リオ五輪のゴルフの日本代表は
7/19に発表されます
それに合わせて、昨日(7/4)に
日本ゴルフジャーナリスト協会主催で
第4回タウンミーティング
『日本のゴルフは、
五輪でメダルが獲れるのか?』
が開催されました
朝イチで、松山プロが
参加しないと発表したことから
逆に注目されました。
松山プロが行かない時点で
メダルの可能性を論じることの意味が
全く変わってしまうからです
しかし、かなり面白い内容で、
大いに勉強になりました
冒頭はスポーツ庁長官の
鈴木大地氏の15分のスピーチがあり、
ゴルフという競技を重く見ていることや、
現地のゴルフコースに
昨年末に視察に行った話などで
スタートしました。
(鈴木長官とは、かつて、
同じ専門学校で、
生徒を指導していたので、
面識がありましたが、
挨拶する間もなく
次の場所に行かれました。
政治家と官僚のこのパターンは
近年通例化していますけど、
どうにかして欲しいですね)
本題に入り、JGAの副会長の
永田圭司氏が口火を切り、
「オリンピック・レガシー」の
早稲田大学スポーツ科学
学術院教授・間野義之氏が
続きました。
内容は、近々、
日本ジャーナリスト協会の
HPで動画などを
見ることができるようになると
思いますので、
そちらで確認してもらうとして、
かなり突っ込んだところまで
話は進んでいきました
評論家の大宅映子氏も
ゴルフが好きな
一人のゴルファーとして
ズバッと切り込んでいましたし、
1990年代後半に活躍した女子プロ
キム・エースク氏も
韓国の事情などを紹介し、
現在指導している
日本のジュニアの話も
興味深かったです
ゴルフ競技のマニュアルです
永田JGA副会長に
見せていただきました。
IGFやWOCなどの許可が必要で、
精査される苦労などもあったそうです。
先月になってやっと完成したのですね。
もちろん、初めて見ました
中身も少しだけ見せてもらいました。
移動中やトレーニングの服装まで
厳密に決められていて、
『これは大変だ』と思いました
強化選手には配られているそうです。
かなりの厚さがあるので
(ゴルフボールの直径よりも厚い)
全てを読むだけで……
厳しいかもしれません
松山プロも、このマニュアルを見て
決断をしたのだと推測されます。
実際に、現地との連絡を取り、
JGAはIGFとも連携して
調査をした結果、
ジカ熱を媒介する蚊について、
ほとんど問題はないと
判明しているとのことでした
僕もうっかりしていましたが、
リオがあるブラジルは、
南半球なのです
北半球が夏のときは
冬になるわけです。
かなりの対策がとられ、
更に、冬に蚊はいない、という
現実を考えれば、
現地では
逆に何を心配しているのか?
という感じのようです
メダルを取るために必要な強化とは?
リオでのゴルフは成功するか?
2020の東京五輪での
ゴルフについての様々な可能性。
この3つに絞っても
かなり有意義な話を聞けました
様々な思惑があり、
商業としての五輪があり、
本音と建て前があるのですね。
スッキリしました。
そして希望が持てました
日本のゴルフの将来のために、
協力し合う一本の筋道が
必要であるという共通意識を
持って応援しなければ、
と真面目に思ったのです
放送権が狙い通りに売れたこと、
チケットが予定通りに
売れていること、
リオ五輪で復活するゴルフは、
商業的には、開幕前から
成功しているのです
よく考えれば、そうですね。
もちろん、名勝負や
ヒーローやヒロインが登場すれば
歴史としても盛り上がりますが、
それは、予測が出来ませんし、
評価するのも妙です
トップ選手が欠場することは
かつて、テニスでも同様でした。
どうして、ゴルフが競技復帰したのか?
それを考えれば、舞台裏の
本音の約束は安易に見えてきます。
むしろ、東京五輪のほうが、
時差で良い時間に放送できない
米国や欧州で予定していた金額で
契約できるのか、と
1日2万5千人の観客は未経験なので
不安が多いのかもしれません
松山プロの不参加は残念です
五輪はリオだけではなく、
2020年の東京五輪も
始まっているのです。
五輪のゴルフに期待し、
じっくりと楽しみたいと思います
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