場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

第70回全日本体操競技種目別選手権大会(男子)の感想

2016年06月08日 | スポーツ

一番印象に残ったのは鞍馬。ものすごくレベルが高かった。
萱選手、亀山選手はやると思ってたけど、今林選手が素晴らしい演技をしていたのがとても嬉しかった。途中すっごい落ちそうなところがあったけど、なんとか乗り切ったね。所属を間違えられたときにユニフォームのセントラルスポーツのロゴをアピールする仕草に今林選手の人柄が現れていて和んだ。
長谷川選手は落下。残念だ。長谷川選手の演技、華があって一番好きなのにな。当然点数は出なかったけど、会場は沸いてたよな。
上位三人のレベルはものすごく高かったものの、貢献度の関係でここからは誰も選ばれず。まあ仕方ない。

鞍馬とは逆に残念な印象だったのが鉄棒。落下祭りだった。長谷川選手は鞍馬に続いてこちらでも落下。長谷川選手の演技、ホント好きなのにな。もうちょっと安定感があればなあ。
優勝は内村選手。解説で「内村選手の鉄棒は国内では敵なし」みたいに言われていたけど、私はそうは思わないかな。田中選手だっているし。 

代表メンバーは、神本選手が入ると予想していたんだけどそれは外れ。ベテランの多いメンバー構成になった。
神本選手は吊り輪の着地を決めていれば代表に入れたのかな。日本では苦手とする選手の多い吊り輪が得意だし、総合力もあるし、今後伸びてきそうな選手だから代表入りしてほしかったな。
田中選手はちょっと心配。国内の試合には強いけど世界選手権では大事なところでやらかすイメージがあるからな。
代表枠が5枠って少ないよな。6枠あったら良かったのにな。

後日、TV放送も確認した。解説は沖口さん。なかなか良い解説だったと思う。明るくてハキハキしていて聞き取りやすかった。
不満点は、今林選手の演技がカットされていたこと。何故だ。本当に素晴らしい演技だったのに。煽りVTR少なめにすれば、流せる時間十分あったじゃないか。


「仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS」感想

2016年06月02日 | 特撮

TVシリーズとは完全にパラレルっぽい。短くまとめるために、展開はものすごく強引になっている。
セットもショボい。特にコアミラー。今の技術で作ったらCGでもうちょっとうまくやれるよなこれ。深く考えずに雰囲気だけを楽しむものだと割り切ったほうが良さそう。

見所は
・TVSPにのみ登場するライダー、ベルデ
・ライダー大集合の絵面
・前半で退場したライダーたちがまた見られる
・榊原龍騎の真司とは違う華麗なるアクション
かな。

みんな性格が変わっていて、本編より更に嫌な奴になっていた。一人、二人を相手に大勢で殺しにかかるとか、最低だな。
TVで採用されたのは戦い続けるエンドみたいだけど私は閉じる選択を支持したい。戦い続けることを選ぶって、結局奴らと同じ穴の狢じゃないか。そして一人であんな大勢を相手にしなきゃならないんじゃ近いうちに破滅するのは目に見えているような。でも閉じるEDのほうが後味は悪かったんだよな。


手塚・蓮

手塚と蓮との会話がものすごく不自然な説明台詞だったのに笑っていたら、そのあと数分で手塚がお亡くなりに。最初の脱落者となった。早っ。
恵里の元彼? という設定のようだが、雄一はどうしたんだ手塚。この手塚は本編の手塚とは別人だな。あの中ではやっぱり一番まともな人だけど。本編の手塚ならこういう状況で参戦はしないよな。

この二人は恵里のためにライダーになったらしいが、恵里の気持ちも少しは考えてあげてほしい。自分のために彼氏と元彼が戦ってどっちか一人は必ず死ぬ、場合によっては両方死ぬ状況なんて彼女絶対喜ばないだろ。
本編の蓮にもこれは言えるか。恵里が普通の神経を持った女性なら自分のために蓮が人を殺したり、あんなに身も心もボロボロになって戦うことなんて望まないだろ。だから蓮のやっていることはただの自己満足でしかない。冷たい言い方をすると、恵里のためというよりは彼女がいなくなることを受け入れたくない自分のための戦いだよな。
神崎士郎もその点は同じだな。多分優衣を助けるためにライダーバトルを企画したんだろうけど、当の優衣は迷惑がってるのにその気持ちを無視して勝手に暴走してる。そういう意味ではこの二人似てるのかな。


須藤刑事

本編とは別人になっていた人その2。相変わらず棒読みダネ!
放送された部分だけでは分からないけど、浅倉を逮捕したのは須藤刑事だったらしい。裏設定まで見ると、TVSP版に限っては彼はあの中ではまともな部類っぽい。ライダーバトル以外で人を殺したりはまずしなさそう。
初対面の相手にもタメ口な礼儀知らずのライダーが多い中、この人は基本的に敬語で紳士的だ。モンスターが出てきて慌てて駆け出すんだけどすぐに伝票を取りに戻ってくるシーンは、彼の真面目さが出ていて良かった。
短い出演シーンながらもいい味出してたんだけど、やっぱりすぐ死んだ。TVSP版に限っては(元?)正義感あふれる刑事だったみたいなのに、極悪人の浅倉にやられる。くっそう、たまには蟹が浅倉を倒したっていいじゃないか。


芝浦

本編で最初見たときは気が付かなかったけど、演技上手いんだなこの人。若手出演者の中じゃトップクラスじゃないかな。本編であんなに短い出番で終わってしまったのがもったいない。
見た目は本編で見たときよりも更に可愛らしくなっていたような。髪が伸びたせいかな。本編でもこの髪型が良かったな。あと半袖なのもいいね。スーツよりやっぱりこっちのほうが似合う。
ただし根性の悪さと残虐さもグレードアップしていた。TVSP版の芝浦のキャラも、本編と同じようでいて若干違う。本編の芝浦は屈折したいじめられっ子っぽかったけど、こっちはいじめっ子っぽい。なにより驚いたのが、取り巻きがいたり高見沢の舎弟のようになっていたりしたこと。本編ではぼっちだったくせに!
そして本編の芝浦だったら一人、二人を大人数でボコって弱り切った状態にしてから殺すなんてことはしそうもないような。だってそんなのヌルゲーすぎて面白くないからね。
意外としぶとく生き残ってたけど、結局死んじゃうのね。その死に方がまたひどい。手塚と高見沢の死は意味があったけど、芝浦をあそこで殺す意味はあったのか?


高見沢/ベルデ

高齢ライダー……と思ったらDVDに付いていたデータファイルに28歳と書かれていた。幻覚かと思って三度見してしまった。こんな28歳嫌だ。嫌すぎる。浅倉の25歳も大概だと思ってたのに、それを軽く上回る衝撃設定が現れるとは。誤植であることを切に願う。

高見沢の変身するベルデのデザインは怪人寄り。武器や性能に個性があっていい。クリアーベントはチート。力押しより、こういうトリッキータイプのほうが好きなんだよな。レギュラーでこういうタイプがいてほしかった。
ファイナルベントはとてもカッチョ悪い。私の中ではもうシザースアタックを超えた。インパクトは抜群だけどね。手塚がこの技を受けて死ぬんだけど、地面に刺さっている様は間抜け極まりなく、悲しいはずの場面をギャグにしてくれやがった。でも結構好き。

このベルデ、高見沢より芝浦のイメージにピッタリな気がする。芝浦の変身後はこっちのほうが良かったな。クリアーベントとかコピーベントとか駆使して戦ってほしかった。武器がヨーヨーっていうのもガキっぽくて遊び感覚の芝浦らしいし。芝浦とゴツいガイとのギャップがいいっていうのもまあ、わからなくはないんだけど。


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