悠山人の新古今

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短歌写真972 けふよりは

2010-09-02 03:00:00 | 短歌写真
2010-0902-yts972
けふよりは色取月といふなれど
柞はいまだあをあをとせり   悠山人

○短歌写真、詠む。
○九月の別名に「色取月」がある。現代では、紅葉彩りの月となろうか。樹木見本園を訪ねると、澄み渡る秋空に、樹高約20mの小楢が葉を青青と茂らせていた。説明板に、「柞 ほうそ ハハソ」と添えてあった。
¶柞(ははそ)=「樹木の楢(なら)や櫟(くぬぎ)などの総称。」(旺文版『古語辞典』)
□短写972 けふよりは いろどりづきと いふなれど
        ははそはいまだ あをあをとせり
【写真】きのう、樹木見本園で。
【memo-「紐」
】「呉竹の一夜に春の立つ霞・・・」で始まる『とはずがたり』。その第7歌は、
  心よりほかに解けぬる下紐のいかなるふしに憂き名流さん
であるが、この「紐」に「ひぼ」と振り仮名がある。これを読んで私の記憶は、瞬時に少年期へ遡及した。そのころ確かに「ひぼ」と聞いたことがあるからだ。異様な語感なので、記憶の奥底に沈んでいたのだと思った。
 ついでながら、作者後深草院二条と、院、高僧(有明の月)との関係が淡淡と語られるあたり、十三世紀の世界とは思われないほどである。(岩波版『新大系』による)
【memo-エヴェレスト】栗城青年がエヴェレスト(チョモランマ)登頂を目指して、その様子を衛星回線動画で、連日送信・公開している。月末28日には登頂を実況中継の予定。JST午後7時、13日目(2010年09月02日分)まで見終わった。 http://kurikiyama.fc.yahoo.co.jp/