にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

吹くからに秋の草木のしをるれば

2008-12-18 14:35:01 | 日常 雑感
吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐というらむ

                       文屋康秀

(秋の草木を山風が吹いて荒らす。荒々しい山の風だから 嵐と書くのだろう。)


私は、今日、すっかり、冬枯れてしまった野原に出くわしました・・・
木枯らしが何度か吹いて、草も花もすっかり枯れてしまった野原
ここは、ついこの間まで、緑の原っぱで花も咲いていたと思うのだけれど・・・
と、そこで、平安の歌人、文屋康秀の有名なこの歌を想いだしました。




                   


百人一首で有名な文屋 康秀(ふんや の やすひで、生年不詳 - 仁和元年(885年)?)の歌です。

文屋 康秀は、平安時代前期の歌人で、六歌仙・三十六歌仙の一人。

子に同じく歌人として有名な文屋朝康がいます。
朝康の百人一首の歌
「白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける」は、
先に記事にしております。




文屋の氏は文室とも書くそうです。
古今集仮名序には、
「ことばは巧みにて、その様 身におはず。いはば、商人のよき衣 きたらんがごとし」
と有ります。
官人としての業績も書き残されているそうですから、
文屋といっても、決して商人や新聞記者などでは無かったようです。


                       

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2 コメント

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Unknown (kissy)
2008-12-18 18:29:37
冬に枯れるのが物の道理とはいえ
なんともはかないですね。

冬になると勢いよく生い茂るっていうのは
ないんでしょうか?

普通に考えるとないように思えますが。
返信する
Unknown (にゃんこままの部屋)
2008-12-18 22:37:10
今日、散歩した場所がたまたまそういうところだったので
写真に撮ったのです。

我が町は、冬でもスミレの花が道路際の花壇や
公園に咲いています。
かなり寒そうに咲いているんですが...

クリスマスシーズンなので、ゴールドクレスタ
を玄関においておられるご家庭がありますね。

お正月に備えて、葉ボタンを玄関においておられる
ご家庭も多いな、と感じるこの頃です。
返信する

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