ウミウサギ9種目ゲットで機嫌良く漁港入り
消防団の訓練のためか漁港に人がいない。
船揚場を波に濡れないように船回りをジグザグに歩いていると
トゲトサカが沢山捨ててある場所にたどり着く
(初夏~夏は海藻が多い気がしますが、秋~春はトゲトサカ類が多くなる。)
早速しゃがみ込んで捜索開始。トゲトサカ乾燥しかけていて手にとげが刺さる。
これがけっこう痛い。
カジメの茎をどかすと、赤細長い湾曲した素敵なフォルム
これはベニキヌヅツミさん!それも2つ。
しかし、幼貝でした。
生きていたら、きれいな外套膜みられるのに・・・。
昨年打ち上げで拾った「シュスヅツミ」にそっくり、ともにシロオビあるし。
でも、こっちのほうが細長いので、ベニキヌヅツミということにしておこう。
ベニの幼貝のあとは見つからないので、別の漁港に・・・。
こちらの漁港も、トゲトサカのゴミが多い。
しかし、ゴミの中に貝は見つからない。先客がいたかな?
しかし、コンクリートの割れ目の中に、赤い小さな貝が・・・
これは、うさだっぽい。
小さくて目が痛くなるほどだが、点が7つある。偽うさだだ!
気を良くして、割れ目をもう少し探ってみると、もっと小さな何かが見つかる。
うお!ついにヒナちゃんゲットだぜ♪
と、貝オタクな1日で幸せでした。
1円玉の、左ニセウサダ、右ヒナちゃんです。
J島
ここに通い続けて2年になるかな、最近は月1ペース。
ツグチやヤッコの打ち上げが嬉しくて、
時たまなんじゃこりゃって感じのレア宝貝やウミウサギが打ち上がるのも楽しい。
しかし、ここ1年良い思いをしていない・・・。
先月の台風で、砂もって行かれちゃったし。
行楽シーズンなので、お客さんも多い。
あまり期待感無くも、久しぶりに穴開きのツグチを一つ見つける。
ツグチを摘み上げながら、目線をちょっとずらすと・・・
白いが、まぎれもない兎の長物
キヌヅツミだ!!
ピンク系ばかりだったが、初の純白兎に感激。
しかし、あとは続かず。カミスジやカモン拾って、漁港回りに変更。
カモンダカラ(亜成貝)、サメダカラ(鮫はフレッシュだと青っぽくて好きな貝)、
カミスジダカラ(老眼でもはっきり見えるカミスジ模様)
ツグチガイ(久しぶりでも、穴開きじゃあね)、キヌヅツミ(これで9種目)
ガサガサだけど、両端のベージュ色が僅かに残る。中の小石がどうやっても取れない。
T島を後にして、J島へ向かう。
途中漁港で釣りをしている人達を横目に、陸採集。
陸採集といっても、買ったりもらったりじゃなくて、
釣り針に掛かった海底のゴミに付いている貝を採集するのです。
(実は、意外とタカラガイの生き貝が見つかる。)
写真は、釣り上げられた、海藻のアラメ。
よく見かける光景ですね。
釣り人は、釣り上げたゴミなど、海にもどさないんだよね・・・。
根っこの辺りを解体してみると。ほら、、、
タカラガイの幼貝が2つも出てきました。
釣り上げられてから時間がたってしまっているので、お亡くなりのようです。
そのほか、小さな巻貝10個、ウニ10個、カニやゴカイなど多数。
生きていそうなウニやカニ、貝などは海にもどしました。
(アラメはもどすと、釣り人に怒られそうなので、そのままにしておきましたけど・・・)
1本の海藻にもたくさんの命が生きているんですね。
私も釣りしている時は気がつかなかった・・・。
陸採集に話をもどしますが、これ以外と面白い貝の採集方法だと思いませんか?
前に、チャイロキヌタやオミナエシダカラの成貝を採集したことがあるし、
もしかするとちょっと深場の珍しい貝見つかるかもね。
タカラガイ幼貝、標本用に持ち帰ったが、大きなほう(メダカラ)は大破、水槽のカニの餌となりました。
小さなほう、なんか褄紅っぽい・・・5ミリしかないのでなんだか解らない、たぶんメダカラ。