り込んできた色の中から選んでもらっています。

昔、設計事務所時代にはビニルクロスも使用していました。ビニルクロスの色や柄は何百という種類があります。その中から、3種類ほど選び出してその中からお客様に選んでもらっていました。

何百という種類がのったカタログをお客様に渡して「はい、選んでください。」というのは酷な話です。

 

余談ですが、柄の強いそして個性が強い壁紙は、私は使いません。壁そのものが存在感が増して、お客様が後々飾るであろう物をすべて飲み込んでしまいます。

壁は極力個性がないほうが、お客様の個性が引き立つと私は考えています。

 


住まい方はいろいろあるんです

2020-07-27 | 日記

現在、来週の建前の準備や仕上げ工事とかでバタバタとしています。(私はのんびりしていますが・・・)

この週末も数組のお客様にお会いしていろいろ話をしました。

お金の話や土地の話、住まい方の話やはたまた全く関係ない話までいろいろさせて頂きました。

いろいろ話して感じるのが、家づくりのことをもっと柔軟的に考えられれば楽になるかなということです。

 

家づくりイコール新築と考えると、予算の関係や土地探しの問題など色々出てきます。家づくりは住まう場所づくりであって、新築だけじゃないのですね。

ということで、

こんな動画を今作っています。何とか来週早々くらいにアップできればと思っています。

代表する6つの住まい方について、私なりの考えと選ぶときの注意点などを話す予定です。(現在プレゼン資料づくりで、細部は未定です)

今回も私個人の考えということと、ちょっと際どいことやキツイことも話す予定ですので、限定公開とさせてもらいます。

完成したら、いつものごとくメールにてお知らせをします。ご興味のある方はタマゴグミの家づくり勉強セットをご請求ください。ご請求いただいた方は、もれなく登録をしてご案内を送ります。

タマゴグミの勉強セット クリック

 

 

今日は宣伝でした。

 

 

 


建て方と日々のチャレンジ

2020-07-22 | 日記

今日は関市で建て方でした。 暑い中なのでちょっと残るかと思いましたが大工さんたちの頑張りで、何とかなりました。

今日は田んぼのど真ん中での建て方ですが、前面道路が狭いのと敷地が限られていたので久々にポターンクレーンを採用しました。普通車が入れる程度の隙間があれば設置可能で大変重宝するのですが、難点はノロいし力がないのです。

そして最大の難点が、やまのおんがくかの呪い。この音楽が頭から三日ほど離れなくなります。(やまのおんがくか

この装置は電気式ですのでほとんど音がしません。だから動くとき周りに注意喚起するためにこの音楽が鳴るのです。これを一日中聞かされるのでで嫌でも頭にこびりついていしまっています。

車の運転中など無意識なとき、この音楽を口ずさんでいます。

おっと、本題を。

 

いつも同じように現場を進めているように見えるのですが、ほとんどの場合小さなチャレンジをしています。

例えば材料搬入のしかたとか(失敗して余分な手間を取りましたが・・・) 軒の出を1センチ変えることでゴミを出さず、野地板を貼ることとか。(弊社島田の工夫)

タマゴグミは、切妻の真四角な箱に下野をつけたスタイルの家をずっと作っています。けど、5年前と今とは同じように見えて変わってきています。

大きな変化はありませんが、ちょっとの変化を繰り返しています。

まあ、それが小さな会社の商品開発、と言えるかわかりませんが家づくりなんです。

 


5000円でできるもうひと部屋づくり

2020-07-20 | 日記

5000円 いやもうちょっと安いかな。そんな値段でもう一部屋つくれたらどうですか?

ただ、その部屋は夏暑いです。冬は寒いです(というか使えません)5月から7月初めころまで、あと9月末から10月いっぱい程度は使えます。

その部屋は

濡れ縁をすだれで仕切った部屋です。

これが感じがいい空間なのです。お邪魔したお宅は、ちょっとぬれてもいい座布団とメダカ?たちが部屋にいました。

 

このお宅は、南の目かくし壁を作らず植栽を植えています。それが目かくしになる数年、ちょっと見通しが良くなっていました。そこで、すだれをかけるのをご案内しました。

こんな感じで外がほんのり見えますが、外からはほとんど見えません。

さらには、風を通し、風にゆれて風を感じます。季節の良い時期はこんな感じでフルオープンサッシを開け放てば、部屋が大きくなるという効果もあります。

5000円でひと部屋づくり、なかなかいいでしょ。

 

お知らせです。

youtubeで勉強動画をつくりました。けど一般公開していません。ご興味のある方はタマゴグミに資料請求を頂くか、お電話ください。

資料請求はこちら タマゴグミの勉強セット

電話は058-372-2575(365日朝9時から夜9時まで)

です。

アクセス数見て驚いています。なんと2ケタ台です。(おいおい)ご案内した方の10%は、見てもらっているということです。

気をよくした私としては、今月中にもうひとシリーズ(たぶん10分程度を6本)をあげる予定です。

内容は、新築だけじゃない住まいのつくりかた です。6種類の住み方をあげて、具体的に良い点悪い点をお伝えする予定です。

 


木の壁が見えてきました  と  お知らせ

2020-07-16 | 日記

雨が続きますね。ちょっと参っています。

建て方が延びていて、スケジュールがボロボロです。

さてさて、大垣の現場の足場が外れて木の壁が見てきました。

屋久杉がいい感じです。

正面もこんな感じです。

これが、時間がたつとまたまたいい感じになってくrんだろうなと思います。

今後は内部の仕上げと、8月からは外構の工事に入ります。

木の壁をつくり、内と外を緩やかに切ろうと思っています。

今後 木の外壁の家を増やしていきたいとひそかに狙っています。ご興味のある方は是非お声がけを。

 

お知らせです

実はyoutubeでタマゴグミが作った勉強動画を流しています。ただ・・・恥ずかしいので限定公開と言って当方よりアドレスを送らないと見れないようになっています。5本アップしています。

2日前にご登録いただいている方にメールをお送りしてご案内しました。

他社さんの動画と違って、家のことを一切語らず、ひたすら家づくりの前にやらなきゃいけないこと、例えば資金計画のこととか、良い相談者のつけ方とか、家づくりに迷わない方法とか 本当につまらない内容ですので、まあアクセスは少ないだろうと思っていました。

それが・・・2日で二桁のアクセス(大したことないのですが。。。)があり、びっくりしています。

こりゃ続きも作らなきゃと、来週あたりまた3本ほど作ろうとたくらんでいます。

 

ご興味のある方は、タマゴグミに資料請求いただくか、直接連絡ください。

タマゴグミの資料請求はこちら 家づくり勉強セット

連絡はこちら info@tamagogumi.com  もしくは電話 058-372-2575(365日 朝9時から夜9時まで)

 

 


カーテンを閉めることがないんです。

2020-07-13 | 日記

昨日は、建てさせて頂いた方のところへ訪問してきました。

2年経って床や梁の色が落ち着いてきてどんどん良くなってきている感じがしました。

奥様より「いつも窓は開けっぱなしなんです。カーテンを閉めなくてもいいので助かっています。」と言葉を頂きました。

実はこの窓にカーテンはもともとついていません。両サイドに障子があるだけです。

濡れ縁の先に2メートルの庭をつくりその先に板塀を作りました。これだけで道路からの視線は全く感じなくなります。

壁は物理的にもっと高くできるのですが、あえてしていません。理由はあと数十センチあげると冬に影になることもありますが、外部とのつながりが断絶されるからです。

プライバシーを守るために外部と断絶した家が最近ちらほらとありますが、私としてはあまりお勧めできません。地域に住むということは地域とつながるということだと思います。

若いうちはいいですが、年齢を重ね行動範囲が地域となったとき、若いときにどれだけ地域とつながっていたかがその後の生活に響くと思うからです。ですので、視線は切っても、気配は周りに落とすべきとおもいこんな設計をしています。

 

軒先にお客様がとりつけたすだれがかかっています。

遠くからの視線がちょっと気になるとご相談を受けたとき、それじゃあ簾でもぶら下げてみてはいかがでしょうとお勧めしました。

 

やっぱり南の窓は、カーテンを閉めないほうがいいですね。今後も、そんな観点で南側の窓を設計していきたいと思います。

 


先日のご相談

2020-07-10 | 日記

先日、「マンションを買ってリフォームしようと思うんだけど、リノベーションもできますか。」というご相談を受けました。

答えは、yes です。タマゴグミとしては、正直マンションリフォームはやったことがありません。ただ、昔私はゼネコンにいまして、その時に100メートル級の高層マンションの工事も行っていますので、浮き床や配管等のノウハウはあります。

で、喜んでお引き受けしたかというと、それはN0です。

 

東京や大阪、名古屋の一等地等は別ですが、岐阜の田舎では中古マンションを買ってのリノベーションは私としてはあまりお勧めしていません。

あくまでも私の考えということで、その理由を約1時間半ほどご説明させてもらったら、中古マンションを購入すること自体を考え直してもらうことになりました。(私としては、マンションリノベーションの仕事を失いました。。。)

その理由を、この下にダラダラと原稿2枚分書いたのですが・・・あまりにもキツイことを書きましたので消しました。

お知りになりたい方は、ite@tamagogumi.comまでメールをください。消した分を送ります。

 

写真はお客様の家で見たテントです。

 

こんなテント、大人用があったらいいなと思いました。作ってみようかな。

 

なんか中途半端なブログになってしまった  すみません。

 


昨年に続き今年も行ってきました。この街並みに

2020-07-04 | 日記

昨日は久々に休みを取って遠出をしました。

岐阜から約3時間ちょっと、アトラクションも有名な料理屋も温泉もこれといって何もない街。

途中の魚屋に予約した刺身とお寿司を取りに行き、ついでに地元で地酒を一本購入して早々と宿に入る。

宿からの風景は

こんな感じです。

と、格好つけた文書で始まったブログですが、要はまた京都の伊根町へ行って旅館で飲んだくれてきたということです。

 

この街に行くといろいろ考えることがあるのですね。

本当にいい町並みで日本って美しいなと感じます。

ただ、この街並みは保護されているのです。景観条例があり勝手に建て直したり改修したりできない地域なのです。

これらの建物は耐震等級3どころか1(基準法並み)もないでしょう。断熱は・・・まあご想像の通りです。

でも、美しさは全国でもトップクラスの街並みです。

 

最近の家は、耐震性能や温熱性能は格段に上がってきました。また、皆さんの知識も上がってきてよい性能の家を選ぶようになってきました。

デザインも気にするようになってきました。

しかし、街並みが良い場所はこのように保護された場所以外は皆無です。

デザインが良くなってきたといっても、それは単体であり自己満足の世界です。町には真四角な家があったり三角形があったり、どこの国か判らないようなものがあったり、最近では外部と完全断絶したデザインまであります。

 

だめだ、日本はいつまでたっても汚い街から脱却できない。こんな街にしたのは何を隠そう私たち建築屋の身勝手さとつくづく感じます。

この街でも、しっかりしたルールがない時代がありました。上の写真を見てわかりますでしょうか?一軒だけ浮いたものがあるのが。

これは、住んでいる人のせいではなく、この街を守ろうとしなかった設計者の責任だと私は思います。

 

私はもともと羽島市の出身でした。羽島市には竹鼻商店街という素晴らしい町並みがありました。ただ、最近はどんどん崩れていっています。ちょっと残念です。

 

どうしたら、良い町並みを作れるのだろうか。私たち建築屋がしっかりと考えなくてはいけないテーマだと思っています。

 

ちょっとしたボヤキでした。

追伸

こんな内容で書いたぶろぐあります。「デザインは何のため」