きょうの朝日新聞にちょっと変な記事がのっていた。タイトルは『トランプ氏の最側近、新ソーシャルメディア 「次の大統領選に出馬なら必要」』である。
この7月の始めに、前大統領の側近ジェイソン・ミラーがツイッターに似た新しいソーシャルメディアGETTR(ゲッター)を立ち上げた。このミラーが朝日新聞の記者とのインタビューに応じて、つぎのように語った。
《ミラー氏によれば、トランプ氏に試作段階のゲッターを携帯電話で見せたところ、「画像がとてもシャープで鮮明だ」と驚き、すぐに「使ってみていいか?」と打ち込み、同社のエンジニアの「私の大好きな大統領へ」という返信を見て、大笑いしたという。》
《トランプ氏本人はまだ参加していない。ミラー氏は「トランプ氏はゲッターの成功ぶりをチェックしている」と語っており、ゲッターがある程度成長した段階で参加するとみられる。》
「画像がとてもシャープで鮮明」なのは携帯電話の性能ではないか。トランプがそれに驚いたというのは、ミラーとトランプの無知を示すブラックユーモアではないか、と思った。
さらに、トランプの打ち込みに、同社のエンジニアの「私の大好きな大統領へ」という返信に大笑いというところも、なにか、アメリカ的なジョークを感じる。最初から、その返信をエンジニアが用意していることに、トランプが何か愉快なものを感じたのではないか。
いっぽうでトランプは現実的である。ミラーのビジネスと距離を置いている。トランプは、ゲッターのビジネスが成功せず、借金を背負って倒産するリスクを警戒しているのでは、と思う。
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