1989年に舞台化された 星・花・月・雪組、専科合同公演 「ベルサイユのばら」フェルゼンとマリー・アントワネット編 を、NHKテレビで観ました。
日向薫のフェルゼンと毬藻えり のマリーアントワネット、オスカルは大輝ゆう。
三人とも原作の少女漫画から抜け出たような美しさでした。
まさしく宝塚歌劇は、少女劇画の世界・・・「ベルサイユのばら」はその代表作でしょう。
フェルゼンとマリー・アントワネット編は、マリー・アントワネットが14歳でオーストリアからフランスに嫁ぐところから始まります。
彼女は、おつきのメルシー伯爵と大事にしているお人形のステファンとともにフランスに嫁ぐのですが、
このステファン人形が男の子の人形で、彼女のお友達なのですが(ボーイフレンド・・・・もしかしたら夢の中に出てくる彼女の王子様)
、
いつまでもお人形遊びをしていると王太子妃として成長できないと言って
メルシー伯爵に取り上げられてしまいます。
そして、このステファン人形は、アントワネットが最後に牢獄にとらわれて死刑の日を待つことになる、その最後の瞬間に、隠密の面会に訪れたメルシー伯爵によって
彼女のもとに返されます。
そしてひとりになり、ステファンを抱いて、愛おしいフェルゼンを思い出すアントワネットの前に、突然現れたフェルゼン。
「今すぐ逃げましょう!」と誘うフェルゼンに、アントワネットは人形のステファンを抱きしめて「いいえ、それはできません。
私は幼い王太子と王女の母です。あの子たちは今頃どこでどうしていることでしょう。
子供たちを見捨てて逃げることはできません。」
と、今度はステファン人形が幼い王太子に見立てられるのです。
そして、ふたり、最後の別れの抱擁、そのとき、死刑の呼び出しが・・・ステファン人形は、アントワネットの手からフェルゼンに渡ります。
そして、フェルゼンは人形を抱きしめて、ひとりになってからアントワネットを思って絶叫します。
人形は、アントワネットの形見となるのです。
このステファン人形は、池田理代子さんの原作には出てきませんが、舞台ではうまく使われています。
大階段が死刑台に見立てられ、アントワネットはこの世に別れを告げて、苦悩のフェルゼンの姿とともに、物語は終わるのですが、
ここからは、宝塚独自の世界・・・舞台は暗闇から一転して、電飾がまぶしいショーへと早替わりします。
ボレロの男と女のダンスは、大階段から始まるショーの見せ場のひとつですが、
男はフェルゼンの日向薫、女はオスカルの大輝ゆう。
お芝居の中ではかなわなかったフェルゼンへのオスカルの思いが、ショーの世界ではダンスでかなえられて、観客はまた違った感動を味わった気分になります。
それにしても日向薫さんの大きいこと・・ニックネームはネッシーでしたね~
それからアンドレ役の麻路さきさんも背が高いので、オスカルの大輝ゆうさんを包み込むラブシーンは絵になります。
ジェローデル少佐は、真矢みきさんでしたね。
「ベルサイユのばら」フェルゼンとマリー・アントワネット編・・・堪能できる舞台でした。
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日向薫のフェルゼンと毬藻えり のマリーアントワネット、オスカルは大輝ゆう。
三人とも原作の少女漫画から抜け出たような美しさでした。
まさしく宝塚歌劇は、少女劇画の世界・・・「ベルサイユのばら」はその代表作でしょう。
フェルゼンとマリー・アントワネット編は、マリー・アントワネットが14歳でオーストリアからフランスに嫁ぐところから始まります。
彼女は、おつきのメルシー伯爵と大事にしているお人形のステファンとともにフランスに嫁ぐのですが、
このステファン人形が男の子の人形で、彼女のお友達なのですが(ボーイフレンド・・・・もしかしたら夢の中に出てくる彼女の王子様)
、
いつまでもお人形遊びをしていると王太子妃として成長できないと言って
メルシー伯爵に取り上げられてしまいます。
そして、このステファン人形は、アントワネットが最後に牢獄にとらわれて死刑の日を待つことになる、その最後の瞬間に、隠密の面会に訪れたメルシー伯爵によって
彼女のもとに返されます。
そしてひとりになり、ステファンを抱いて、愛おしいフェルゼンを思い出すアントワネットの前に、突然現れたフェルゼン。
「今すぐ逃げましょう!」と誘うフェルゼンに、アントワネットは人形のステファンを抱きしめて「いいえ、それはできません。
私は幼い王太子と王女の母です。あの子たちは今頃どこでどうしていることでしょう。
子供たちを見捨てて逃げることはできません。」
と、今度はステファン人形が幼い王太子に見立てられるのです。
そして、ふたり、最後の別れの抱擁、そのとき、死刑の呼び出しが・・・ステファン人形は、アントワネットの手からフェルゼンに渡ります。
そして、フェルゼンは人形を抱きしめて、ひとりになってからアントワネットを思って絶叫します。
人形は、アントワネットの形見となるのです。
このステファン人形は、池田理代子さんの原作には出てきませんが、舞台ではうまく使われています。
大階段が死刑台に見立てられ、アントワネットはこの世に別れを告げて、苦悩のフェルゼンの姿とともに、物語は終わるのですが、
ここからは、宝塚独自の世界・・・舞台は暗闇から一転して、電飾がまぶしいショーへと早替わりします。
ボレロの男と女のダンスは、大階段から始まるショーの見せ場のひとつですが、
男はフェルゼンの日向薫、女はオスカルの大輝ゆう。
お芝居の中ではかなわなかったフェルゼンへのオスカルの思いが、ショーの世界ではダンスでかなえられて、観客はまた違った感動を味わった気分になります。
それにしても日向薫さんの大きいこと・・ニックネームはネッシーでしたね~
それからアンドレ役の麻路さきさんも背が高いので、オスカルの大輝ゆうさんを包み込むラブシーンは絵になります。
ジェローデル少佐は、真矢みきさんでしたね。
「ベルサイユのばら」フェルゼンとマリー・アントワネット編・・・堪能できる舞台でした。
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