場末の雑文置き場

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統一教会問題と嫌韓リベラル

2022年09月06日 | 政治・社会

最近、テレビでも新聞でも統一教会報道が盛り上がっているが、私は若干冷めた気持ちで見ている。もちろん統一教会と政治家との癒着は問題だと思ってはいるんだけど、報道の方向性に対する違和感もあったりして。

例えば、韓国発祥であることを必要以上に強調することとか。その「反日性」にスポットを当てて批判していたりとか。これに「リベラル」と思われている人たちも思いっきり乗っかっている。

私の両親なんかもそう。信者から金を毟り取っていて、政治との繋がりもある宗教は他にもあるけど、それでも統一教会には他の宗教法人とは違う特別な問題がある、なぜなら韓国のスパイだからだと。それっぽく解釈できることを言ったのではなく、本当にそのまま「韓国のスパイ」と言っていた。

ちなみに私の両親は自称「リベラル」を通り越して自称「左翼」だ。でも韓国はじめ周辺諸国に対する差別意識はしっかりと染み付いている。植民地支配について日本の償いはもうとっくに済んでいる、しつこく蒸し返す韓国が悪いという立場。そして私が「日帝」という言葉を使うと、普通の日本人は「日帝」なんて言わない、そんな言葉を使っていると韓国の手先かと思う、などと言って咎める。
「韓国のスパイ」「韓国の手先」なんて言葉を平気で使うような人間が自称「左翼」なんて本当にどうなっているんだろう。

私の両親に限らず、自分を多分リベラルだと思っていて多くの人からもそう思われているが、実は植民地主義者で周辺諸国に対する差別意識が強い人間は案外多い。
サンデーモーニングでコメンテーターをやっている寺島実郎とか、ジャーナリストの江川紹子とかもその類だと思っている。寺島も江川も私から見ると立派な右翼なのだが、保守系の人たちから敵視されたり「リベラル」の人たちから支持されていたりするように見えるので。

自分が保守だと最初から自覚してそう名乗っている連中よりもこういう似非「リベラル」のほうが腹立たしく感じてしまうことが最近多い。右翼なら右翼と自覚してほしいし、天皇制を容認するような人間が左翼を名乗るなと思う。


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