若い頃に
訪れた時は
まだ田舎で
たんぼの畦道に
紅い曼珠沙華がずうっと咲いて・・・・・
京都大原三千院
恋に疲れた女がひとり
はやり歌など口ずさみながら
旅情を味わう
大原三千院への道だつたが・・・・・
その田んぼを見たくて横道へ
今はどうだ沿道は土産屋が
延々と続き
歌などとんでもない
しかし
城壁のような石垣を越えれば
簡素な往生極楽院の
昔と変わらないこの情景
一面の苔と杉の大木
木漏れ日の光が際だつ
自然と溶け込んだ庭の
親しみ深さは
作為を感じさせず
私の心とらえて離さない
やはり三千院だった
訪れた時は
まだ田舎で
たんぼの畦道に
紅い曼珠沙華がずうっと咲いて・・・・・
京都大原三千院
恋に疲れた女がひとり
はやり歌など口ずさみながら
旅情を味わう
大原三千院への道だつたが・・・・・
その田んぼを見たくて横道へ
今はどうだ沿道は土産屋が
延々と続き
歌などとんでもない
しかし
城壁のような石垣を越えれば
簡素な往生極楽院の
昔と変わらないこの情景
一面の苔と杉の大木
木漏れ日の光が際だつ
自然と溶け込んだ庭の
親しみ深さは
作為を感じさせず
私の心とらえて離さない
やはり三千院だった