瑞穂市内で地鎮祭を行いました。
仏式の地鎮祭は久々です。神式の地鎮祭が抑揚のある渓流のような感じとしたら、仏式はさらさらと大河の流れのような感じです。
地鎮祭を行うと、いよいよ始まるという気になりすごく重い気分になります。
今までいろいろ検討して決めてきた間取りや仕様ですが、本当によいか、本当によいかと自問自答を繰り返すようになります。 数千万円のお金を預かり、物を作り上げるプレッシャーは結構ド~ンとのしかかってきます。
これから、8月まで、あと3回地鎮祭を行います。
そして、今日は今後プレゼンさせて頂く土地を2箇所見てきました。
以前にも書いたと思いますが、土地を見るときは、その場に立って、春・夏・秋・冬 雨の日 風の日 晴れの日 雪の日 朝・昼・夜 を頭の中に思い浮かべてグルグルと土地の中を歩き回ります。
そして、土地から考えられる家の形 屋根の形状などを思い浮かべます。
そのとき私の癖として、どうしても手が動いちゃうんですね。
「屋根がこうきて、壁でこう仕切って、ここで視線をド~ンととめて・・・」
そのたびに手が屋根の勾配のように動いたり、パントマイムのように壁を作ってみたり・・・
たぶん、外から見ていると変な人です。きっといつか、「すみませんおまわりさん。空き地で変なおっさんが踊っているんですけど。」と通報されることでしょう。
「土地調査中」というプラカードを首から下げようかな。(もっと怪しいか)
土地を探している方にアドバイスです。
購入しようかなと思った土地が見つかったら、できる限り足を運んでください。
そのとき、無理に家の形を想像してみたり、車の置き場を考えたりなんて必要ありません。それは我々設計屋の仕事です。
それよりも、土地に立ってみて感覚的に「なんとなくいいな~ 」とか「なんかちょっと気なるな」ということを感じてほしいのです。
人の感覚はすごく鋭いのです。
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