安室奈美恵が引退するんだと。
来年の9月16日。
自身のホームページで発表した。
先日地元沖縄にて25周年ツアーで凱旋ライブ。普段はMCをしない安室が珍しく「騒げ!沖縄!」と叫んだらしい。
アムロはMCしないので有名だが、一時期俺のお客様(ミセス)がアムロのコンサートに娘と行った時の感想で「すごくステージは良かったんだけどね、でも、ようこそ来てくれました、とか、ありがとうございましたとか言わないのよ」「せっかく来てくれた客にお礼も挨拶もしないってどうなの?」って言ってた。うーん、お客様は神さまですってそういう意味じゃないんだけどなぁ。(本当の意味は「目の前のお客様は神様だと思って歌え」三波春夫)
話を戻すが、この『namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA』でスーパーモンキーズ時代のデビュー曲や初期の曲も多々やったらしいので、記事を読んでなんか嫌な気はしてたのだが、まさか引退とは。
氷室の「氷室京介を卒業する」のように、安室も「安室奈美恵から卒業する」のかな。
関係ないが90年代は、小室哲哉を入れた「コムロ・アムロ・ヒムロ」って何故か言われてた。東京と大阪でこの「ムロ」の部分の発音が違うのが不思議。
安室奈美恵といえば「Can You Celebrate?」
実はこの曲を聴くまで安室奈美恵は、俺の中での評価はかなり低かった。前年レコード大賞を受賞した「Don't wanna cry」を聞いても「あぁ、今はこんな曲が流行りなのよね」って感じ。世間に溢れてるコムロサウンドの一つかなって思ってた。
ところが「バージンロード」ってテレビドラマの主題歌でこの「CAN YOU CELEBRATE?」を聴いて、こんな難しい唄歌いこなせる歌手がいるんだ。この子はただのダンス踊りながら歌う歌手じゃないぞ!って認識を改めた。だってこの曲って何回変調する?まるでQUEENのボヘミアンラブソディのように、1曲の中でメロディもリズムもめまぐるしく転調する。変わる。それでいてつぎはぎ感のない曲に仕上がってるのは、アムロの歌唱力と歌声のおかげだろう。(カラオケや結婚式で一般人が歌うとよくわかる)
さらにその年にSAMと結婚して妊娠。その年の紅白歌合戦をキリに休業すると発表された。
そして年末、色々な音楽特番があるのだが、ミュージックステーションの年末スペシャルが超豪華だった。仕事でリアルで漏れなかったのでビデオに録って見た。豪華メンバーが次々と歌い、ついにクライマックス。その年末で解散が決まってるX-JAPANがエンドレスレインを演奏。TOSHIの渾身のボーカル熱唱に「うわぁ、スゲ〜!」って鳥肌。
サァこれで終わりだろうと思ってビデオ切ろうとしたら、タモリと安室が出てきて「さぁトリは安室奈美恵ちゃん」って紹介されてた。
あれ、まだあるんだ、かわいそうだなぁ、あのTOSHIの渾身の歌の後に歌うのか。なんて思って油断して聞いてたら、あらまぁ、こっちらの方が10倍の鳥肌モノ。このまま死んじゃうんじゃないかってくらいのパワーで「CAN YOU CELEBRATE?」を歌い上げるアムロ。
すごいなぁ、でも今後レコード大賞や、紅白歌合戦あるけど、このレベルではもう聞けないだろうなぁって同時に思った。
こうなりゃ、最後まで聞いてあげたい。ビデオをセットして、レコード大賞、紅白を録画予約。紅白は多分トリだろうから最後の方だけでいいや。今のHDD録画に比べたらテープ残量を気にしなきゃいけないわ、時間はGコードとかで合わせなきゃいけないは、大変面倒くさい時代でしたね。
で、レコード大賞。
あのミュージックステーションの特番のテンションで歌ってるよ。化け物かよこの歌手は。
文句なしのレコード大賞受賞。
そして1997年大晦日のレコード大賞。
正直言って、歌に感動するとか、歌ってる姿に涙するとか、それほどないんだけど、この日は感動で泣いた。
それまで紅白の名歌唱は石川さゆりが引退(のちに復帰)で初めてで最後のトリを歌った時。はっきり年は覚えてないが、多分1995年か1996年だったはず。曲は「天城越え」で、このまま消えてしまうのではないかというくらいの渾身の熱唱だった。
それから何年もたたないうちにまたこんな熱唱が聞けるとは。大げさのようだがそれほど衝撃的だった。感動したと同時に羨ましかった。
街中に溢れてるアムラーの意味がようやくわかった。
ライトカラーで染めたワンレンにハードウィービング、ストレッチブーツや上げ底ブーツのアムラーたち。
休業の隙間に代わりに出てきた浜崎あゆみ(ファンの人ごめん)のアユもどき、倖田來未のエロカワ路線が席巻する中、出産でアムロはまた復帰したが、それからはヒット曲志向ではなくダンサブルなマニア受けするようないい曲を歌ってる。っていうか大塚愛とかも含めこの頃のavexは無敵だなぁ。
個人的にはNAKED(album「Check Mate!」やHIDE & SEEK(album「PLAY」)が好き。
AIと土屋アンナと歌うWonder Womanもカッコイイ。アニメONE PIECEの主題歌として使われたFight Togetherもいい。
ヒットチャートと無縁の曲調だけど、我が道を行くってかんじで今の安室奈美恵も好きだったんだけどなぁ。
やり遂げた充実感か、これから先はルーティンワークになるのを嫌がったのかはわからない。
宮里藍のように、以前のように燃えるものがなくなったのかもしれない。
あと一年。完全燃焼する気だな。ファンは当然、ファンならずともちょっと追いかけてみたい。
そして山口百恵や美空ひばりのように伝説になってしまうのかな。
期待してしまうよ。
突っ走って燃え尽きてください。
来年の9月16日。
自身のホームページで発表した。
先日地元沖縄にて25周年ツアーで凱旋ライブ。普段はMCをしない安室が珍しく「騒げ!沖縄!」と叫んだらしい。
アムロはMCしないので有名だが、一時期俺のお客様(ミセス)がアムロのコンサートに娘と行った時の感想で「すごくステージは良かったんだけどね、でも、ようこそ来てくれました、とか、ありがとうございましたとか言わないのよ」「せっかく来てくれた客にお礼も挨拶もしないってどうなの?」って言ってた。うーん、お客様は神さまですってそういう意味じゃないんだけどなぁ。(本当の意味は「目の前のお客様は神様だと思って歌え」三波春夫)
話を戻すが、この『namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA』でスーパーモンキーズ時代のデビュー曲や初期の曲も多々やったらしいので、記事を読んでなんか嫌な気はしてたのだが、まさか引退とは。
氷室の「氷室京介を卒業する」のように、安室も「安室奈美恵から卒業する」のかな。
関係ないが90年代は、小室哲哉を入れた「コムロ・アムロ・ヒムロ」って何故か言われてた。東京と大阪でこの「ムロ」の部分の発音が違うのが不思議。
安室奈美恵といえば「Can You Celebrate?」
実はこの曲を聴くまで安室奈美恵は、俺の中での評価はかなり低かった。前年レコード大賞を受賞した「Don't wanna cry」を聞いても「あぁ、今はこんな曲が流行りなのよね」って感じ。世間に溢れてるコムロサウンドの一つかなって思ってた。
ところが「バージンロード」ってテレビドラマの主題歌でこの「CAN YOU CELEBRATE?」を聴いて、こんな難しい唄歌いこなせる歌手がいるんだ。この子はただのダンス踊りながら歌う歌手じゃないぞ!って認識を改めた。だってこの曲って何回変調する?まるでQUEENのボヘミアンラブソディのように、1曲の中でメロディもリズムもめまぐるしく転調する。変わる。それでいてつぎはぎ感のない曲に仕上がってるのは、アムロの歌唱力と歌声のおかげだろう。(カラオケや結婚式で一般人が歌うとよくわかる)
さらにその年にSAMと結婚して妊娠。その年の紅白歌合戦をキリに休業すると発表された。
そして年末、色々な音楽特番があるのだが、ミュージックステーションの年末スペシャルが超豪華だった。仕事でリアルで漏れなかったのでビデオに録って見た。豪華メンバーが次々と歌い、ついにクライマックス。その年末で解散が決まってるX-JAPANがエンドレスレインを演奏。TOSHIの渾身のボーカル熱唱に「うわぁ、スゲ〜!」って鳥肌。
サァこれで終わりだろうと思ってビデオ切ろうとしたら、タモリと安室が出てきて「さぁトリは安室奈美恵ちゃん」って紹介されてた。
あれ、まだあるんだ、かわいそうだなぁ、あのTOSHIの渾身の歌の後に歌うのか。なんて思って油断して聞いてたら、あらまぁ、こっちらの方が10倍の鳥肌モノ。このまま死んじゃうんじゃないかってくらいのパワーで「CAN YOU CELEBRATE?」を歌い上げるアムロ。
すごいなぁ、でも今後レコード大賞や、紅白歌合戦あるけど、このレベルではもう聞けないだろうなぁって同時に思った。
こうなりゃ、最後まで聞いてあげたい。ビデオをセットして、レコード大賞、紅白を録画予約。紅白は多分トリだろうから最後の方だけでいいや。今のHDD録画に比べたらテープ残量を気にしなきゃいけないわ、時間はGコードとかで合わせなきゃいけないは、大変面倒くさい時代でしたね。
で、レコード大賞。
あのミュージックステーションの特番のテンションで歌ってるよ。化け物かよこの歌手は。
文句なしのレコード大賞受賞。
そして1997年大晦日のレコード大賞。
正直言って、歌に感動するとか、歌ってる姿に涙するとか、それほどないんだけど、この日は感動で泣いた。
それまで紅白の名歌唱は石川さゆりが引退(のちに復帰)で初めてで最後のトリを歌った時。はっきり年は覚えてないが、多分1995年か1996年だったはず。曲は「天城越え」で、このまま消えてしまうのではないかというくらいの渾身の熱唱だった。
それから何年もたたないうちにまたこんな熱唱が聞けるとは。大げさのようだがそれほど衝撃的だった。感動したと同時に羨ましかった。
街中に溢れてるアムラーの意味がようやくわかった。
ライトカラーで染めたワンレンにハードウィービング、ストレッチブーツや上げ底ブーツのアムラーたち。
休業の隙間に代わりに出てきた浜崎あゆみ(ファンの人ごめん)のアユもどき、倖田來未のエロカワ路線が席巻する中、出産でアムロはまた復帰したが、それからはヒット曲志向ではなくダンサブルなマニア受けするようないい曲を歌ってる。っていうか大塚愛とかも含めこの頃のavexは無敵だなぁ。
個人的にはNAKED(album「Check Mate!」やHIDE & SEEK(album「PLAY」)が好き。
AIと土屋アンナと歌うWonder Womanもカッコイイ。アニメONE PIECEの主題歌として使われたFight Togetherもいい。
ヒットチャートと無縁の曲調だけど、我が道を行くってかんじで今の安室奈美恵も好きだったんだけどなぁ。
やり遂げた充実感か、これから先はルーティンワークになるのを嫌がったのかはわからない。
宮里藍のように、以前のように燃えるものがなくなったのかもしれない。
あと一年。完全燃焼する気だな。ファンは当然、ファンならずともちょっと追いかけてみたい。
そして山口百恵や美空ひばりのように伝説になってしまうのかな。
期待してしまうよ。
突っ走って燃え尽きてください。