6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

最北の古代城柵菅が遺跡 秋田城

2020-10-22 | 旅行

奈良時代〜平安時代にかけて
東北地方の日本海側に存続した
秋田城を見る事にした


以前に太平洋側の多賀城跡を観て
城跡のみの古代城に
すっかり魅せられたが
秋田城は平安奈良時代の
律令国家の地方官庁として
日本海に面してた
最北の城である

 
 
秋田駅からバス20分
小降り雨の中住宅街を縫って
秋田市内の小高い丘に
秋田城跡史跡公園前で下車

 
古代の城柵を復元整備して
東西南北約550mの不整方形
総延長2.2km内に
掘立柱、竪穴住居、井戸跡、
ごみ捨て場から食器類、
数々の漆文書、魚骨
政庁跡の土穴から発掘された
公文書等々興味深い
 
 
 
特質されるのは
古代水洗厠舎、くそべら、
堆積土から未消化の種、寄生虫の卵
等当時の食生活がわかるらしい
 


 


 
豚の寄生虫が発見され
豚を食べる習慣が当時ないことから
渤海から来た
外国人ではないかと・・・
 
外国人を迎える迎賓館のような
役割りを果たしていたのではと・・・
北方交易交流の役割りを
果たしていた様だ
 
秋田城歴史資料館で非鉄製兜、和同開珎
 


 
等々発掘物の数々を観て
ますます興味が湧き
まだ発掘途中
この先何が解明されるか
ロマンは尽きない
 


 
 
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥海山五合目の星空見物

2020-10-13 | 旅行
象潟の地図パンフレットをもらいに
観光案内所へ行き観光スポットを
聞いたら
偶然に
『おらほの鳥海山
  星空見学コース』
得々キャンペーンをやっている
 
星空見物は
天気が良ければ
鳥海山5合目まで案内するとのこと
 
 
早速申し込みホテルで待機
最初は鳥海山雲の中駄目かと
思ったらなんと夜になり
すっかり晴れ
中秋の名月今宵満月
決行する事に決まり
19.10に
宿泊ホテルまでお迎えに行くとの話し
 
驚いたことに20名集まれば
マイクロバスで行くとのことが
たった2人だけで
タクシーで観光ガイド付きとなった
 
鳥海ブルーライン最高所1150m
5合目駐車場では数十名の人が
ヤッケに身を包み星空を見上げて
いた
 


 
天の川が見られるかと期待したが
満月の月の明るさに
消されて見られず残念
今宵は
満月の表面がくっきり眩しく
その側に火星が
そして金星北斗七星まで一面に広がり
私には見れなかったが
UFOも見たとの人もいたが・・・
 
 
興奮してしばらく
宇宙の広さ、無限を楽しんで
次第に寒く人々もいなくなり
帰る事にした
 
眼下の象潟の夜景を観ながら
帰りの車中
ガイドとタクシーまで出し
地域振興策もお金がかかりますねと
話したら
秋田県知事に感謝してと・・・
 
二泊ぐらいの貢献がこんなにもと
頭を下げた
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遂に芭蕉の象潟へ

2020-10-10 | 旅行

芭蕉が奥の細道での
旅の目的地のひとつは

松島と象潟
そして松島は笑うが如く
象潟はうらむが如しと
書いている
 
その象潟へ今回はゆっくり
滞在して芭蕉の気分になって
自然に触れてみたく
宿を寺近くの温泉宿に
二泊取った
 
まず芭蕉が寄った満寺へ
 
象潟や
 雨に西施が
  ネブの花
 
雨にうたれるねむの花に
中国の悲劇の美女西施を
思い浮かべた一句
 
参道脇に芭蕉と西施の像が
忘られた様に寂しく建ち
人気は全くなく訪れる人も
いないようだ
 
 
松が立ち並ぶ参道の突き当たりに
江戸時代に創建された
古色豊かな堂々たる山門をくぐったが
拝観料売り場に管理人はいない
 
 
無断で境内を入りそして本堂前で
拝観料代の御賽銭をあげ
鐘を突いて合掌
 
この寺の方丈に座して簾を捲けば
風景一眼の中に尽きて・・・
 
汐越や
 鶴はぎぬれて
   海凉し
 
と芭蕉は詠っているがその方丈は見当たらない
残念!
 
裏側の庭園に向かう
 
鐘楼
 
猿丸大夫姿見の池
西行法師歌桜の跡
船着き場の石杭
 
樹齢1000年をこえるタブノ木
樹齢700年をこえ立派に刈り込まれたツツジ
 
 
等々観て荒れ果てた姿にがっかり
 
能因島から舟で寺へ渡ったと
奥の細道に書いてあったが・・・
 
芭蕉が象潟へ旅した
115年後の
文化元年(1804)象潟大地震で
地盤が4mほど隆起し
海が田んぼに変化し
今は海は見られず
田んぼの脇に
曼珠沙華が際立だって、咲いていた
 
 
引き返したら拝観所売り場から
人が出てきて
パンフレットも解説もなく
しっかり拝観料だけは・・・
 
無愛想なその人に
九十九島への行く道を聞いて
地続きの島々へ
実際は100を超えているらしい
今は田んぼで畦道化して
周囲を見上げるだけ
高さ10mほどの能因島に登って
能因法師が三年間静かに住んでおられたと
奥の細道で書いているが
石が二つほどあるだけでその形跡も無かった
 
その他の島々も
松が小高く生えて
畦道でつながっている状態
一部の田圃は
ヤシ、ススキ、ガマの穂で野原化
その中の畦道を周遊して
万歩計は優に1万歩を越えていた
 
 
芭蕉の見た風景と
だいぶ印象が違い
時の流れを十分認識した象潟であった
 
 
 
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雪旭岳湧水

2020-09-29 | 旅行

大雪山の雪解け水を
長い年月かけ天然フィルターを通して
良質で美味しくミネラル豊富な
源水が湧出

看板には
譲り合いの心をもって
水を汲んだら旭岳温泉、天人峡温泉に入りましょう
おなかが空いたら東川町で食事をしましょうと・・・
書いてある
 
 
管理人のおじさんが
じっと見ていた
 
皆さんでかい容器を何十個も
持ち込み
協力金百円を払い
自動車に積んでいた
 
私は500mmペットボトル1本だが
軽く会釈をして払った
 
市販の値段と同じになったが
なんか甘味があり
地域にお金を残し良かったと・・・
 
 
うすっらと紅葉しかかった
もみじ一本が
場違いの様に際立っていた
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種差海岸チョット見

2020-09-08 | 旅行

昔、八戸駅構内のレストランで
当地名産の焼きサバを食べていたら
向かいの中年御婦人から
美味しいですかと尋ねられた

会話が弾み
種差海岸が変化に富んだ地形で
すごく良かった

関西から来た甲斐があったと・・・

想像は夢を
機会を作って是非行って見たいと
その時思った
 
今回
GoToトラベルを利用して
レンタカーを借り
種差海岸の南に位置する
案内センターまで走り
道案内を受ける
 
今にも雨が降りそうな
どんよりした天候
案内センター前から
よく刈り込まれた
天然芝生が海辺まで拡がる
日本の景色でないような
壮大な雰囲気
 
 
遠くには岩場が突起して
松林が見える
 
晴れていたらどんなに素晴らしいか
遠く南側の弁天島や浜小屋は
のちの機会に残し
北部の蕪島方向に走りだした
 
松原が広く続く淀の松原
鳴き砂の大須賀海岸

西洋の古城を思わせる

円形の葦毛崎展望台
 
3から4万羽飛来するウミネコの蕪島
昨日までいたが
今は全羽飛び去った後
辺りの芝生に抜落ちた羽が
無数散らばっていた
 
 
 
空を仰げば
集団行動落ちこぼれか
二羽ウミネコが神社の上で
何度も舞っていた
 
車では見落とす景色が
沢山有る様な
長い変化のある海辺

文豪家達が散歩した海岸遊歩道を
植物鑑賞などしながら
ゆっくり歩いてみよう
 
ドライブでは駄目だと
肝に命じた
 
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十和田湖畔の乙女の像

2020-08-31 | 旅行

十和田湖は八幡平へ行こうと
奥入瀬渓谷から
十和田湖を横目にサラッと通過した時
以来二度目だ

あらためて十和田湖なるものを
落ち着いてみたいと
レンタカーで秋田県側から
アプローチ
 
湖沼ランキング5位
自然景観絶景ランキング14位
 
国道103号山頂630mの紫明亭展望台は
訪れる人は少なく静かに
十和田湖一望
日本八景の絶景ポイントだそうだが
曇っているせいかわたし的には
それほどとは思えなかった
 
 
初荷峠展望台では
十和田湖カルデラの外輪山が
見渡せその大きさがわかる
 
 
 
峠から湖面に下がれば
キャンプ場がゆったり湖畔に点在
そして
お土産街が駐車場と共に
しばらく続く
 
湖畔では
スワンボートのペアーが
あちこち遊園地のように
この世の花とばかり浮かぶ
 
それを横目に歩いて5分
たくましい女体像が
二体向き合って
高村光太郎彫刻の 
乙女の像が立つ
 
美しい景観に見合うシンボルとして
国立公園指定15周年を記念すべく
建築家谷口吉郎、佐藤春夫、草野新平
等々の委員に推薦され建立された
高村光太郎の奥さん
智恵子がモデルだそうだ
 
美しい十和田湖畔の傍に
日本女性の
ブロポシーョンで
2人が逞しく手を合わせ
こうでもしないと絶景には
釣り合わないのか
 
 
しばらくじっと鑑賞したが
この迫力に
私は芸術家で無いことを悟った
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八甲田山ロープウェイ

2020-08-28 | 旅行

若い頃 
酸ヶ湯に泊まりスキーと温泉三昧で
青春を満喫
八甲田山のロープウェイは
その時以来


今回は盆開けの夏
青森から八甲田をぬけて
十和田湖へドライブの途中で
山道は樹木が萌え緑一色
途中の八甲田山ロープウェイに
思わず駐車した

 
乗り場はコロナ禍の中
皆さんマスクをして
軽装で間隔を開け待機
意を決して乗る事に
 
長いロープウェイは
10分で標高1314m山頂駅まで
ガラガラ状態で上がる
 

ひるがえれば遥か向こうの
かすみの中に青森市内が浮かぶ

 
 
 
山頂は温度が低くなり肌寒い
歩道を歩き始めたら
蛇が樹木の上にトグロを巻いて
こちらを見ていた
恐る恐るそっと脇をすり抜け
 
 
しばらく遊歩道を歩き展望台にたどり着けば
田茂萢岳、毛無岱の湿原が
緑のジュータンを敷いたように
眼下に拡がり
その向こうに昔登った大岳、硫黄岳等の山々が重なる
 
 
 
秋、大岳に登った時は
ロープウェイには乗らず
登山道をひたすら
紅葉をめでながらの山行で
風の強いガスった頂上についたら
噴火口が突然眼前にでて
怖い思いをした
 
 
春スキーは
樹氷の中嬉々として滑った
あの時から早やいく年月
懐かしいより
我が身の老いらくぶりを
嘆くばかり
 
変わらないのは
美しい四季折々の景色
ロープウェイのお陰で
あっという間に登山気分を味わい
あっと言う間に下山した
 
 
光陰矢の如し・・・
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館奉行所内の兵糧庫

2020-08-19 | 旅行

函館奉行所には桜の咲く季節

何度も行ったが
今回は兵糧庫が開場されると
ニュースで知り
行ってみた
 
残念ながら3時閉館と中は見られず
開いていたドアの外側から
フラッシュで撮ったが・・・
唯の倉庫としか見えなかった
 
 
折角来たので奉行所全体の
3分の1の1000平米復元奉行所を
3度目
片隅に未だに当時の基礎跡が
何をか語らん
 
 
 
大政奉還により明治政府に引き継がれ
戊辰戦争最後の箱館戦争後
解体され
折角建てたのにわずか7年の寿命
 
復元した奉行所は
今も木の香りがして
コロナのため
厳重に管理され
静かに幕末期の
榎本武揚や土方歳三に想いを馳せた
 
 
外郭の石垣はツバが出て
日本の石垣とは様相が違う
 
その縁には
桜の木と松の木が見事に緑なし
五角形のお堀に映える
 
 
 
西洋式城郭は日本のお城と
雰囲気が違い
今は公園として静かに佇む
 
ここから歩いて近所の
函館美術館へ中空土偶を見に・・・
前回見た時は
レプリカだったので
今日は本物をと期待したが
ここも生憎4時半で閉館
残念‼️
 
八戸の根城を観るための
途中函館参り
慌てると
ろくなことがないようだ
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釧網線 無人釧路湿原駅と湿原

2020-08-08 | 旅行

釧路には
仕事でたびたび出張したが
釧路湿原展望台には
行く機会が無かった

テレビのブラタモリで
地形の変遷を知り
行ってみたくなり
釧網線無人駅の釧路湿原駅に降りた
 
駅はログハウス調でトイレも無く
旅日誌が無造作に置いてあり
誰も居ない駅は
幽霊が出そうで寂しい
 
 
本当は釧路湿原ノロッコ号に
乗りたかったが
網走からは発車せず
2両編成のガラガラ気動車だった
 
 
降りたのは私一人
外へ出れば急な階段があり
そこを登り広い道を
右折して登り10分
灌木の林から突然視界が開く
細岡展望台到着
 
眼前に広大な湿原展望だ
 
 
2万年前は陸地でそこへ海水が上昇し
海だったところが
砂に閉じ込められ湾に土砂がたまり
3000年前
ヨシ、ワタスゲ、ハンノキ、等の
草木が次第に生い茂り
現代の様な一大湿地地帯になると
ブラタモリで解説者が言っていた
 
 
 
 
 
残念ながら
雄阿寒岳、雌阿寒岳は
雲にかかり
見られなかったが
雄大な湿原は一望
小さな釧路川の蛇行が所々
沼のように見える
 
遠く微かに
西側の釧路湿原展望台が
点として赤く見え
そこまでは湿地が続き
壮大極まる
湿原の雄大さがわかった
 
 
細岡ネイチャーセンターから
車道を2km程歩いてみたが
エゾシシウド、ヨシの間には
紫のヤナギランが咲いているくらいで
ハクチョウも鹿も見られず
カヌーが沿線沿いの釧路川に
浮かびのどかな湿原だった
 
 
 
 
 
折返し電車に
乗って釧路駅に着いたら
向かいのホームから
釧路湿原ノロッコ号が
走り出し
あわてて撮った
 


 
走り去るノロッコ号を見て
昔、SLが走って
ダルマストーブでイカなど焼いて
雪景色の湿原をのんびり見なが
乗車したことを思い出した
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの摩周湖

2020-08-06 | 旅行


北海道100名山の道東地方を登る
通過地として摩周湖には度々訪れ
高台から湖面を見下ろし
直ぐに目的地に向かっていた

今回も野付半島の帰り道
二十年ぶりに通過したが
 
たまげたのは
当時、全く人がいなかったのが、
今はコロナ騒ぎをよそに
ドライバーによる
観光客でごった返し
駐車場に管理人が常駐して
静寂感溢れる霧の摩周湖から
一躍喧騒感漂う観光名所
 
多くの人々が
マスクごしに大声で奇声を上げ
自動車オートバイの激音が
凄まじい
しかも立派な駐車場、売店完備で
駐車料金を払わされる始末
それも500円も
世の中変わったものだ
 
駐車場のおじさん
申し訳なさそうな口ぶりで
硫黄山の駐車場もこの券で
止まれるからと・・・
 
トイレ料と諦め用を足して
高台から摩周湖を
さらっと見下ろし
足早に立ち去った
 
霧にむせぶ摩周湖
どころでなかったですね
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見晴らし360度の開陽台

2020-08-02 | 旅行
地球が丸く見えるとの
うたい文句に
中標津の開陽台に寄ってみた
 
宇宙からでないとわからない
格子状の樹木林と中標津の大規模農場を抜け
うねった地形を走り
 
それを抜ければ
絵具で書いた様な
牧草緑色になり
何度か車道を蛇行しながら
次第に登って
小高い小山の駐車場にたどり着いた
 
 
見上げれば階段の上に
立派な開陽台があり
そこからの景色は
晴れていることもあって
格子状の樹木林も見え
地平線の彼方まで・・・
 
標高270m
あたり一面広々と
牧場や農場の景観
360度見晴らしが良い
 
遥か彼方にオホーツクの海
斜里岳や阿寒、旭岳連邦が
微かに見えて
まさに北海道らしい雄大さだ
 
 
 
ライダーが多勢きて
どこどこを走ってきた
何が美味かったとか
真下の牧場牛に感激していたが・・・
 
ソフトクリーム屋の前は
人々が列をつくり
注文していた
 
牧場がそばにあるので
さぞかし美味しいのではと
連想してつられ買い
確かに美味しかった
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野付半島の風景

2020-07-30 | 旅行

北海道地図を観ると
知床半島と根室半島の中間に
嘴の様なかすかに
海に消えそうな野付半島がある

日本一の砂嘴だそうで
実際見たくなった
 
網走からレンタカーで飛ばし
人も車もまったく見かけない
農耕地のどこまでも続く
一本道をこれが北海道だと
高速道路並みに走り
制限速度を超えて
ナビ到着時刻30分も短縮して
一人悦に・・・
 
 
野付半島に入って
まず目を惹くのは
草原の中に
枯れ木の群が白骨化した風景
 
樹齢約百二十年前後
ナラやトドマツが塩に侵され
無惨な姿
トドワラと言うらしい
 
 
 
やがて塩湿地草原花園に
置き換えられる
自然の摂理
 
足元には既に
センダイハギ、ハマナス、蝦夷シシウド、
等々咲き乱れ
原生花園の成り立ちを体感した
 
 
 
 
野付半島ネイチャーセンターに
車を止め
突端の砂浜まで往復9kmの
原生花園を歩く
 
 
浜辺にはあさりがあちこち散在して
所々に枯れ木の群落トドワラが
哀れを誘う
 
 
歩道橋の先端からさらに
風に喘ぎながら浜辺を歩き
始まったシマエビ漁の打瀬船
見られるかと期待したが
海が広過ぎ発見できなかった
 
昼は
ネイチャーセンターで
旬の北海シマエビリを頼んだら
まだ生きて跳ねている
 
マスクをした手の美麗な
若いウエイトレスに
食べ方を教われば
頭の部分を割り
頭の味噌を食べ
胴体は尻尾を掴んで身を押出し
さびをつけて食べると
気をつけないと跳ねますので
注意して下さいと
ニコニコしながら親切に・・・
 
 
頭を取って左手で掴んだ尻尾は
まだピクっと跳ねて
いきの良さを痛感し
コリコリと甘い味は
さびなど必要としなかった
 
 
茹でた北海シマエビも
美味しかったが
生には敵わなかった
 
 
満腹後
潮風にあたりながら
砂浜で一寝入り
オホーツクの風景に浸る
野付半島だった
 
 
砂嘴に立つ電柱だけが
目立つ一直線の道を
また飛ばして
ひた走りルンルン気分で・・・
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清涼感ある能取湖

2020-07-27 | 旅行

能取湖に接するなだらかな丘陵地帯は
大規模な農園地帯

黄色の麦、甜菜の青、ジャガイモの白い花と三色が
絨毯を敷いた様に織り成し
風の足跡が麦の穂を撫でていった

 
そして彼方に
オホーツクの海が蒼くひろがり
潮風が心地よい
この清涼感
これぞ北海道
 
 
この景色がずっと続き
網走に近い
断崖絶壁に立つ能取岬灯台まで
ウキウキしながら走った
 
途中、車を止めて
カヤのあいだをかき分け
海に接する遠浅の砂浜に降り
向う岸の砂嘴を遠望した
 
綺麗な湖水の遥か向こうに
黒白の灯台を仰ぎ
 
 
 
 
 
今まさに初夏だが
流氷の接岸する厳冬は
雪氷と嵐の中に埋もれて
極寒の地と化し
厳しい環境を想像する
 
灯台が頼もしく見えた
 
 
漁船が一艘
静かに浮かびその遥かかなたに
網走の街が見え
近くのトンネルをくぐれば
そこは市内の外れだった
 
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

穏やかなサロマ湖

2020-07-23 | 旅行

地図上て海岸砂丘が細長く結び
日本で3番目に広いサロマ湖

これが湖かと思うくらいに大きい
その湖を形成した
突端のオホーツク海岸砂丘の
ワッカ原生花園を見たく
はるばる札幌から出かけた
 
網走からレンタカーで
途中まだ紅葉していないサンゴ草の
青い一大湿地帯を見て
 
 
 
サロマネイチャァセンターまで
ドライブ
そこで
レンター自転車を借りて
係員のおじさん
カメラを載せてと
前輪籠にタヲルを敷いてくれて
多少のアップダウンが有るけど
3段階あるから上手く
シフトダウンして
往復9kmだからと
親切に話し
気をつけてと手を振った
 
 
人の温もりを胸いっぱい感じ
澄み切った青空のなか
潮風受け小鳥のささやき
などの中草原花を愛でる
 
 
砂嘴の中程で
ワッカの水
(アイヌ語で水のある所)
塩水と塩水との狭間で
沸き続ける真水に奇跡を感じ
自然の生態に驚嘆し
その聖水をありがたく飲み
また来た道をサイクル
 
 
途中一面
紫色のエゾフウロ、ムシヤリンドウ、ヤナギラン
真っ赤なハマナス
黄色のカセンゾウ、センダイハギ、ヨツバヒヨドリ
白いシロヨモギ、エゾノシシウド
等々癒やしをもらう
 
 
オホーツクの塩水に
打ち勝つ植生は
健気で清楚な草花と
気分はハイ状態
 
驚いたことに
花園の中から
鹿の親子が
人馴れしているようで
いつまでもじっとこちらを見ていた
 
我がほっとけ農場を想い出し
花を喰い尽くすのではと
心配したが・・・
 
 
波音がない静かな湖に接し
大自然のゆったりした雄大さを
体感して
地元ホタテカレーを食し
お土産に貝柱を買って
幸福感がみなぎった
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北方民族博物館

2020-07-20 | 旅行

バスに乗り網走刑務所の横を過ぎ
高台にある北方民族博物館へ
行ってみた

博物館は雄大な丘に
スケールの大きな階段が
博物館の鉄骨尖塔に向かい
でんと構えてのアプローチ
 
平家の建物に入ると
吹き抜け空間に
先ほどの尖塔が天に抜ける
恐らく遊牧民のテントがモチーフか
 
 
そこから展示ゾーンに入れば
およそ1.5万年前
寒さや飢えに耐えながら
生活した衣食住の生業
北方民族文化をへと誘う
 
 
永久凍土の上で海陸獣を主食に
そのための狩猟道具
寒さから守る保温防水衣類
等々北方縄文人の生活文化が展示
 
 
北方文化の空間を
限りなく誘ってくれ
時間と空間の古代ロマンに浸った
 
 
それにしても衣類のデザインセンス
現代人も真っ青の機能とデザイン
今でも斬新で目を見張る
 
 
 
オホーツク文化に
脱帽です
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする