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バーボングラス片手のロックな毎日

選挙投票率について

2014-02-22 03:08:24 | Talk is Cheap
選挙があるたびによく耳にする言葉。
有権者の投票率

最近は低いらしく、各地の選挙戦で投票率の低下をよく聞く。
選挙に有権者はみんな行ってほしいのかな。

っていうか、あのくだらない東京都知事選での46%の投票率って低いんですか?
東京都民有権者の半分近くが選挙に行ったって事でしょ。
賄賂か献金かよくわからん理由で勝手にヤメた前知事の替わりの人を選ぶ選挙。
原発だのオリンピックだの、争点ブレブレのあの選挙。
1千万からいる東京都民に、たった二週間では自分のやりたい事や都民の望む事を告知できるはずもないあの選挙で
46%も投票に行く人がいたって方が凄いと思うんですけどね。

政治や行政に無関心な人や他人事と捉える人が半分いるって考えた方がいいのか、
せっかくの投票権をちゃんと行使する人が50%近くいると考えた方がいいのか。

それと投票率が上がろうが低かろうが、結果は変らないですよ。
よく選挙の時に出口調査ってやってるけど、あれ、100人も統計取ってないもん。
それでも、その当確の予測はまず外れない。
TVの視聴率調査だって2000くらいしかビデオリサーチ機設置してる家庭ないもの。
統計ってデータを取る地域や年齢層が余程違わない限り、100人でも10000人でも結果それほど変らないんです。
そんな事は知識人なら知ってはると思うんだけど、未だに「投票率」って話題になってるのは何故?

投票率の低さ=政治に関心がないって政治家や知識人の方は未だに思ってるのでしょうか?
政治に関心がないのではなくて、選挙に出てる人に興味がないって思いたくないのでしょうか。
通常の選挙期間ってたった2週間。
それで地域有権者に、立候補者がしたい事をわかってもらえるなんて所詮無理でしょ。
出来もしない絵空事の公約と、上面の綺麗事を2週間連呼して、当選後は挨拶にも来ない。
そんな事を続けてきたから、
「誰がなっても一緒だ」って思う人は投票行かないんでしょう。
「いや、私の一票でこの街は変る」か「誰でもいいけどとりあえず行こうか」
って思う人だけが選挙行ってるんでしょう。

だいたい日曜日を選挙投票日にしてて投票率50%あれば上出来でしょう。
接客業は土曜日曜は基本休めません。
それでも、投票日は無理矢理時間作って投票に行きますが、
接客業に従事してる人は、遅刻や早退を許してもらえるかしなきゃ、投票に行く事は無理です。

デパート、スーパー、コンビニ、服職店、飲食店、娯楽施設、運送業、運転手、警備員。
世の中に日曜日も休まず働いてる人がいっぱいいるのに、
投票率が悪いって言う人の無神経さに呆れてしまいます。
大晦日のNHK紅白歌合戦の視聴率と同じくらい、実社会をわかってない人の数字です。
(大晦日に40%-50%の人が紅白観てる方が凄いのに、なんか低く言われるのが納得できない。
初詣にいってる人、神社仏閣で従事してる人、飲食店や娯楽施設の人、交通機関の人、帰省中の人、旅行中の人。
これら以外で家で呑気に紅白見れる人が50%とかいって一喜一憂してるのって変です)

それでも投票率を上げたかったら、
1,アメリカ大統領選みたいに長期間の選挙戦にして、候補者の政治アピールを有権者にちゃんと届けて選挙する
2,インターネット投票や夜間投票ができるようにする
3,もっと普段から「こんな事したい」とか「どんな事して欲しい?」て有権者とコミニュケーション取る
4,オリンピックやWカップみたいに、メディアでもっと盛り上げる
しかないよ。

はっきり言っておきます。
議員(現役/OB)がもっと普段から動かない限り投票率は絶対変わりません。
投票率を上げたいっていうのはTVの視聴率を上げたいって言うのと変りませんので、
面白くて興味の持てるモノにするしかありません。