ティーイングエリア越しに
田んぼが何枚も
連なっていました。
品種が違うのが、
別の理由なのか、
田んぼによって
色が違いました。
先週も紹介した通り、
基本的には、
黄金色になってきて
収穫間近です。
ミステリーサークルは
増えていました。
「アレは……」
と真相を
教えてもらいました。
嵐の風の跡では
ないそうです。
その場合は、
円形とかではなく
線上に田んぼ全体の
稲が倒れるような
感じになる、
ということでした。
真相は、
イノシシが
稲穂を食べた跡、
なのだそうです。
稲穂だけをきれいに
梳いて食べるとのこと。
知ってから改めて
見てみると、
凄い被害だと
複雑な気分になりました。
最初に書きましたが、
先週よりも
中央付近が
倒れている田んぼは
増えていました。
毎晩、奴らは出没して
人間様より早く
新米の宴を
繰り返しているのです。
イノシシを罠で
捕まえて殺処分するのは
多くの自治体で
奨励されて
いるようですが、
奴らは利口で
慎重なので
罠ではなかなか
捕らえられない、
と聞きます。
ナイショで
猟銃で撃ち殺す例が
絶えない、とも
耳にしますが、
田んぼを見ると
その気持ちが
理解できます。
散弾銃の場合は、
その場で倒れずに
かなり走ってから
絶命するらしく、
朝起きたら
家の庭に
イノシシが
死んでいた、
ということも
あるそうです。
届け出ると
警察だけでなく
役所なども来て
大騒ぎになって、
誰も得をしないので、
多くの場合は、
そのまま穴を掘って
埋めてしまうそうです。
イノシシが
稲穂を食べるように
なったのは、
最近のことで、
鼻がきく奴らが
稲穂の甘い匂いに
気が付いたからだと
いうことですが、
それだけ
美味しいお米が
出来ている証明か、
香り高い品種が
出てきているという
という事情なのだと
追加調査で
わかりました。
いつもお世話に
なっている
コースにも
イノシシは
出没します。
共存することが
正しいのだという
声も聞こえますが、
天敵が存在しない
くずれた
生態ピラミッドは
自然を大事にすることと
直結しない、
と思うのです。
農作物を荒らす奴らは
餌付けされた家畜に
なってしまっていて、
そもそも自然にある
食物だけでは
生きていないのです。
話が長くなりました。
もうこれ以上、
田んぼを荒らさないで!
と祈りながら
ゴルフをしたのでした。