例年キャベツは虫に食われても
生野菜欲しさに栽培する
市販の種袋はすべて
種苗箱に蒔き切り
葉が4枚になったところで
移植するが
この時点で既に葉は蝕まれている
しかも
よく見ると所々茎が折れて
どうやら山鳩のしわざらしい
無農薬のため
葉の半分は青虫に喰われ
はりついた青虫の多さは
尋常では無い
見つけ次第指で圧殺するが
ちょっと勇気がいる
しかし
結球部分までは不思議と
喰われず小さな球が毎年
収穫できる
柔らかくて甘いと
数人の知人から評判だ
何故甘いのかわからないが
多分無農薬有機栽培が
影響しているのではないかと・・・
今年は猛暑で雨が降らず
芽が不揃いで例年とは違う
青虫も暑さのためか
あまり見かけないが
葉は蝕まれている

冬を迎えるにあたって
そろそろ防御フェンスを
撤去しようと思っていたところ
どこから侵入したのか
鹿の足跡が深く刻まれ
ところどころにころころした糞



被害はとよく見ればキャベツが
バリカンを入れた様に
揃って喰われているが端の方で
まだ7割は安泰だ

早く結球することを願っているが
また喰われはしないかと
周囲の防御ネットを点検するが
どこから入るのか不明
またやられるなと
毎日戦々恐々だ
その内に雪が降れば
防御柵を撤去しなければならず
その時は鹿の独壇場
収穫は断念せざるを得ない
例年キャベツは
食べきれず
新聞紙で包み榁に溜置き
毎晩酒の肴として
一皮一皮剥ぎながら生でかじり
一杯いただくのだが
さて今年は
甘いキャベツはダメかと・・・?