「A Scandal in Belgravia/ベルグレーヴィアの醜聞」で出てきた飛行機の謎解き。
テレビの吹替え版で見ると「???」な部分があったので、オリジナル版と比較してみました。
(ネタバレ)
※日本語訳はテキトーです。
アイリーンが「MOD(Ministry of Defence)」(国防省)の男から手に入れた数字とアルファベットの暗号。
それをシャーロックはほんの数秒で飛行機の座席表だということを見抜いたんだけど
その羅列と共に重要なのが「007」。
SH : Then there’s the style of the flight number ― zero zero seven.
(ここにフライトナンバーのようなものがある。「ゼロ・ゼロ・セブン」)
「confirmed allocation (確定された配置)」と書かれていることから「007」はフライトナンバーだと推測。
でも、そのフライトが何なのかは分からないという状況で、
SH : John, please can you check those flight schedules; see if I’m right?
(ジョン、フライトスケジュールを確認してくれないか?僕は正しかっただろう?)
JW : Uh, yeah, you’re right. Uh, flight double oh seven.
(ああ、君は正しかった。フライト「ダブル・オー・セブン」だ)
SH : What did you say?
(なんて言った?)
JW : You’re right.
(君は正しかったって)
SH : No, no, no, after that. What did you say after that?
(違う、違う、違う。その後だ。その後はなんて言った?)
JW : Double oh seven. Flight double oh seven.
(「ダブル・オー・セブン」。フライト「ダブル・オー・セブン」だ)
SH : Double oh seven, double oh seven, ... something ... something connected to double oh seven ... What?
(ダブル・オー・セブン、ダブル・オー・セブン…。何か…、何かがダブル・オー・セブンにつながってる。何だ?)
というやりとりからマイクロフト兄ちゃんがシャーロックの家で電話していた会話、
MH : Bond Air is go. (「ボンド・エアー」は決行だ)
を思い出す。(「ダブル・オー・セブン」=「ジェームズ・ボンド」)
というシーンなんだけど、吹き替えではこの「007」部分が全部「ゼロ・ゼロ・ナナ」になってる!
自分で「ゼロ・ゼロ・ナナ」って1度言っておきながら、ジョンの同じ「ゼロ・ゼロ・ナナ」を聞いてピンとくるってなんかしっくりこないなぁ。
吹き替えだけ見てたらよくわかんないじゃないかっ!「ゼロ・ゼロ・ナナ」だと「ボンド」は浮かんでこないし。
せめて「ゼロ・ゼロ・ナナ」と「ゼロ・ゼロ・セブン」ぐらい区別をつけてくれたらいいのに。
って細かいか…。(笑)
アイリーンの暗号とマイクロフトの計画がつながったところで、マイクロフトのセリフの続き。
MH : Bond Air is go, that’s decided. Check with the Coventry lot.
(ボンドエアは決行だ。決まったんだ。コベントリーをチェックしろ)
「Coventry(コベントリー)」→「第二次世界大戦中に敵国の暗号を解読したが、それを悟られない為にわざとコベントリーの爆撃を容認した」というウワサ
→ 「テロリストによる飛行機の爆破を容認するつもり」という結論にたどりつく。
MH :The Coventry conundrum. What do you think of my solution? The flight of the dead.
(コベントリーの謎。私が出した答えは何だと思う?「死者のフライト」だ)
さすがに現代では一般市民を犠牲にするワケにはいかないのでマイクロフトが選んだのが死人を乗せて飛行機を飛ばし、
テロリストを欺きつつ、犠牲者もゼロにするということ。
エピソード冒頭でシャーロックに依頼があった「おじいちゃんが死んだ時に見せてもらえなかった」や「叔母の遺灰は別人のもの」、
「飛行機テロで死んだはずの男の死体が車のトランクの中で発見された」こととか。
まさか全部がこの計画につながってるとは~。スキがないぜっ!
「ジェームズ・ボンド」つながりといえば、ジョンのブログ。
■ 23rd March
Diamonds are forever (ダイヤモンドは永遠に)
Except they're not. No story here because Sherlock decided not to take the case.
Apparently a missing diamond isn't 'interesting' enough.
(じゃないってことを除けば、特に話すことはない。なぜならシャーロックはこの事件を受けないことに決めたから。
どうも行方不明のダイアモンドには興味を惹かれないらしい)
<comments>
SH : Where have I heard that phrase before? Diamonds are forever?
(前にこのフレーズを聞いたのはどこだった?「ダイヤモンドは永遠に」?)
JW : James Bond. You have heard of James Bond?
(ジェームズ・ボンドだよ。君はジェームズ・ボンドって聞いたことないのか?)
SH : I've heard of him, yes.
(聞いたことはある。もちろん)
JW : You haven't seen one, have you? Right, we're having a Bond night.
(見たことないんだろ?よし、ボンドナイトをやろう!)
SH : It's nice to have something to look forward to.
(何かを楽しみにするってのは素晴らしいな)
JW : Sarcasm is the lowest form of wit, Sherlock.
(風刺は最低のユーモアだぞ、シャーロック)
SH : That's demonstrably untrue. That clip of a cat falling off a shelf for example. The one you insisted on watching twelve times.
(それは明らかに間違いだ。例えば猫が棚から落ちる動画だ。君が12回も固執して見ているやつ)
JW : That WAS funny. Anyway, why are you writing on my blog when you're sat downstairs?!
(あれは面白いだろう!とにかく、どうして君は下の階で座ってるのに僕のブログに書き込みをしてるんだ?)
SH : I. AM. BORED. And I'm wondering what temperature I'd need to create to blow up your cans of beer…
(たいくつなんだ!それで君の缶ビールを爆発させるにはどのくらい高熱にする必要があるのかを考えている…)
JW : OK OK I'm coming down.
(わかった、わかった。降りていくから)
これはシリーズ1第2話「The Blind Banker/死を呼ぶ暗号」の冒頭で、シャーロックが「Jaria diamond」の事件を依頼してきた男と
格闘した後に書かれたブログのよう。
ジョンはシャーロックがあんな格闘してたなんて知らないしね。単に依頼を断ったって思ってるんだろうねぇ。(笑)
この「Bond night(ボンドナイト)」のおかげでシャーロックは今回の「007」に気付いたんだろうか?
シリーズ1とシリーズ2は1年半もあいてるんだけど、これが伏線になってるとしたらすごすぎる!
単なる偶然か!?(^^;
【BBC SHERLOCK INDEX】
テレビの吹替え版で見ると「???」な部分があったので、オリジナル版と比較してみました。
(ネタバレ)
※日本語訳はテキトーです。
アイリーンが「MOD(Ministry of Defence)」(国防省)の男から手に入れた数字とアルファベットの暗号。
それをシャーロックはほんの数秒で飛行機の座席表だということを見抜いたんだけど
その羅列と共に重要なのが「007」。
SH : Then there’s the style of the flight number ― zero zero seven.
(ここにフライトナンバーのようなものがある。「ゼロ・ゼロ・セブン」)
「confirmed allocation (確定された配置)」と書かれていることから「007」はフライトナンバーだと推測。
でも、そのフライトが何なのかは分からないという状況で、
SH : John, please can you check those flight schedules; see if I’m right?
(ジョン、フライトスケジュールを確認してくれないか?僕は正しかっただろう?)
JW : Uh, yeah, you’re right. Uh, flight double oh seven.
(ああ、君は正しかった。フライト「ダブル・オー・セブン」だ)
SH : What did you say?
(なんて言った?)
JW : You’re right.
(君は正しかったって)
SH : No, no, no, after that. What did you say after that?
(違う、違う、違う。その後だ。その後はなんて言った?)
JW : Double oh seven. Flight double oh seven.
(「ダブル・オー・セブン」。フライト「ダブル・オー・セブン」だ)
SH : Double oh seven, double oh seven, ... something ... something connected to double oh seven ... What?
(ダブル・オー・セブン、ダブル・オー・セブン…。何か…、何かがダブル・オー・セブンにつながってる。何だ?)
というやりとりからマイクロフト兄ちゃんがシャーロックの家で電話していた会話、
MH : Bond Air is go. (「ボンド・エアー」は決行だ)
を思い出す。(「ダブル・オー・セブン」=「ジェームズ・ボンド」)
というシーンなんだけど、吹き替えではこの「007」部分が全部「ゼロ・ゼロ・ナナ」になってる!
自分で「ゼロ・ゼロ・ナナ」って1度言っておきながら、ジョンの同じ「ゼロ・ゼロ・ナナ」を聞いてピンとくるってなんかしっくりこないなぁ。
吹き替えだけ見てたらよくわかんないじゃないかっ!「ゼロ・ゼロ・ナナ」だと「ボンド」は浮かんでこないし。
せめて「ゼロ・ゼロ・ナナ」と「ゼロ・ゼロ・セブン」ぐらい区別をつけてくれたらいいのに。
って細かいか…。(笑)
アイリーンの暗号とマイクロフトの計画がつながったところで、マイクロフトのセリフの続き。
MH : Bond Air is go, that’s decided. Check with the Coventry lot.
(ボンドエアは決行だ。決まったんだ。コベントリーをチェックしろ)
「Coventry(コベントリー)」→「第二次世界大戦中に敵国の暗号を解読したが、それを悟られない為にわざとコベントリーの爆撃を容認した」というウワサ
→ 「テロリストによる飛行機の爆破を容認するつもり」という結論にたどりつく。
MH :The Coventry conundrum. What do you think of my solution? The flight of the dead.
(コベントリーの謎。私が出した答えは何だと思う?「死者のフライト」だ)
さすがに現代では一般市民を犠牲にするワケにはいかないのでマイクロフトが選んだのが死人を乗せて飛行機を飛ばし、
テロリストを欺きつつ、犠牲者もゼロにするということ。
エピソード冒頭でシャーロックに依頼があった「おじいちゃんが死んだ時に見せてもらえなかった」や「叔母の遺灰は別人のもの」、
「飛行機テロで死んだはずの男の死体が車のトランクの中で発見された」こととか。
まさか全部がこの計画につながってるとは~。スキがないぜっ!
「ジェームズ・ボンド」つながりといえば、ジョンのブログ。
■ 23rd March
Diamonds are forever (ダイヤモンドは永遠に)
Except they're not. No story here because Sherlock decided not to take the case.
Apparently a missing diamond isn't 'interesting' enough.
(じゃないってことを除けば、特に話すことはない。なぜならシャーロックはこの事件を受けないことに決めたから。
どうも行方不明のダイアモンドには興味を惹かれないらしい)
<comments>
SH : Where have I heard that phrase before? Diamonds are forever?
(前にこのフレーズを聞いたのはどこだった?「ダイヤモンドは永遠に」?)
JW : James Bond. You have heard of James Bond?
(ジェームズ・ボンドだよ。君はジェームズ・ボンドって聞いたことないのか?)
SH : I've heard of him, yes.
(聞いたことはある。もちろん)
JW : You haven't seen one, have you? Right, we're having a Bond night.
(見たことないんだろ?よし、ボンドナイトをやろう!)
SH : It's nice to have something to look forward to.
(何かを楽しみにするってのは素晴らしいな)
JW : Sarcasm is the lowest form of wit, Sherlock.
(風刺は最低のユーモアだぞ、シャーロック)
SH : That's demonstrably untrue. That clip of a cat falling off a shelf for example. The one you insisted on watching twelve times.
(それは明らかに間違いだ。例えば猫が棚から落ちる動画だ。君が12回も固執して見ているやつ)
JW : That WAS funny. Anyway, why are you writing on my blog when you're sat downstairs?!
(あれは面白いだろう!とにかく、どうして君は下の階で座ってるのに僕のブログに書き込みをしてるんだ?)
SH : I. AM. BORED. And I'm wondering what temperature I'd need to create to blow up your cans of beer…
(たいくつなんだ!それで君の缶ビールを爆発させるにはどのくらい高熱にする必要があるのかを考えている…)
JW : OK OK I'm coming down.
(わかった、わかった。降りていくから)
これはシリーズ1第2話「The Blind Banker/死を呼ぶ暗号」の冒頭で、シャーロックが「Jaria diamond」の事件を依頼してきた男と
格闘した後に書かれたブログのよう。
ジョンはシャーロックがあんな格闘してたなんて知らないしね。単に依頼を断ったって思ってるんだろうねぇ。(笑)
この「Bond night(ボンドナイト)」のおかげでシャーロックは今回の「007」に気付いたんだろうか?
シリーズ1とシリーズ2は1年半もあいてるんだけど、これが伏線になってるとしたらすごすぎる!
単なる偶然か!?(^^;
【BBC SHERLOCK INDEX】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます