またちょっと変わった題材で始まったブログです。
本題の前に、日曜日見ていただくリノベーション現場の様子です。
こんな感じで出来上がってきています。
この吹抜けから昼間は太陽の光がサンサンと入ってきます。だから結構明るいのです。
2階もこんな感じ。いつもと違う天井です。
梁が見えていないタイプの天井は久々ですが、これもなかなかいいです。天井はシナ合板です。将来的に色画が変わってくるので楽しみです。
吹抜けの珪藻土の壁に1階からの柔らかな光が映って感じがいいです。
オリジナルキッチンです。
お庭と居間が見えるところに配置しました。
ということで、お時間のある方はぜひ見に来てください。リノベーションでここまで出来るということを解って頂けるはずです。
案内が届いていない方で見学ご希望の方はお電話ください。058-372-2575まで。場所とお時間をお伝えします。
さてさて、本題です。
今日のお昼に現場監督時代に管理させていただいた病院の先生のお宅へお邪魔しました。
ご子息のためのリノベーションの相談のためです。
家にお伺いして・・・・これはだめだと久々に感じました。
いい家なんです。凄く空間の取り方がうまい。吹抜けと部屋のつながり、窓の開け方 すばらしい空間でした。
その空間を構成しているものは全てシャープで、まっすぐな線や規則正しいテクスチャーです。
結構人気のある建築家さんの設計だということ。 ナンチャッテデザイナー住宅が多い中、久々に本物のデザイナー住宅を見せていただきました。
じゃあ、やりがいがある仕事じゃないのか、なんで駄目だと感じたのか。
実は。。タマゴグミの仕様をつぎ込んでその空間をうまくまとめる自信が無いのです。
その空間に自然素材や、タマゴグミのテイストを部分的に持ち込むことは空間自体を壊しかねないと感じたのです。
これは逆も言えて、タマゴグミテイストの空間に部分的にシャープなデザインを意図なしに放り込むと空間が壊れます。
たまに有名建築家が設計した公共の建物が、他の要素に使われボロボロになっている姿を見ます。また、基本設計だけは有名な建築家が行って実際の設計監理は他の事務所が行い「エエッ!」という建物があります。(某ショッピングセンターなんですけど)
辞退するという選択も、設計屋にとって必要な選択だと私は思っています。
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