サザエさんと朝日新聞

2014年2月22日の朝日新聞
土曜日版にはbeって別紙がついている。

この中で、beランキングってコーナーが毎回あって、
今回は「好きな長寿番組／まだ最終回は観たくない長寿番組」ってテーマ。
笑っていいともが3月末で終了するのに合わせた企画。

1位 サザエさん（831票）
2位 笑点（775票）
3位 おかあさんといっしょ（705票）
4位 世界の車窓から（694票）
5位 徹子の部屋（629票）
以下、「のど自慢」とか「今日の料理」「みんなのうた」「題名のない音楽会」
「キューピー3分クッキング」「新婚さんいらっしゃい」「探偵ナイトスクープ」
って誰もが一度は観た事ある長寿番組がずらり。
定番の番組が終了すると寂しいな。
でも、ほとんどの番組は最近全然観てないけど・・。

でも、そこで気になったのが1位の「サザエさん」の紹介文
「大人の事情で銅像の写真しかお見せできませんが・・」って書いてある。
ちょっと待て、大人の事情って何だ？ホントに事情があるんか？
じゃ、その次のページに載ってる「サザエさんをさがして」は何なんだ？
これはサザエさんの漫画から、昭和の当時の風潮や文化を解説するコーナーで、
毎週、当時の漫画と一緒に掲載されてる。
表題の上にはサザエさん等のイラストも。

サザエさんが当時掲載されてたのも朝日新聞で、文庫本、単行本も朝日新聞社から発行されてる。
これだけ揃ってて、掲載記事の「大人の事情」って何だ？

これが千葉のアメリカ生まれのそり込みネズミや、犬小屋の上で寝てばっかりいる犬とか
蜂蜜泥棒の黄色いくまとかの画像ってのならわかるよ。
これらを使用した際に、著作権だの使用料だのっていうややこしい大人の事情がもれなくついてくるのはわかる。
でも、サザエさんの画像使用に朝日新聞が、今更なんの大人の事情があるって言うのだ？
掲載されてる銅像の画像の方が問題ないか？
この銅像は東京世田谷区の桜新町商店街の組合が所有してるモノやろ？
（銅像に固定資産税を課税されて話題になった）

さすが「やらせ」の朝日新聞。
細かいところに迄、読者に誤解を招く小技と騙しのテクニックを盛り込んでます。

いつものやつ

行きつけのお店で「いつものやつ」って頼む人。
まだガキの頃、喫茶店等でこんな台詞を言えるお客にちょっと憧れてた。

居酒屋でも、ラーメン屋でも、定食屋でもいい。
いつかは俺も「いつものやつ」と言いたいって思ってた。
なんとなくかっこ良く思ってた。

月日は経ち、行きつけのお店が増えて、この台詞をいろんな店で言えるようになった。
「いつものラーメン」=具抜き、麺固め、スープ多め
「いつものモーニング」=珈琲ブラック濃いめ、サンドイッチ（耳無し）、スクランブルエッグ柔らかめ、サラダ抜き
とかね。
自分専用の薬味（ニラの辣油漬け）が置いてくれてあるラーメン屋もある。
注文言わないでも、ミニ親子丼と天麩羅うどんとミニビールが出る店もある（だから仕事中は行けない）。

お店の常連になるとわがままも言いやすい。
いや、わがまま言えるから常連になるのか。

今後は行きつけの寿司屋や料亭で、
「●●さんが来られるって予約聞いたから、今朝河岸でとっておき仕入れてきたよ」
とか、銀座や新地の高級クラブで
「●●さんはママが接客させてもらうから若い子は席つかなくていいよ」
とか、人里離れた温泉宿で
「今年もお越し下さいましたね。いつもの離れをとっておりますのでごゆっくり逗留を」
等と言われてみたい。

大阪梅田の東通り商店街にあるタバコ屋
たまに寄るんだけど、覚えられる程は行ってない。
でも先日通り過ぎかけてから「あっ煙草買っとかなきゃ」ってちょっと戻って店に入ったら
なんと既にカウンターにはいつもの買う煙草（しかも2個、赤と黒のパッケージ）が・・・。
商品を出してくれた店員の顔に、それほど見覚えは無い。
それに、この店では月に1,2回くらいしか買ってない。
なのに何故この人は俺の買う煙草を知っている？？
ちょっと嬉しくなってしまった。

余談だが、その日JTのキャンペーンガールが店内にいて、
ピアニシモの新作サンプル（OIANNISIMO ICENE SPIKE）を煙草購入者に無料で配ってた。
白と黒のシンプルなパッケージ。
明らかに女性メンソール煙草の喫煙者をターゲットにした商品。

普段吸ってる煙草を変えるのはちょっと難しい。
だって、行きつけのタバコ屋でせっかく「いつもの」で対応してくれてるのに
「悪い、今日はこれで」なんてよう言わん。