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暗殺の地政学

2017-02-22 | ほんとうのところは
トランプ大統領をカバーストーリーに続けたニューズウイークが、2017年6号までにキャンペーン赤と思われたほどだが、そこにまた、衝撃が走るニュースに変わった。タイトルには、北朝鮮 暗殺の地政学 とある。暗殺というキーワードには、何事をもって歴史を見るかという問いがあり、地政学には、国の関係性を思わせる。その中にある記事、急拡大する中国軍事費には、地勢の何物でもない、治政、治世と文字変換するが、地政我でない。2016年の中国軍事費支出は、1450億ドル、日本は473億ドルだと数字が並ぶ。アメリカと言えば、3677億ドルである。ロシアは、589億ドル、韓国が338億ドルとなっている。ニュースソースは英国国際戦略研究所、IISSが公表、軍事年鑑、ミリタリーバランスによる。 . . . 本文を読む

アンガー6秒

2017-02-22 | 新語・社会現象語
アンガーマネジメント入門講座なるものがあって、怒りのピークは6秒だそうだ。それを過ぎればイライラは収まるというわけだ。「怒りの感情のピークは長くて6秒です。かーっとなったピークを過ぎてから対処していきましょう」 怒りをコントロールするとでもいうのか。体調がすぐれないなどの第1感情があって、それを第2感情でコミュニケーションをするというとらえ方らしい。世界の中心は自分だけでなく多様性のもとに人々は接しあっている。人格を元にした対処を、そして感謝を持つようにと、教えている。 . . . 本文を読む

文と章と

2017-02-21 | 日本語文法文章論
文章があった。文を章としてたてる。その文は、綾であるから、ことばそのものを、いろいろに表現している。それが章をなすと、あやのあやである。字通によって、>また詩文の章節・楽章の意となる。文(文)が文身の意より文雅・文章の意となったように、章も入墨の意から諸義が展開する。その展開の過程は、両者に似たところがある。訓義に、詩文、楽曲の一節とある。章句となると、>【章句】しよう(しやう)く  文章の段落。章と句。〔文心雕竜、章句〕  と見える。章法、しようほう  作文の法、というのがある。わたしにとらえる文章は句を連ねたまとまりをなすものである。 . . . 本文を読む

一味

2017-02-21 | まさごと
講談社学術文庫の1冊、禅語散策、田上太秀さんの本による。 一味とは、海水の塩味である、という。 川の水は海に流れ込むとみな同じ塩味になるになる喩えである。喩えというには、そうなってしまっているのだから、この塩味は何を意味するか。その一味である。辞書によって、仏教の言葉の解説を見れば、>仏語。現象は多様であるが、実はすべて同一で、平等無差別であるということ。また、仏の救いは平等であること。デジタル大辞泉の解説  また、>〘仏〙 仏の教えが平等・一様であること。 → 一味の雨 大辞林 第三版の解説  と見える。一味の雨とある。大辞林 第三版の解説 いちみのあめ【一味の雨】〔法華経 薬草喩品〕 雨が一様に草木をうるおすように、仏の教えが広く流布することのたとえ。さて、一味の禅である。たどり着くところは、無差別、平等となるから、それが一味である。一味禅は純粋無垢の禅のことを指す。一味瀉瓶というのは、一滴も余さず、水を瓶にうつすことで、禅を伝えることを言う。行きつくところは、そこはどこなのか。 . . . 本文を読む

チョーカー

2017-02-21 | 新語・社会現象語
ファッション用語である、チョーカー、チョークからその名がついたかと見てみる。蝶ネクタイという連想もあって、ネックレス、ペンダントと、その用品の名前が、とうとう、首輪にたどり着いた。確かにそうだ、それをあれこれとそうぞうすることである。ツイッターに、書き込みがあったり、奴隷が存在していた時代には、自由を奪うために拘束具として首輪が用いられたなどと、解説を読んでいくと、ファッションの起こりはそういうところに、語源ならぬ由来があるものだろう。 >そばがき ‏@buckwheatpalace チョーカーはchoke「窒息させる」って英単語から来ていると知ったから、チョーカーを着けている人は誰かと支配・被支配関係にあって、チョーカーはその象徴というような印象を持ってしまい、美しいだけじゃなくて耽美性があるなあと思った  というのがあった。 . . . 本文を読む

日常語となった禅語

2017-02-20 | 日本語百科
講談社学術文庫の1冊、禅語散策、田上太秀さんの本による。日常語となった禅語に、茶話とある。茶話会などと使う。ちゃわ ということもあるらしい。茶の意味は、苦い茶もあれば、おいしくない茶もあるから、ありふれたほどの茶ということだと、田上さんは説明する。この禅語が、禅宗の寺院では、説法のことを指す。茶を飲みながらの話になる。夜間の茶話を夜話という。さわ、やわ、文壇夜話となった言葉の用い方に、飲むものまで変わってしまう、禅の用語である。その茶話に続いて、みつご、密語をあげて、綿密、親密と、とらえている。それは秘密にはならない、密である。密蔵という語もあるが、それは秘密になる。みつごはまた、みっちを開示する語である。ぶっち、仏意、みっち、密意ようになると、いかにも禅であるが、それを密語ごとして、内証を明かすことになる。しかし、密語を師資相承としたものであるから、難しくもなる悟りの境地である。親密の道理を密ととらえたのは、道元である。 . . . 本文を読む

1週間がたち、1か月がたち

2017-02-20 | ほんとうのところは
マレーシアのクアラルンプール飛行場で起きた白昼の事件、暗殺から7日が経過した。アジアの情勢を映し出す事件となるような兆候だ。ここに変化があるとすれば、この情報網の世の中で依然として歴史の事件は起こるべくして起こるのかということである。空港のカメラがその様子を13分写し出す記録映像をメディアが流すのを見る。瞬殺とタイトルにしているのは、まさに、情報が見せるものである。警察発表ではその死因がわからないとするのも時代の先にあるものへの不安を掻き立てる。マレーシアのクアラルンプール飛行場で起きた白昼の事件、暗殺から7日が経過した。アジアの情勢を映し出す事件となるような兆候だ。ここに変化があるとすれば、この情報網の世の中で依然として歴史の事件は起こるべくして起こるのかということである。空港のカメラがその様子を13分写し出す記録映像をメディアが流すのを見る。瞬殺とタイトルにしているのは、まさに、情報が見せるものである。警察発表ではその死因がわからないとするのも時代の先にあるものへの不安を掻き立てる。 . . . 本文を読む

戦闘があったか

2017-02-19 | 新語・社会現象語
攻勢と守勢が対になる。攻勢は、offensive、守勢は敵の攻撃を防ぎ守る態勢、防ぎ守る兵力であれば、defensiveとなる。ベトナム戦争で、テト攻勢とあった。抗争となると、出典:デジタル大辞泉 >[名](スル)互いに張り合い、争うこと。「派閥をめぐって各派が抗争する」「内部抗争」、それは、1. dispute 2. resistance となる。 http://digital.asahi . . . 本文を読む

2017-02-19 | 日本語百科
講談社学術文庫の1冊、禅語散策、田上太秀さんの本による。禅とはサンスクリット語の dhyāna の音写、禅那の略である。ディヤーナ。パーリ語では jhāna。ディヤーナは動詞ディヤーイから名詞に転じた。熟慮、静慮という意味、宗教的な語では瞑想、注意となる。禅は音写、禅那また禅思から禅だけを独立して用いられるようになったという。釈尊の修業はパーリ語のサマタ、止、ビバッサナー、観、つまり、止観である。釈尊が菩提樹のもとで行った座禅を継承している。そして、結跏趺坐をする。ここで、この書に見える、禅問答から生まれた禅語をあげると、つぎに、竿頭進歩、懸崖サッシュ、撒く手と書く、絶後再蘇、婆子焼庵、がんのうびちょく、目が横、鼻がまっすぐ、非風非幡、冷暖自知、風性常住、丹霞焼木仏、山河並大地全露法王身、日日是好日、平常心是道、一日不作一日不食。 . . . 本文を読む

句、節

2017-02-18 | 日本語文法文章論
文章に句があり節がある。文法論を文論の範疇で述べれば、句と節は主語の要素によって分ける。語と語とが主語の要素を持たないままに関係構成すれば、それは句レベルである。節は語と語とが関係構成して、文のなかにもう一つの文の関係構成を持てば、節となる。言い換えあれば、句はそのままで文になることはないが、節はそのままで文になる。この分け方は主語の要素を前提にした文単位の見方であるから、それを文章レベルでとらえる場合はどうなるか。ここに、日本語文法をとらえる主語の現れ方が議論されてきていることがわかる。文に現れない主語が、文章の文のなかにあるというふうに、文章には主語があるとする考え方である。文章は句、節はまた、その形式でもって、文とともに文章の関係構成にあるのが日本語である。文があって、句があって、ときには語だけでもって、文章を作っている。その句には、漢語文法のとらえ方による章句のことがあった。節には文法の主語の要素を見る英語文法などのとらえ方があった。日本語には、そのいずれをも許容する文章構造、文構造によると、句構造、節構造が認められる。 . . . 本文を読む