9秒98。
このニュースが昨日飛び込んできた。
「えっ!誰が出したの?」
桐生くんだって。すごいなぁ。やったなぁ。
桐生祥秀くんはご存知の通り、4年前の高校時代に10秒01を出して、日本人初の9秒台を期待されながらずーっと頑張ってた。でもなかなか切れない。切れたのに追い風が強すぎて参考記録になったりとかね。でも、ウサイン・ボルト(9秒58)のような化け物みたいな記録出す人は別にしたいが、正直言って10秒を切らないとオリンピックでも世界陸上でも決勝に残れない。
だってさ、世界では9秒台がごろごろ出てきてる時に、1997年に朝原が10秒08を出して、ようやく日本にも10秒0台の時代が来た。
そして伊東さんの10秒00、朝原さんの10秒02、末次さんが10秒03、そして桐生くんが10秒02。
今、日本のスプリント界は群雄割拠だ。
山県亮太(10秒03)、サニブラウン・ハキーム(10秒05)、ケンブリッジ飛鳥(10秒08)、そしてダークホースのように現れた多田修平(10秒07)。全員10秒切りが可能と言われる逸材が揃った。その中で今年6月に行われた日本選手権。桐生はまさかの4位で100m日本代表として8月のロンドン世界選手権に行けなかった。(でも400mリレーで出場したけどね)
しんどかっただろうね。
結果が出せない自分に悔しかっただろうね。
マスコミも違うやつのところに行っちゃうだろうし、それを見るのも辛いよな。
周りの人間も直には言わないが「あいつは終わった」って思ってるんだろうなぁって疑心暗鬼に思っちゃうだろうし。
そんな中で、今回の9秒98。
「やっと出せたぞ!」と「ザマァみろ!」とが一緒になった雄叫びだろう。
一緒に決勝を走った多田修平くんも10秒07の好タイムだが、それも良かったのかな。ライバルがいてこそアドレナリンは全開する。
よくやったなぁ。
これで、多田もサニブラウンもケンブリッジも山県も、本気でこの記録を抜きに行くだろう。
誰かが到達するまでは長い道のりで険しいのだが、そのあとはなぜか後進が続く。道が出来るのか。目標が明確になるからか?あいつにできて俺にできないわけがないと思うからか。よくわからないが、ある時を境に次々と記録や歴史は塗り替えられていく。
カール・ルイスの記録、ブブカの記録、イアンソープの記録・・・。陸上や水泳だけじゃない。野球だって野茂がメジャーに行った頃は「日本人では通用しないよ」って陰口叩かれるくらいだったけど、今やメジャーで活躍してる日本人選手はいっぱいいる。サッカーでも「日本人がWカップに出ようなんて冗談だろ」ってくらいのレベルだったのが、あのドーハの悲劇以降当たり前のように毎回出場している。
エベレストだって前人未到の山だったが、今は結構山頂に到達してる人がいっぱいいる。
テニスでは錦織圭がメジャー取るか、ゴルフなら松山がメジャータイトル取るかしたら、一気にまた後進が続くんじゃないかなぁ。
ターニングポイントとなる記録、タイトル。それによって新たな時代が動き出す。
今回の桐生くんの9秒台は、それくらい意味のある、価値のあるものだ。
どうでもいいが、こんな偉業を達成するとすぐ「彼に国民栄誉賞を」とかいうバカが出てくるが、俺は反対だ。そんなのは引退してからでいいんだよ。
現役時代はまだまだ上を目指してるんだからな。それ以上の記録を出したらどうするつもりだ?「名誉国民」とかいう勲章でも与えるか?
だいたい国民栄誉賞は王貞治さんの偉業を記念して、本来は人間国宝になってもらいたかったのだが、王さんは台湾籍のままだから(いろんな理由がある)あげれなかったので苦肉の策で作った名誉賞だ。
今は、オリンピックとか世界大会で金メダル取ったら「歴史的快挙」ですぐ「国民栄誉賞」とかいうけど、それって大規模な自然災害のたびに「想定外の猛威」とか「過去何年見たことがない規模」って騒ぐのと変わらないレベルになってる。
桐生くんの10秒切りは、本当にすごいことで、日本陸上界のターニングポイントになるだろう。
だからこそ、そんなことで騒いでないで、もっとレースを見に行ったり、支援したり、興味を持ったらいいんじゃないかな。その方がよっぽど日本陸上界のためになるぞ。
一口いくらで寄付でも募るか。スポーツ支援金。
次の10秒切りをした選手に賞金とかでもいいし、選手のユニフォームとかトレニーングとか宿泊費や遠征費や食費に使ってもらえるお金。
まぁ日本陸連が許さないだろうけどさ。
桐生君、これからも頑張ってくれ!
このニュースが昨日飛び込んできた。
「えっ!誰が出したの?」
桐生くんだって。すごいなぁ。やったなぁ。
桐生祥秀くんはご存知の通り、4年前の高校時代に10秒01を出して、日本人初の9秒台を期待されながらずーっと頑張ってた。でもなかなか切れない。切れたのに追い風が強すぎて参考記録になったりとかね。でも、ウサイン・ボルト(9秒58)のような化け物みたいな記録出す人は別にしたいが、正直言って10秒を切らないとオリンピックでも世界陸上でも決勝に残れない。
だってさ、世界では9秒台がごろごろ出てきてる時に、1997年に朝原が10秒08を出して、ようやく日本にも10秒0台の時代が来た。
そして伊東さんの10秒00、朝原さんの10秒02、末次さんが10秒03、そして桐生くんが10秒02。
今、日本のスプリント界は群雄割拠だ。
山県亮太(10秒03)、サニブラウン・ハキーム(10秒05)、ケンブリッジ飛鳥(10秒08)、そしてダークホースのように現れた多田修平(10秒07)。全員10秒切りが可能と言われる逸材が揃った。その中で今年6月に行われた日本選手権。桐生はまさかの4位で100m日本代表として8月のロンドン世界選手権に行けなかった。(でも400mリレーで出場したけどね)
しんどかっただろうね。
結果が出せない自分に悔しかっただろうね。
マスコミも違うやつのところに行っちゃうだろうし、それを見るのも辛いよな。
周りの人間も直には言わないが「あいつは終わった」って思ってるんだろうなぁって疑心暗鬼に思っちゃうだろうし。
そんな中で、今回の9秒98。
「やっと出せたぞ!」と「ザマァみろ!」とが一緒になった雄叫びだろう。
一緒に決勝を走った多田修平くんも10秒07の好タイムだが、それも良かったのかな。ライバルがいてこそアドレナリンは全開する。
よくやったなぁ。
これで、多田もサニブラウンもケンブリッジも山県も、本気でこの記録を抜きに行くだろう。
誰かが到達するまでは長い道のりで険しいのだが、そのあとはなぜか後進が続く。道が出来るのか。目標が明確になるからか?あいつにできて俺にできないわけがないと思うからか。よくわからないが、ある時を境に次々と記録や歴史は塗り替えられていく。
カール・ルイスの記録、ブブカの記録、イアンソープの記録・・・。陸上や水泳だけじゃない。野球だって野茂がメジャーに行った頃は「日本人では通用しないよ」って陰口叩かれるくらいだったけど、今やメジャーで活躍してる日本人選手はいっぱいいる。サッカーでも「日本人がWカップに出ようなんて冗談だろ」ってくらいのレベルだったのが、あのドーハの悲劇以降当たり前のように毎回出場している。
エベレストだって前人未到の山だったが、今は結構山頂に到達してる人がいっぱいいる。
テニスでは錦織圭がメジャー取るか、ゴルフなら松山がメジャータイトル取るかしたら、一気にまた後進が続くんじゃないかなぁ。
ターニングポイントとなる記録、タイトル。それによって新たな時代が動き出す。
今回の桐生くんの9秒台は、それくらい意味のある、価値のあるものだ。
どうでもいいが、こんな偉業を達成するとすぐ「彼に国民栄誉賞を」とかいうバカが出てくるが、俺は反対だ。そんなのは引退してからでいいんだよ。
現役時代はまだまだ上を目指してるんだからな。それ以上の記録を出したらどうするつもりだ?「名誉国民」とかいう勲章でも与えるか?
だいたい国民栄誉賞は王貞治さんの偉業を記念して、本来は人間国宝になってもらいたかったのだが、王さんは台湾籍のままだから(いろんな理由がある)あげれなかったので苦肉の策で作った名誉賞だ。
今は、オリンピックとか世界大会で金メダル取ったら「歴史的快挙」ですぐ「国民栄誉賞」とかいうけど、それって大規模な自然災害のたびに「想定外の猛威」とか「過去何年見たことがない規模」って騒ぐのと変わらないレベルになってる。
桐生くんの10秒切りは、本当にすごいことで、日本陸上界のターニングポイントになるだろう。
だからこそ、そんなことで騒いでないで、もっとレースを見に行ったり、支援したり、興味を持ったらいいんじゃないかな。その方がよっぽど日本陸上界のためになるぞ。
一口いくらで寄付でも募るか。スポーツ支援金。
次の10秒切りをした選手に賞金とかでもいいし、選手のユニフォームとかトレニーングとか宿泊費や遠征費や食費に使ってもらえるお金。
まぁ日本陸連が許さないだろうけどさ。
桐生君、これからも頑張ってくれ!