★『手違いついでに、どうせなら「コンパクト版」で続けていくことにしました』
Bタマアジサイ上群
種子の周囲や両端に翼がある(●1/2)。子房下位、花柱は基部から2分し外側へ強く湾曲する(●3)。タマアジサイ群・ツルアジサイ群・テリハタマアジサイ群・バイカアマチャ群の4群を「上群」に纏めた。この4グループの単系統性の証明については保留しておく。ノリウツギ上群~コアジサイ上群と対応するが、ノリウツギのグループをこの一群に含める見解もある。日本では少数派だが、熱帯アジアおよび新大陸産のアジサイ族の大多数の種は、この上群か次のノリウツギ上群に含まれる。
BⅠタマアジサイ群 (→アジサイ属アジサイ節タマアジサイ亜節Subsect.Asperae)
花序または小花序の基部に早落性の苞を持つ(●1/2)。子房は半下位~下位、雌蕊の柱頭は基部から明瞭に分離して左右に大きく開く(●3)。正常花の花弁は早落性(●4)、稀に先端が接着したまま帽子状に脱げ落ちることもある(●5)。種子は両端が翼状に広がり、本体との付け根が括れる(●6)。雄蕊は10~20本(●7)。装飾花や正常花が鮮かな色彩を持つ種が多い。