2009-0425-yts751
伸びたりし枝つめたれど時みては
さやに咲きたり藤のむらさき 悠山人
○短歌写真、詠む。
○鉢仕立てなのでかなり枝を詰めたが、時は春とみて元気いっぱいに葉も花も開く。
□短写751 のびたりし えだつめたれど ときみては
さやにさきたり ふぢのむらさき
【写真】白飛びが目立つ。自宅で、先日。
【memo-宇治は紫にあらず?】先月(2009年03月)新刊の、西野正彬『宇治十帖は紫式部が書いていない』(文芸社)について。著者はこれに与する人として、非紫説とするには濃淡があるものの、一条兼良・小林栄子・与謝野晶子・円地文子・武田宗俊・大野晋などを例示する。また煩を避けて源氏物語を、「光の物語」(光源氏物語)と「宇治十帖」との接着として論を展開しているのだが、一読してなかなか面白い。源氏学者・陶酔者は多いけれど、この書のように、源氏物語を言語統計の手法で解析する人は、まだあまりいないのではないか。便利な電脳も、いまだに「感字返還」などが平気で出て来る時代なので、これからに期待したいと思う。
伸びたりし枝つめたれど時みては
さやに咲きたり藤のむらさき 悠山人
○短歌写真、詠む。
○鉢仕立てなのでかなり枝を詰めたが、時は春とみて元気いっぱいに葉も花も開く。
□短写751 のびたりし えだつめたれど ときみては
さやにさきたり ふぢのむらさき
【写真】白飛びが目立つ。自宅で、先日。
【memo-宇治は紫にあらず?】先月(2009年03月)新刊の、西野正彬『宇治十帖は紫式部が書いていない』(文芸社)について。著者はこれに与する人として、非紫説とするには濃淡があるものの、一条兼良・小林栄子・与謝野晶子・円地文子・武田宗俊・大野晋などを例示する。また煩を避けて源氏物語を、「光の物語」(光源氏物語)と「宇治十帖」との接着として論を展開しているのだが、一読してなかなか面白い。源氏学者・陶酔者は多いけれど、この書のように、源氏物語を言語統計の手法で解析する人は、まだあまりいないのではないか。便利な電脳も、いまだに「感字返還」などが平気で出て来る時代なので、これからに期待したいと思う。