現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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批評空間ー時評3

2013-07-25 | 日本語教育私史
週刊日本語教育批評第21号まで、2012年8月に発行された、メルマガである。SF空間は大きく分けて、批評とは何か、という問いかけと、日本語教育の教師についての研究と教育にある。日常活動にあるメルマガの主宰者の目覚ましさは注目を浴びる。いわば恵まれた中での批評はそのテーマ起こしにある。そして顔の見える批評のあり方を、批評という活動で議論する。ある種、文体にもよるところがある。批評家の文のスタイルであるが、それを文芸に求めているわけでもないので、批評内容の分析に議論は落着するだろう。批評とは何かを問いつづけることはメルマガの編集にかかってくることである。研究デザインと研究活動デザインの評はよくわからない。実践者の経験が見えないからである。研究計画とどう違うか、この語の内実はプランのスケジュール化となるので、さきの研究デザインはその名のごとく実践モデルが意匠となる。研究活動そのものがデザインであるということは、形の良さだけを求めることになりかねない。 . . . 本文を読む

日本語語彙論2

2013-07-25 | 語と語彙
語の論と語彙の論とがあって語論は何をあつかい語彙論は何をあつかうかを述べる。語論は一つの語について述べる。語彙はその語の集合を述べる。その違いはあるか。おそらく語彙論となる前は、文法論にかかわる語構成の論があってそれが語論を作り、単位としての語を見れば語の論として成立していた。いまも語論は文法研究の一部門であり、単語の形態、用法、種類を研究する、あるいは単語の構成、活用、品詞性など種々の文法的な働きについてのものという辞書の解説がある。したがって語彙をとらえるときに一つの語とほかの語との関係をはじめ、それをまた語のグループとして全体を見るようなことになる。語彙が一つの語の語の論から始まってもよいだろう。さてその語であるが、もともと日本語でこの字義から語ると読むのでひとつの語だけを指すものでもない。単語というようになったのは語を数え立てるようなことからだから、日本語というようにこの語は複数の単語を指している。そう考えると、語彙と翻訳したのはなかなかに日本語の妙である。 . . . 本文を読む

186   もうすぐで

2013-07-25 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科  837 もうすぐで卒業だ  を例題にしている。動詞にかかる副詞を例題に見ている。国文法で、辞書を確かめてみると、すぐだ という形容動詞の用法だとわかる。辞書では、すぐに という副詞を項目とする。コラムの解説は、すぐ を副詞としているが、それはそれでよいとして、すぐ そのものを名詞とする解説があって、形容動詞の すぐだ すぐで すぐに という語を認めていない。おかしなことである。活用の用法で、連用形の副詞的用法を持つ。なお、もうすぐで卒業します もうすぐで卒業です という微妙な言い回しに、もうすぐ卒業します もうすぐ卒業です というような表現法の違いが日本語にはあって、それぞれ場面や文脈により意味合いがあるだろうと考えられる。 . . . 本文を読む