鳥糞砦の戦い~Limenitinae spp. サパ 22.Jul.2011(下)
1 ファンシーファン山の中腹を登って行きます。
2 ヘゴ(の一種)。
3~12 ジョウザン(野生アジサイの一種)発見。
13 これもジョウザンなのでしょうか? ヤクシマコンテリギの葉裏の色調にそっくりです。
14~15 一昨年キンイロフチベニシジミを撮影、昨年は谷底に落っこちた小渓流にリベンジ。でも蝶がいなかったので、すぐに引き返します。
16 前々回、黄色い花が咲いていた、ショウガ科の一種の実。
17 前々回、白い包炎花が咲いていた、テンナンショウの一種と同じ場所、たぶんその果実だと思います。
18 面白い!
19~20 渡渉地点の岩の上に生えている小さな花。タヌキモ科?
21 渓流の水溜りに溺れていたカブトムシの一種。
22 こちらも溺れかけていました。
23 トンボのことは良く知らない。一見ヤンマやサナエトンボに見えますが、トンボ亜科の種だと思います。
24 夕刻はヒグラシ(複数種)の大合唱となります。新しく買った録音機材の操作方法が分からないので、指をくわえて聞き流すだけ。今回の紀行で得たヒグラシの情報については後で纏めて紹介します。
25 蛾のことも良く知らない。よく他の蝶と一緒に吸水しています。
26~33 渡渉地点に戻ってきたのは、午後4時頃。しばらく休憩していると、どこからか、谷底から噴き上がる白い霧のように波打ちながら、次から次へとカルミモンシロチョウが湧きあがって来ました。そして気が付けば、一瞬の間に、あちこちに大吸水集団を形成しているのです。まるで魔法です。
滝壺に戻る道の河原にも、吸水集団が見られるはずです。昨日沢山いた岩の周辺には、地元の若者がたむろしていたので、ひとつ隣の岩を覗いてみました。ここにも大吸水集団が。
吸水集団は、多数の蝶の集まりというよりも、それ自体が一個の“不定形生物”であるがごとく、一つに凝縮して固まったり、飛び散って大きく広がったり、幾つもの集団に分かれ、またくっついて、何かの舞台を眺めているかの様な、ムーブメントを演出し続けます。
不思議なのは、一集団100頭を超そうかという全ての個体が、カルミモンシロチョウの♂ばかりということ。アゲハチョウ科やシロチョウ科の吸水集団を形成するのは比較的新鮮な♂だけ、ということは良く知られているので、驚きはしないのですが、サパには沢山いるはずの、タイワンモンシロチョウやエゾスジグロチョウが一頭も混じっていないのです。それどころか、今回は、タイワンモンシロチョウも、エゾスジグロチョウも、モンシロチョウも、一頭も出会っていません。まるで、カルミモンシロチョウのために、出現を控えているような、不可解な現象なのでした。
34 滝壷に戻って来ました。オバちゃんの店と女の子の店は隣あっているので、竹筒飯や串焼きは、双方から均等に買うことにしています。結構気を使っているのです。
35 どうしてみっともなくヤニ下がってしまうのでしょうか(汗)。
36 蝶のバイアーの御主人と。
37 サパ帰着は6時半。