ピッタリ１００ヤードを狙う練習を
ひたすらする意味を
毎年、今頃になると話しています。
ジュニアが夏休みになって
会う機会が増えるからです 
飛ぶジュニアは52度の
ウェッジでは飛びすぎて、
58度のウェッジでは
かなり振らないと届かないので
ちょっと苦労するわけです 
ここでの王道的な正解は、 
52度で雰囲気を出したり、
工夫をしたりして、
１００ヤードぴったりを
打つ方法を確立させることです。
そういう中で、105ヤードや
97ヤードというような
半端な距離に
『あれ、こうすると必ず……』
という副産物を得られるので
この練習は２倍３倍の
意味を持ちます 
選手としての才能の分かれ道です。
こういうことを１００ヤード狙いの
しつこい失敗として
スルーするか、
さり気なく自分の引き出しに
しまって使えるようにするか。
色々なシーンで練習することで
球の高低が飛距離に影響する
微妙な関係や秘密を知ったり、
ウェッジというクラブの
多様な面白さを知れるのです 
微妙な距離感を出すのは
言語にしなくとも、
訓練によってキャッチボールで
ボールを投げるように
可能になりますけど、
ジュニアの場合、
その球数をこなしている時間が
圧倒的に足りないのです 
効率良く距離感を鍛えるために
１００ヤードを徹底させます。
結果が出るジュニアと
出ないジュニアがいます。
ゴルフの神様は残酷です 
５年ぐらい経ってから
やっと意味がわかりました、
と連絡をくれるジュニアもいます。
昔は、このようにして
技術を磨く練習が
たくさんありましたけど、 
今は用具が進化して、
用具でフォローするように
なっていることが増えました。
かくいう僕も、
ウェッジは50度と56度で、
飛ばない分を補っています 
ジュニアたちには言うのです。
結果が全て！
１０７から９３ヤードの間なら
勝負を受けるから
かかってこい！
勝率99％は経験と
過去の練習の賜です 
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